蘇州市
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中華人民共和国 江蘇省 蘇州市
左上から時計回り:拙政園、虎丘の雲岩寺塔、金鶏湖と東方之門ビル、山塘街の普済橋、夜の?門左上から時計回り:拙政園、虎丘の雲岩寺塔、金鶏湖と東方之門ビル、山塘街の普済橋、夜の?門
略称:蘇 / 呉
別称:姑蘇 / 呉都 / 呉門 / 呉中 / 平江



江蘇省中の蘇州市の位置江蘇省中の蘇州市の位置
中心座標 .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯31度19分0秒 東経120度36分0秒 / 北緯31.31667度 東経120.60000度 / 31.31667; 120.60000
簡体字?州
繁体字蘇州
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カタカナ転写スーチョウ
滬?Sou1 tseu1(蘇州)
Su1 tseu1(上海)
国家 中華人民共和国
江蘇
行政級別地級市
市委書記曹路宝
市長呉慶文
面積
総面積8,488.42 km²
市区1,649.72 km²
人口
総人口(2011)1051.87 万人
経済
GDP(2021)22,700 億元
一人あたりGDP177,500元
電話番号512
郵便番号215000
ナンバープレート蘇E 蘇U
行政区画代碼320500
市樹クスノキ
市花モクセイ
公式ウェブサイト: https://www.suzhou.gov.cn/

蘇州市
簡体字 ?州
繁体字 蘇州
郵政式Soochow

発音記号
標準中国語
漢語?音S?zh?u
ウェード式Su1-chou1
IPA[sú.t?ó?] ( 音声ファイル)
国語ローマ字Sujou
注音符号????
客家語
客家語?音Su-chu
粤語
イェール粤?S?u-j?u
粤?Sou1-zau1
?南語
?南語白話字Soo-ci?
台湾語ローマ字Soo-tsiu

蘇州市(そしゅうし、中国語: 蘇州市/?州市、.mw-parser-output .pinyin{font-family:system-ui,"Helvetica Neue","Helvetica","Arial","Arial Unicode MS",sans-serif}.mw-parser-output .jyutping{font-family:"Helvetica Neue","Helvetica","Arial","Arial Unicode MS",sans-serif}?音: S?zh?u、英語: Suzhou)は、中華人民共和国江蘇省東南部に位置する地級市

古くから絹織物で発展した国家歴史文化名城であり、上海市に隣接する地の利があり、現在も省の経済的中心である。

蘇州で話されている蘇州語(蘇州方言/蘇州話)は、北部呉語を代表する方言と考えられていたが、現在は上海語にその座を譲っている。蘇州方言と上海方言とでは、異なる語彙や発音があるが、しばらく会話すれば意志の疎通に大きな支障はなくなる。但し、学校での普通話標準語/共通語)一辺倒による教育により、上海語の事例同様、若者は蘇州語を話せなくなってきている。その問題に対し、学校・教育側は方言の授業を設ける等を検討している。また、上海に比べ方言(蘇州語)によるTV番組が多く見られる。

中国地名の変遷
建置秦代
使用状況蘇州市
呉県
前漢呉県
泰徳県
後漢呉県
三国呉県
呉郡(222年)
西晋呉郡
東晋十六国呉郡
呉国(326年)
南北朝呉国
呉郡(421年)
呉州(503年)
蘇州
呉州(605年)
呉郡(607年)
蘇州
呉郡(742年)
蘇州(758年)
五代蘇州
北宋/蘇州
平江府(1113年)
南宋/平江府
平江路
隆平府
蘇州府
蘇州府
中華民国呉県
蘇州市・呉県(1928年)
呉県(1930年)
現代蘇州市

地理

長江の南側にあり、長江デルタの中心部、太湖の東岸に位置する。東北側には、上海蟹の産地として名高い陽澄湖がある。

北京から南京を経て、崑山、上海を結ぶ京滬線が通り、蘇州駅には特急が停車する。

上海を起点に蘇州市街を通って西に延びる312国道と、常熟市街を通る204国道が幹線道路としてある。また、上海から南京に向かう滬寧高速道路が通っている。滬寧高速道路は蘇州で常熟嘉興を結ぶ南北の蘇嘉杭高速道路と交差しており、2008年には常熟から長江を渡って南通に通じる世界最大の斜張橋である蘇通長江公路大橋により長江対岸と連絡された。滬寧高速道路は交通量の増加によって渋滞が起きやすくなったため拡幅工事を進めているほか、常熟を通る沿江高速道路が常州までのバイパスとして建設された。

古来、北京と杭州を結ぶ京杭大運河が通るなど、水運もよく利用されている。北部の太倉、常熟、張家港の長江沿いの地域には、水運を生かせる大規模工場が作られている。

運河による水運が生活に溶け込んでいることから、旧市街地及び周辺の水郷地帯を含めて、「東洋のヴェニス」と呼ばれるが、ヴェニスよりも歴史は古い。

環状の堀で囲まれた旧市街は新しいビルなどは少なく、昔からの住宅が立ち並び、世界遺産の園林などが点在している。これに対し新市街は近代的なビルや高層住宅などが立ち並んでいる。郊外は工場地帯が点在している。

蘇州旧市街

蘇州旧市街

街中を通る運河

歴史

古くから長江の南に位置する、江南の主要都市として栄えてきた。春秋時代の都が置かれ、呉文化圏の中心であった。伝説によれば、諸樊がこの地を本拠と定め、闔閭が呉の都として整備したと言われている。臥薪嘗胆呉越同舟の舞台である。以後には会稽郡、後には同郡から分離した呉郡の役所が置かれた(同時に呉県の役所も設置された)。代に蘇州の名が始まったが、南朝最後の末の民衆反乱(589年)で町が破壊されて郡の役所なども他の町に移されており、本格的な再建は役所を蘇州に戻した太宗時代以後のことになる。五代十国時代には呉越国の都となり、北宋神宗時代に(首都に准じる都市)への昇格に伴って平江府、には平江路と呼ばれるようになった。この間、南宋遠征軍が平江府を攻撃して再度町は大規模な打撃を蒙った(1130年)が、南宋政府によって再建されている。元末の張士誠も呉王を称して蘇州に都した。になると、蘇州府が置かれて以後は現在の蘇州という名称が固定化された。

古くから中国の先進的な絹織物産地として経済的に豊かな町であったが、南宋時代に付近で木綿栽培が広まると綿織物の分野でも屈指の生産を図るようになる。だが、アヘン戦争後の上海開港にともなってその経済的地位をいくらか低下させた。


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