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蛇腹楽器(じゃばらがっき、bellows driven instrument)は、蛇腹操作による気流でフリー・リードを鳴らす鍵盤楽器の総称。「アコーディオン属」(アコーディオン族)と「コンサーティーナ属」(コンサーティーナ族)から構成される。 蛇腹楽器は、手で「ふいご」状の蛇腹を動かすことで楽器の中に空気を出し入れしてフリー・リードを鳴らす気鳴楽器の総称である。英語では bellows driven instrument、英語の俗語では squeezebox (直訳すると「圧搾箱」)、ドイツ語でHandzuginstrument、中国語で“手?琴”(手風琴)[注釈 1]と総称される一群の楽器を指す。具体的には、アコーディオン族とコンサーティーナ族(バンドネオンやコンサーティーナなど)が含まれる。 蛇腹楽器の種類は多い。以下に主な種類のみを示す。 左右非相称左右相称
概要
主な蛇腹楽器
押引異音式ダイアトニック・ボタン・アコーディオンアングロ・コンサーティーナ
ジャーマン・コンサーティーナ
ケムニッツァ・コンサーティーナ
バンドネオン
押引同音式クロマティック・ボタン・アコーディオン
ピアノ・アコーディオンイングリッシュ・コンサーティーナ
デュエット・コンサーティーナ
クロマティック・バンドネオン
アコーディオン
1822年にドイツのフリードリッヒ・ブッシュマンが原型を発明した、あるいは、1829年にオーストリアのシリル・デミアンが発明したとされる。当初はダイアトニック式のみだったが、後にクロマティック式も開発された。
コンサーティーナ
アコーディオンとは別個に、同時期のイギリスで発明された。当初はクロマティック式だったが、後にダイアトニック式の機種も開発された。
バンドネオン
本来は重厚低音化した大型のコンサーティーナであったが、後に独立した楽器とみなされるようになった。
楽器の形状主な蛇腹楽器(東京・谷口楽器の店頭で撮影)
ピアノ・アコーディオン:1,2,13