藻岩山
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藻岩山
藻岩山(2009年3月)
標高531 m
所在地 日本
北海道札幌市南区
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯43度01分21秒 東経141度19分20秒 / 北緯43.02250度 東経141.32222度 / 43.02250; 141.32222座標: 北緯43度01分21秒 東経141度19分20秒 / 北緯43.02250度 東経141.32222度 / 43.02250; 141.32222[1]
山系後志山地
種類複成火山
最新噴火280-230万年前
.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left}藻岩山 (札幌市)札幌市の地図を表示藻岩山 (札幌市)札幌市の地図を表示藻岩山 (北海道)北海道の地図を表示

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藻岩山(もいわやま)は、北海道札幌市の中心部から南西約5キロメートル札幌駅の南西6km[2])に位置する[3]標高531メートル (530.9m[4][5]〈531.03m[6]〉) の山[1]
概要

藻岩山にはロープウェイ自動車道が通り[1]展望台や冬季はスキー場により、札幌市民や観光客の行楽地となっている[2]山頂展望台より石狩平野の眺望(2012年4月)

山頂に登るには、北側から「もいわ山ロープウェイ」と「もーりすカー」(ケーブルカー)を乗り継ぐか[7]、あるいは南側から「藻岩山観光自動車道」(冬季休業)で中腹まで至り、「もーりすカー」に乗り換えて行くことができる。ともに有料。また、5つの登山道も整備されている[8][9]山頂展望台から望む札幌市街の夜景(2009年10月)

山頂展望台からは石狩平野、そして石狩湾までを一望することができ、夜には札幌市街の夜景を楽しめる[10]。夜景は、函館市函館山小樽市天狗山とともに「北海道三大夜景」の1つとされ[6]、日本の「夜景100選」にも認定されている[11]。また、札幌市は2015年平成27年)より「日本新三大夜景都市」に認定されている[12]

札幌市南区北部に位置し[2]、中心部から近いという立地もあって、多くの市民や外国人を含む観光客でにぎわう。2017年(平成29年)度の来訪者は約90万6000人[13]。山頂の南東方向に札幌藻岩山スキー場がある。

小惑星(5146) Moiwaは藻岩山に因んで命名された[14]
地質と地形円山の頂上から見た藻岩山と豊平川扇状地(2005年1月)

藻岩山の基盤を構成する地質は、650-300万年前[15]第三紀中新世末から鮮新世[16]浅い海底に溶岩が噴出した際に形成された西野層と称される堆積岩であり[17]角閃石デイサイト質溶岩・貫入岩、ハイアロクラスタイト(水冷破砕岩[18])、安山岩軽石凝灰岩泥岩からなる[19]。その後、280-230万年前にかけて[15]、鮮新世末から第四紀更新世初頭に起きた[20][21]三度の噴火により安山岩質溶岩が噴出し、山体を作った[15][22]。最も古い下部の藻岩溶岩 3(軍艦岬溶岩[23])は「軍艦岬」と呼ばれる北尾根突端部に見られるが、山体の大部分は2度目の噴火による山頂付近から北側尾根にかけての[24]藻岩溶岩 2(藻岩山溶岩 II[25])に覆われる[16]。山頂から南側の尾根沿いには最も新しい藻岩溶岩 1(藻岩山溶岩 I[25])が認められる[16]

藻岩山は後志山地の東端に位置する[26]。藻岩山の山頂からは、崖錐状堆積物[27](山麓緩斜面堆積物[24])の見られる幅広いを挟んで、南東に向けて尾根が北側と南側に並んで延びる[16]。藻岩山の北東面は直線状の斜面を形成し、豊平川扇状地面(札幌面)に接している[28]。山麓に近いところが山鼻という地区で[29]、その北方に札幌市中心部が発展している。市街にビルが立ち並ぶ以前に札幌の人々が馴染んだ藻岩山の姿は、この方面から見たものである。藻岩山と豊平川(2004年5月)

北側の尾根は、札幌市街方面から見ると裾野が長く緩やかに延び、先端がのように急に落ちて見える[30]。この姿が軍艦の舳先の形に似ていたことから[31][32]、北尾根の先端は明治時代より「軍艦岬」と呼ばれた[30][33]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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