この項目では、平安時代初期から前期にかけての藤原式家の貴族について説明しています。平安時代後期の藤原北家の貴族については「藤原忠宗」をご覧ください。
凡例藤原 忠宗
時代平安時代初期 - 前期
生誕不詳
死没不詳
官位従五位下、備前介
主君文徳天皇→清和天皇
氏族藤原式家
父母父:藤原緒嗣
兄弟家緒、春津、本雄、忠宗、正子、藤原常嗣室
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藤原 忠宗(ふじわら の ただむね)は、平安時代初期から前期にかけての貴族。藤原式家、左大臣・藤原緒嗣の子。官位は従五位下・備前介。 文徳朝の斉衡2年(855年)従五位下に叙爵し、天安元年(857年)大監物に任ぜられる。翌天安2年(858年)5月に中務少輔に任ぜられ、同年清和天皇の践祚後の9月に侍従に転任する等、文徳朝から清和朝初頭にかけて京官を歴任する。 その後、貞観4年(862年)侍従から阿波介に転じると、貞観6年(864年)備前介と地方官を務めた。 『六国史』による。
経歴
官歴
時期不詳:正六位上
斉衡2年(855年) 正月7日:従五位下
天安元年(857年) 11月25日:大監物
天安2年(858年) 5月11日:中務少輔。9月23日:侍従
貞観4年(862年) 正月13日:阿波介
貞観6年(864年) 正月16日:備前介
出典
武田祐吉、佐藤謙三訳『読み下し 日本三代実録 上巻』戎光祥出版、2009年