藍染袴お匙帖
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『藍染袴お匙帖』(あいぞめばかま おさじちょう)は、藤原緋沙子による双葉文庫刊行の時代小説。若い女医者の桂千鶴が、江戸市中で起こる事件を解決する。

2010年に土曜時代劇で『桂ちづる診察日録』のタイトルでドラマ化された[1]
物語

医学館の教授方であった亡き父の遺志を継いで女医者となった千鶴は、藍染川沿いの治療院で人々を治療する傍ら、牢屋敷の女牢たちの治療や、町奉行所の依頼による検死にも当たっている。そして、そこで出会った患者や囚人たちにまつわる様々な事件を解決していく。
作品
風光る

雁渡し

父子雲

紅い雪

漁り火

恋指南

桜紅葉

月の雫

貝紅

雪婆

あま酒

藁一本

色なき風

雨のあと

主な登場人物
主人公
桂千鶴(かつらちづる)
外科も本道(内科)も習得した女医。長崎で
シーボルトから先進医術を学んだ後、死亡した父の後を継いで、第1巻開始時の3年前に、神田藍染川沿いの若原道有屋敷跡に建てられた診療所「桂治療院」の主となった。時々、小伝馬町の牢屋敷に呼ばれて、臨時に女囚人の治療も手伝ったり、町奉行所の依頼で検死を行なったりもする。藍染の袴を愛用しており、人々からは千鶴先生、あるいは藍染先生と呼ばれている。半月流の小太刀をよく遣い、神田の浅岡道場で代稽古を任されるほどの腕前。旗本である菊池求馬のことを慕っているが、医者を辞めるつもりはないため、なかなか自分の気持ちに正直になれない。
桂治療院
お竹
千鶴が生まれたころから桂家に仕えている住み込みの女中。酔楽と同じくらいの年齢だが、ずっと独身を通してきた。千鶴の親代わりの酔楽に対しても、千鶴が酔楽宅を訪問する際に様々な届け物を用意して持たせるなど、厚い心配りを見せる。
お道
千鶴の助手。大店の呉服屋「伊勢屋」の次女だが、親を説得して、千鶴の元に住み込みで弟子入りした。千鶴に頼り切っている亀之助に対しては、その頼りなさに対して、毎度容赦のない突っ込みを入れる。
桂東湖(かつらとうこ)
千鶴の父。元は豪農の次男だったが医師となった。
医学館の教授として活躍したが、桂治療院を建て、貧しい人々にも手を抜かず治療を施した。第2巻第1話の5年前、ある陰謀によって受けた脚の傷が元で(治療のために飲んだ強い薬のために、持病だった肝臓が弱って)命を落とした。
千鶴の母
千鶴が6歳ごろに亡くなっている。
幸吉(こうきち)
千鶴が薬を仕入れている本町の薬種問屋「近江屋」(主人は徳兵衛)の手代。3日に1度の割合で桂治療院に来て、庭の薬園の管理を手伝ったり、遠出の際に千鶴の供をしたりしている。へたな医者より薬に詳しく、代診もできるほどの知識があるが、医者ではなく生薬屋になるのが夢。
おとく
千鶴の患者で腰痛持ちの元産婆(第6巻で現役復帰)。何かと千鶴に世話を焼き、事件解決の手助けをしてくれることもある。息子直助の嫁とは犬猿の仲で、よく治療院で愚痴をこぼす。なお、第1巻で「おとみ」という名の、世話好きの元産婆で腰痛持ちの患者が登場する。
酔楽関係者
酔楽(すいらく)
根岸に住む東湖の親友で、旗本の三男から医師となった。東湖の生前から、千鶴を娘のようにかわいがっていて、千鶴も「おじさま」と呼んで慕っている。貧しい者からはほとんど治療代を取らない上、いつも酒に酔っていて、お世辞にもまじめに働いているとは言えないが、精力剤を将軍家斉に献上しているため、金には不自由していないらしい。また、千鶴が悩んでいるときには、先輩医師として的確なアドバイスをする。親友の一人、下妻大和守と同年代と考えられるため(第3巻に、2人が幼なじみであったと取れる記述がある)、年齢は50歳を過ぎているが、若いころの苦い思い出の故に、ずっと独身を貫いている。
五郎政(ごろまさ)
酔楽の下男。元やくざで、ばくちに負けて一文無しになり、喧嘩で怪我をしていたところを、酔楽にただで治療してもらったばかりか、下男として雇ってもらって更生した。恩人である酔楽のことを「親分」、酔楽が娘のようにかわいがる千鶴のことは「若先生」と呼び、2人のためなら東奔西走するのも厭わない。求馬のことは「兄貴」と呼ぶ。狭山の中野村の出身で、本名は政五郎。故郷では悪ガキで通っており、かっぱ政とあだ名されて忌み嫌われていた。故郷には母がいる。
市蔵(いちぞう)
五郎政の弟分。根岸に住まい、普段は虫や野草を取って街で振り売りをしている。猪牙舟を操ることができる。
