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「サナギ」はこの項目へ転送されています。スガシカオの楽曲については「奇跡/夏陰/サナギ」を、北山宏光 (Kis-My-Ft2) の楽曲「『蛹』」については「Kis-My-1st」をご覧ください。
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出典検索?: "蛹" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2020年7月)
Japanagromyza infernaの蛹

蛹(さなぎ)は、昆虫のうち完全変態をする仲間(完全変態亜節に分類される種類)が成虫になる寸前にとる、成虫に似た形で、ほとんど動かない一時期をさす。
概論

多くの昆虫は幼虫から成虫へと変態を行なう。バッタセミなどでは、幼虫の体は成虫と比較的よく似た構造と形態をもち、幼虫の背には小さな翅が見える。このような昆虫は、幼虫から脱皮によって直接に成虫へと羽化する。このような変態の様式を不完全変態という。

それに対して、チョウカブトムシなどでは幼虫の形態が成虫のそれと大きく異なっており、幼虫の体はひたすら餌を食べて栄養を蓄えるのに向いた形態をとる。彼らの体はおおむね、餌を認識する最低限のセンサー消化器官からできているといって良い。しかし、成虫になる一回前の脱皮の時に、成虫の構造をコンパクトにまとめた鋳型のような姿になる。これが蛹である。完全変態の昆虫では、蛹の段階において身体の大改造が行なわれ、成虫の体は、一般的には飛翔能力を含めた高い運動性を備え、異性と出会い交尾し子孫を残すのに都合が良い形態となる。このような変態の様式を完全変態という。
蛹化

完全変態をする昆虫幼虫から蛹になる時に行う脱皮変態のことを蛹化(ようか)という。

昆虫の種類によっては蛹化する前にを形成し、その中で蛹化する種類もいる。

蛹化する前には前蛹と呼ばれる状態になり体が動かなくなるが、刺激を与えると嫌がるような動きをすることもある。その後に脱皮が行われて蛹の形になる。蛹になった段階で、外部形態的には成虫の姿を折りたたんだような姿が形成されるが、内部の構造の大部分は蛹の期間中に新たに形成される。蛹は時間が経つにつれ、次第に着色するが、これは内部に成虫の体ができて、その体表の色彩や模様が透けて見えるものである。

カイコガが蛹化することを養蚕家は特別に化蛹(かよう)と呼ぶことがある。
蛹化の機構

蛹化の制御には複数のホルモンが関係していることが知られる。前胸腺から分泌される脱皮ホルモン(エクジソン。エクダイソンとも。)は脱皮を促進するが、このときアラタ体から分泌される幼若ホルモンが働かないと蛹化が起こる。終齢幼虫では通例は幼若ホルモンが分泌されないが、実験的に他の若い幼虫のアラタ体を移植してやると、そこから分泌される幼若ホルモンの作用で、その個体は次の脱皮でも蛹にならず大きな終齢幼虫となる。逆に若齢幼虫からアラタ体を取り去ると、まだ終齢でないにもかかわらず次の脱皮で蛹化する。
蛹の形態

蛹は成虫の大まかな外部形態だけが形成された鋳型である。その内部では一部の神経呼吸器系以外の組織はドロドロに溶解している。蛹が震動などのショックで容易に死亡するのは、このためである。幼虫から成虫に劇的に姿を変えるメカニズムは、CTスキャンで観察できる[1]ものの、未だに完全には解明されていない。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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