虞婁靺鞨(ぐろうまっかつ)は、靺鞨の諸部の一つ。 靺鞨はもともと靺鞨七部に分かれ、それぞれが大河の水域を支配するかなり大きな勢力であったが、渤海が建国することによって分断される[1]。特に南部の方にいた諸部は、渤海建国の主体となるが、建国後、今度は東や北の方にいた諸部が、渤海に阻まれてなかなか唐に遣使することができない状況となる[1]。一方、払涅靺鞨、虞婁靺鞨、越喜靺鞨、鉄利靺鞨といった集団は、時々唐と通ずることがある[1]。つまりそういった渤海の圧迫や規制を受けながら、そこからそれを迂回するなり何なりの方法を取って、唐と連絡を取るようになる[1]。
概要
脚注^ a b c d 田中聡 著、北海道大学アイヌ先住民研究センター 編 『文献史からみた古代北方世界の『民族』的動態』
表
話
編
歴
靺鞨八部
黒水靺鞨
白山靺鞨
粟末靺鞨
伯咄靺鞨
安車骨靺鞨(鉄利靺鞨)
払涅靺鞨
号室靺鞨(越喜靺鞨)
虞婁靺鞨
更新日時:2022年7月14日(木)00:38
取得日時:2023/01/06 14:10