藤井寺駅
駅舎(2005年12月)
ふじいでら
Fujiidera
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藤井寺駅(ふじいでらえき)は、大阪府藤井寺市岡二丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)南大阪線の駅。駅番号はF13。 藤井寺市を代表する駅で、駅長が常駐している。羽曳野市域からも近く、同市内からの利用も多い。 1928年(昭和3年)から2004年(平成16年)までは、藤井寺球場の最寄り駅としても機能。近鉄バファローズ(日本プロ野球のパシフィック・リーグに加盟していた球団)が本拠地として使用していた時期には、主催試合の開催日は急行が臨時に停車していたほか、臨時列車も運転されていた。 藤井寺駅 配線図
概要
歴史
1922年(大正11年)4月18日:大阪鉄道の道明寺 - 布忍間延伸時に開業[1][2]。
1928年(昭和3年)5月27日:大阪鉄道が駅の南西側に藤井寺球場を開場。
1943年(昭和18年)2月1日:関西急行鉄道が大阪鉄道を合併したこと[3]に伴って、この日から関西急行鉄道天王寺線の駅として運用。
1944年(昭和19年)6月1日:陸上交通事業調整法に基づく関西急行鉄道と南海鉄道の合併によって近畿日本鉄道が発足したことに伴って、この日から近畿日本鉄道南大阪線の駅として運用。なお、南海鉄道は1947年(昭和22年)に、南海電気鉄道として再び独立している[3]。
1950年(昭和25年):近畿日本鉄道を母体に発足した近鉄パールズ(後の近鉄バファローズ→大阪近鉄バファローズ)が、パシフィック・リーグへの加盟を機に、この年から藤井寺球場を本拠地に使用。
1971年(昭和46年)4月1日:定期券専用の自動改札機を設置[4]。
1974年(昭和49年)11月28日:南北方向への通り抜けが可能な橋上駅舎が、この日から運用を開始。完成前までは、線路とホームをはさんで北側と南側の地上に駅舎、両駅舎やホームへの移動用に地下通路を設けていた。
1994年(平成6年)3月15日:ホームの有効長を従来に比べて1両分延伸する工事の完了に伴って、この日から8両編成の列車の停車が可能になった[5]。
2004年(平成16年)9月30日:藤井寺球場で最後の試合(大阪近鉄バファローズと中日ドラゴンズによるウエスタン・リーグ優勝決定戦)を開催。球場は、2005年(平成17年)1月末の閉鎖を経て、2006年(平成18年)8月に解体された。
2007年(平成19年)4月1日:ICカード「PiTaPa」への対応を開始[6]。
2022年(令和4年)
3月25日:この年の4月18日で開業100周年を迎えることを記念して、長谷川義史(藤井寺市出身の絵本作家)がデザインを手掛けた壁画と、長谷川が描いた絵などを活用したデジタルサイネージを構内に設置[7]。
4月18日:開業100周年記念式典を、駅北側の交流広場「テラパーク」で開催。前述した構内壁画も、この日から公開された[8]。
駅構造
凡例