虹_(L'Arc?en?Cielの曲)
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}L'Arc?en?Ciel > ディスコグラフィ > 虹 (L'Arc?en?Cielの曲)

「虹」
L'Arc?en?Cielシングル
初出アルバム『HEART
B面THE GHOST IN MY ROOM
リリース1997年10月17日(8cmCD)
2006年8月30日(12cmCD)
2006年9月20日(配信)
2019年12月11日(定額配信)
規格8cmシングル
12cmシングル
デジタル・ダウンロード
ジャンルロック
時間10分10秒
レーベルKi/oon Sony Records
作詞・作曲hyde (作詞)
ken (作曲)
プロデュースL'Arc?en?Ciel
CHOKKAKU、秦野猛行
ゴールドディスク


ダブル・プラチナ(CD

ゴールド(シングルトラック[1]
※ いずれも日本レコード協会認定
チャート最高順位


週間3位(オリコン

週間13位(12cmCD再発盤・オリコン)

1997年10月度月間5位(オリコン)

1997年11月度月間10位(オリコン)

1997年度年間53位(オリコン)

登場回数25回(オリコン)

L'Arc?en?Ciel シングル 年表

Lies and Truth
1996年)虹
1997年winter fall
1998年

『HEART』 収録曲

Shout at the Devil
(4)虹 (Album Version)
(5)birth!
(6)

Clicked Singles Best 13』 収録曲

Lies and Truth
(3)虹
(4)winter fall
(5)

ミュージックビデオ
L'Arc?en?Ciel「虹」-Music Clip- - YouTube

テンプレートを表示

「虹」(にじ)は、日本のロックバンドL'Arc?en?Cielの7作目のシングル。1997年10月17日発売。発売元はKi/oon Sony Records
解説

4thアルバム『True』から約10ヶ月ぶりとなる新譜で、前作「Lies and Truth」以来約11ヶ月ぶりとなるシングル。1997年2月にドラマーのsakuraが覚醒剤取締法違反により逮捕され、事実上の活動休止状態だったL'Arc?en?Cielにとって、活動再開一発目のシングルリリースとなっている。本作のレコーディングには、前述の逮捕もありsakuraは参加しておらず、本作はhydekentetsuyaの3人体制のL'Arc?en?Cielが唯一発表した作品となっている。3人体制となった状態でリリースを踏み切ったことについて、メンバーは「この曲は3人で出さなければならない」と本作発売当時のインタビューで語っていたことがある。

本作発表の約5ヶ月前の1997年5月には、前述のsakuraの逮捕を受け、残りのメンバー3人はリフレッシュも兼ね、イギリスロンドンに渡航している[2]。ロンドンではhydekentetsuya及びマネージャー2人の計5名でフラットを借り[2]、同年5月8日から同年5月23日まで共同生活を送ったという[2]。ロンドンでの生活について、帰国後に受けたインタビューでメンバーは、市街のクラブに遊びに行ったり、様々なアーティストのライヴを鑑賞しに出掛けていたと述べている[3]。また、kenは渡航先の楽器屋に入った際に、目についたアコースティック・ギターギブソン・J-50を購入したという。日本に戻った後、kenがこのギターを何気なく鳴らしていたときに、偶発的に表題曲の原型が生まれている[4]。こうして出来た曲の原型をもとに、メンバーとセッションを重ね、力強さと希望が秘められたドラマティックかつスケールの大きな楽曲に仕上げられている[5]

なお、本作の表題曲は、バンド名の「L'Arc?en?Ciel」を日本語に訳した「(=空に架かる弧)」というタイトルが付けられており、L'Arc?en?Cielを代表する楽曲の一つとなっている。このタイトルに込めた想いについて、作詞者であるhydeは「虹っていうのは、雨が止んで太陽が出た時に、空に咲く花のようなものだと思うんですよ。つまりそういう想いや状況になっていてこそ伝わるものが、きっとあるはずだって。そう思ってタイトルを虹にしたんです。でもそれは僕の個人的な気持ちだから。このタイトルを見て、この曲を聴いた人、ひとりひとりがそれぞれに、その意味を考えてくれていいと思ってます[6]」と述べている。

ただ、表題曲のタイトルを決めた当初、hydeは安直な曲名と感じていたため、あまり気に入ってなかったという[7]。タイトルを決めた経緯について、hydeは「詞を書き始めた時から、なんとなくその言葉(虹)はアタマの中にあって。くさいタイトルやなぁと思いながらも詞を進めて行って、まぁタイトルは最後に考えればいいやと思ってたんだけど、いざ最後にタイトルを考えようと思ったら、もうそれ以外はどうも色あせた感じになってしまって。で、もうクサイけどこれはメンバーに言うしかない!と思って、クサイと思うんやけどどうかなぁ?って。そうしたらみんなも微妙な顔して(笑)、いや、確かに分かるけどぉって感じ(笑)。でも最終的にもうそれ以外に見つからなかった[7]」と述べている。「虹」というタイトルをhydeから聞いた時の心境について、作曲者のkenは「単純にあ、いいなあっていうのと思いっきしすぎるかなっていうのがありましたね。でも、次第にこういう思いっきしすぎるのもいいんじゃないかってなった[8]」と語っている。また、tetsuyaは「最初にhydeから聞いたとき、時間をおいて慣れたら絶対もっと印象がよくなる言葉だと思った[8]」と述懐している。

なお、本作の表題曲はメンバーにとって非常に思い入れの深い楽曲となっている。2005年に放送されたテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』に出演した際、司会のタモリに「ラルクの中で大切にしたい曲はある?」と聞かれ、hydeはこの曲をあげている。また、同番組の別の放送回に出演した際には、「21世紀に残したい曲」というテーマに対してこの曲をあげている。さらにライヴにおいてこの曲は、バンドの代表曲ということもあり頻繁にセットリストに組み込まれており、特に記念となるライヴの本編ラストやアンコールのラストで演奏されることが多い。2006年に開催した結成15周年を記念したライヴ「15th L'Anniversary Live」、2011年に開催した結成20周年を記念したライヴ「20th L'Anniversary LIVE」の初日公演、2022年に開催した結成30周年を記念したライヴ「30th L'Anniversary LIVE」では、公演を締めくくる最後の曲としてこの曲が披露されている。ちなみに、1997年東京ドームで開催したライヴ「1997 REINCARNATION」において、この曲をL'Arc?en?Ciel名義で初披露した際は[注 1]、公演の幕開けとなる1曲目および公演を締めくくるラストナンバーとして、1公演で計2回演奏している。また、2011年に放送されたテレビ朝日系特別音楽番組『ミュージックステーションスーパーライブ 2011』では、約14年ぶりにこの曲がテレビで披露されている。余談だが、シンガーソングライター平井堅が、1999年7月7日に開催したコンセプト・ライヴ「Ken's Bar」において、この曲のカバーを披露している。また、2023年6月27日にギター&ベースブランドのフェンダーが、東京原宿の「FENDER FLAGSHIP TOKYO」において同店のグランドオープニングパーティーを開催した際、kenを含め多くのアーティストによるスペシャルセッションを催しているが、ken、MIYAVISuspended 4thのセッションコーナーでこの曲が演奏されている[9]

ところで、L'Arc?en?Cielの7作目のシングルとして発表する予定だった表題曲は、実を言えばアルバム『True』に収録されていた楽曲「the Fourth Avenue Cafe」であった。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:82 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef