藤田観光株式会社
FUJITA KANKO INC.種類株式会社
市場情報東証プライム 9722
藤田観光株式会社(ふじたかんこう、英: FUJITA KANKO INC.)は、東京都文京区関口に本社を置く、ホテルや結婚式・レジャー事業をおこなう企業である。みどり会の会員企業であり三和グループに属している[1]。 前身である藤田鉱業が1945年(昭和20年)に藤田財閥の中核である同和鉱業から分離する。さらに1948年(昭和23年)に藤田興業と改称する。 1955年(昭和30年)11月7日、藤田興業の観光部門が分離し、小川栄一を社長として独立、発足した。藤田観光は1964年(昭和39年)4月に東証第二部に上場、翌年5月には東証第一部に昇格した。さらに、1973年(昭和48年)7月には大証第一部にも上場した。 過去には、観光バスとタクシー・ハイヤーを核とする自動車事業も行っていたがバブル崩壊後の1995年(平成7年)10月に自動車部の事業は国際自動車(現在は分社化されてケイエム観光バス)に売却。藤田観光主体の無線タクシーグループの藤田無線は1995年10月以降は藤田観光自動車を除く残った春駒交通・日立自動車交通・ライオン交通の3社で運営をしてきたが、2006年(平成18年)2月で解散、事業は日本交通に譲渡、2020年1月現在2社は日本交通グループ(うち1社(春駒)は日本交通の関連会社、もう1社(日立)は日本交通と業務提携)、残る1社は国際自動車グループ(ライオン、国際自動車の関連会社)となった後国際自動車の再編により消滅した。 2006年(平成18年)5月24日までは東京都港区海岸の芝商業高校とJR東日本アートセンター四季劇場の対角にあたる場所に本社ビルを構えていたが、2006年5月25日より文京区関口の椿山荘内に本社を移転。旧本社跡は新日鉄興和不動産により『浜離宮インターシティ』へ建て替えられた。 藤田観光が経営する施設には、藤田組創始者である男爵・藤田伝三郎の本宅であった太閤園(後述)をはじめ、ワシントンホテル・ホテル椿山荘東京・椿山荘・小涌園・箱根小涌園・箱根小涌園ユネッサン・下田海中水族館などがある。 売上割合はワシントンホテルが約38%を占め、ビジネスホテル運営が主力事業となっている。椿山荘を始めとした結婚式・宴会事業が約17%、ホテル椿山荘東京が約10%、箱根小涌園や箱根小涌園ユネッサンなどレジャー事業が約9%などとなっている[2]。 「小涌園」の代名詞ともなっている箱根小涌園は1948年(昭和23年)7月に開業し、かつては施設の一部門として一般有料道路「芦ノ湖スカイライン」も所有していた。
概要
事業
小涌園詳細は「小涌園」を参照