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出典検索?: "藤子・F・不二雄のSF短編" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2010年8月)
藤子・F・不二雄のSF短編(ふじこ・F・ふじおのSFたんぺん)では、漫画家の藤子・F・不二雄が発表したSF(SUKOSHI FUSHIGI[1])短編漫画およびこのSF短編を収録した単行本について扱う。 藤子・F・不二雄は、子供向けのコメディ作品を執筆するかたわら、1969年から青年誌などに多くのSF短編を発表した。着眼点の面白さや強烈なアイロニー、或いは環境警告的な作品も多く、どれも高いSF性を持ち、本格的なSF作家としての藤子・F・不二雄の名を高める要因となった。「流血鬼」(『地球最後の男』リチャード・マシスン)や「ひとりぼっちの宇宙戦争」(『闘技場
概要
月曜ドラマランド枠で単発ドラマとして『赤毛のアン子』が、1988年には短期シリーズとして『夢カメラ』が『藤子不二雄の夢カメラ』としてドラマ化されている。いくつかの作品は1990年に「藤子・F・不二雄 SF(すこし・ふしぎ)短編シアター」のタイトルでOVA化、週刊ストーリーランドでテレビアニメ化され、2008年にはWOWOWで一部作品が藤子・F・不二雄のパラレル・スペースとしてドラマ化された。藤子アニメの出演で馴染みの肝付兼太率いる「劇団21世紀FOX」によって舞台化もされた。
SF短編は1977年から1987年にかけて刊行された『異色短編集』(ゴールデンコミックス、全6巻)を始めとして数度の単行本化が行われており(詳細は#単行本を参照)、全作品(112タイトル)の完全収録は2000年から2001年にかけて小学館より刊行されたPERFECT版(全8巻)が最初である。なおPERFECT版発刊にあたっては、各作品内における現在では不適切とされる表現(言葉)は無難な代替語に改変され、PERFECT版に収録された。
2009年より刊行された、藤子Fの作品の網羅を目的とした漫画全集〈藤子・F・不二雄大全集〉では、第2期において「少年SF短編」全3巻が、第3期において「SF・異色短編」全4巻と「初期SF作品」単巻がそれぞれ刊行された(詳細は後述の#単行本を参照)。
作品詳細は「藤子・F・不二雄のSF短編一覧」を参照
全収録を謳った『PERFECT版』は、1968年(昭和43年)に発表された「スーパーさん」から1995年(平成7年)に発表された「異人アンドロ氏」までの112タイトルを収録し、全112話をSF短編の総数としている[1]。
ほぼ全ての作品が1987年(昭和62年)の藤子不二雄Ⓐとのコンビ解消よりも前の作品であり、藤子不二雄名義で発表されている。コンビ解消後に藤子・F・不二雄名義で発表されたのは「異人アンドロ氏」の1話のみ。 SF短編を収録した単行本を発行名義で大別し、さらにレーベル毎にまとめた。特記のない限り、全て小学館からの発行。 書誌情報の詳細については#書誌情報、収録作品の詳細については藤子・F・不二雄のSF短編一覧をそれぞれ参照のこと。 藤子不二雄名義で発行された初期の単行本。収録作品の重複はなく、いずれも初収録。 コンビ解消後、藤子・F・不二雄で発行された単行本。一部に未収録作品の追加はあるが、いずれも藤子不二雄名義本収録作品の再収録が大部分を占める。
単行本
藤子不二雄 名義
『異色短編集』〈ゴールデンコミックス〉 全6巻
1977年から1987年にかけて発売。『ビッグコミック』(小学館)および『S-Fマガジン』(早川書房)に掲載された作品を中心に、52話を収録。
朝日ソノラマ〈サンコミックス〉
『マンガ少年』(朝日ソノラマ)に掲載された作品を収録した単行本を2冊発売。
『藤子不二雄SF短編集 宇宙人』(1979年)6話収録
『藤子不二雄SF短編集 創世日記』(1980年)6話収録
双葉社〈アクション・コミックス〉
『週刊漫画アクション増刊』(双葉社)に掲載された作品を中心に収録した単行本を2冊発売。
『藤子不二雄SF傑作 超兵器ガ壱號』(1982年)9話収録
『藤子不二雄SF短編傑作劇場 SFシアター』(1987年)11話収録
『藤子不二雄少年SF短編集』〈てんとう虫コミックス〉 全3巻
1983年から1985年にかけて発売。『週刊少年サンデー』(小学館)に掲載された作品を中心に、17話を収録。
藤子・F・不二雄 名義
『藤子・F・不二雄 SF全短篇』 中央公論社〈中公愛蔵版〉 全3巻
1987年2月から1988年5月にかけて発売。藤子不二雄名義で発売された単行本に収録された全101話を再収録。またSF短編の他に「中年スーパーマン左江内氏」を3巻に収録している。初版からコンビ解消までは藤子不二雄名義。巻末の解説は1巻が筒井康隆、3巻は川又千秋が書いた(2巻はなし)。
中央公論社〈藤子不二雄ランド〉
『少年SF短篇』 全6巻
1989年発売。『マンガ少年』および『週刊少年サンデー』を中心に少年誌に掲載された作品を収録。〈サンコミックス(以下SC)〉および〈てんとう虫コミックス(以下TC)〉に収録されていた29話に、『SFシアター』および〈ゴールデンコミックス(以下GC)〉に収録されていた各1話の31話を再収録。これに初収録となる「ベソとこたつと宇宙船」を加え計32話を収録している。
『異色SF短篇』 全3巻
1990年発売。〈GC〉収録作品から23話、『超兵器ガ壱號』収録作品から1話の計24話を再収録。
『藤子・F・不二雄 [異色短編集]』〈小学館叢書〉 全3巻
1989年発売。〈GC〉に収録されていた52話を再収録。
『藤子・F・不二雄SF短篇集』 中央公論社〈中公文庫コミック版〉 全4巻
1994年発売。〈アクション・コミックス〉収録作品20話、〈SC〉収録の12話、『少年SF短篇』収録の「ベソとこたつと宇宙船」の計33話を再収録。
『藤子・F・不二雄[異色短編集]』〈小学館文庫〉 全4巻
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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