お秀
昔、母と共に旅芝居の一座にいたが、母が亡くなった後は親戚に引き取られて苦労する。そこを飛び出した後、根付師である徳治郎と知り合って養女となった。旅一座にいたころ、五郎政の故郷で村の子どもたちにいじめられているところを、五郎政に助けられ、その経験がその後のつらい生活を耐える支えとなった。
菊池家
菊池求馬(きくちきゅうま)
薬研堀裏手の屋敷に住む、家禄200石の
旗本の若き当主。旗本とは言え無役のため、酔楽から丸薬作りを教わって家計の足しにしており、千鶴とも酔楽を通じて知り合った。その後も頻繁に治療院に顔を出し、様々な事件に首を突っ込んだり巻き込まれたりする千鶴を助けて、事件を解決している。千鶴とは互いのことを憎からず思っている間柄だが、未だはっきりと思いを告げ合ってはいない。剣の腕前は、片桐道場主鉄齋が後継に望んだほど。第9巻で、無役から抜け出し、大番組の第五組加藤筑前守配下と決まった。といっても、禄は上がらないため、上司などへの付け届けや、登城時に供をさせる中間小者を臨時雇いするなど、かえって物入りとなった。そのため、丸薬作りの内職はやめられない。
菊池左馬之助(きくちさまのすけ)
求馬の亡父。大目付加納但馬守は、彼のことを「廉潔で仁慈の人」と評した。家禄350石の御小普請組頭であり、将来はさらなる栄達も期待されていたが、配下の者に襲われて負傷し、その責を問われて役を解かれ、禄も200石に減らされた。すぐに隠居し、求馬に家督を譲った後、間もなく病死した。
菊池松野(きくちまつの)
求馬の母。左平には「ご隠居さま」と呼ばれている。千鶴が求馬の嫁になってくれることを望んでいる。
左平(さへい)
求馬に仕える中年の下男。求馬と千鶴の交流を喜んでいる。
南町奉行所
浦島亀之助(うらしまかめのすけ)
南町奉行所同心。結婚していたが、妻は亀之助を見限って家出し、行方知れずである。現在は千鶴に気があって、何かにつけて診療所に足を運ぶが、いつも軽くあしらわれ、お道には嫌みを言われている。人はいいが、捜査官としては頼りない存在で、定中役(他のお役目の手が足りないときに、臨時に補佐する閑職)にくすぶっていた。しかし、千鶴や求馬の手助けで思わぬ手柄を立てることもあり、第3巻で定町廻り補佐役に出世した。ところが、捕り物に失敗して、第9巻では元の定中役に左遷されている。
猫目の甚八(ねこめのじんぱち)
亀之助から手札を渡されている岡っ引で、略して猫八。頼りない亀之助の代わりに、猫の目のようにくるくるとよく働くことから猫目と呼ばれている。柳橋の船宿「島や」に養子に入り、店は女房のお民に任せている。
新見彦四郎(にいみひこしろう)
南町奉行所定町廻り同心。千鶴の父東湖の死に関わる事件解決に尽力してくれた。その後、定町廻り補佐に出世した亀之助とチームを組んで探索に当たることになった。亀之助と違ってかなりの切れ者。30歳過ぎだが独り身であり、亀之助は彦四郎も千鶴に気があるのではないかと警戒している。
松澤(まつざわ)
南町奉行所吟味方与力
牢屋敷
蜂谷古之進(はちやよしのしん)
牢屋敷の鍵役同心(筆頭格の同心)。囚人のために、時に規則を無視するような行動をする千鶴に困惑しつつも、結局最後は協力させられる。
有田万之助(ありたまんのすけ)
牢屋敷の、囚人の世話役同心。臨時の牢医である千鶴を呼び出す連絡係も務めている。
重蔵(しげぞう)
牢屋敷の下男頭。話がうまい。
お勝(おかつ)
女牢の牢名主。初老に近い年頃で、子殺しの罪で終身刑の判決を受けた。囚人相手でも手を抜かず、親身に関わってくれる千鶴のことを信頼している。娑婆に、おしかという娘を残してきている。
伊勢屋
嘉右衛門(かえもん)
呉服屋「伊勢屋」当主。お道の父。
おうた
お道の母。
お花(おはな)
お道の2つ上の姉。婿を取って伊勢屋の跡を継ぐことを期待されているが、なかなか縁談に応じようとしない。
片桐道場
片桐鉄齋(かたぎりてっさい)
小野派一刀流の流れをくむ、神田豊島町の道場主。求馬の剣術の師。年齢は70歳近い。
入江鹿之助(いりえしかのすけ)
片桐道場の師範代として、高齢の鉄齋に代わって道場を切り盛りしている。かつては、求馬らと共に三羽がらすと呼ばれた。
柿沢忠兵衛(かきざわちゅうべえ)
求馬の友人。片桐道場三羽がらすの一人だったが、今は、家督を継いで城勤めをしている。


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