藍より青し
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藍より青く」とは異なります。

藍より青し
ジャンルヒューマンドラマ、恋愛、美少女
漫画
作者文月晃
出版社白泉社
掲載誌ヤングアニマル
レーベルジェッツ・コミックス
発表号1998年23号 - 2005年17号
発表期間1998年11月27日 - 2005年8月26日
巻数全17巻
アニメ:藍より青し(第1期)
藍より青し?縁?(第2期)
原作文月晃
監督下田正美
シリーズ構成あみやまさはる(第1期)
金巻兼一(第2期)
キャラクターデザイン岩倉和憲
音楽増田俊郎
アニメーション制作J.C.STAFF
製作藍青計画、フジテレビ(第1期)
放送局放送局参照
放送期間第1期:2002年4月 - 9月
第2期:2003年10月 - 12月
話数全36話:
(第1期:24話 / 第2期:12話)
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『藍より青し』(あいよりあおし)は、文月晃による日本の漫画作品。これを原作として、テレビアニメ小説ゲームなども制作された。
概要

タイトルは『荀子』勧学篇の言葉「青は藍より出でて藍より青し」(青出於藍而勝於藍)から由来(荀子本来の意味とは異なる)。「これは時とともにさらなる愛を育んでいた、まるで藍染めの着物が、時を経ねてより青く染まるかのように……。」

白泉社の漫画雑誌『ヤングアニマル』にて1998年23号から2005年17号まで連載。単行本は全17巻。その他にドラマCDノベライズ、キャラクターグッズなども発売されている。単行本の累計発行部数は400万部を突破している[1]

テレビアニメは、2002年4月から第1期が、2003年10月から第2期『藍より青し?縁?』(あいよりあおし えにし)が放送された。また、PS2PCでゲームも発売されている。

作品の舞台地域は埼玉県新座市志木市朝霞市周辺。東武東上線10030系と思しき電車や池袋駅朝霞台駅志木駅周辺と酷似した風景もある。桜庭館のモデルは旧松本邸である。
あらすじ

明立大学に通う平凡な大学生、花菱薫。実は、花菱財閥総裁花菱優二を父に持ち、花菱財閥次期当主となる人間として生まれてきたのだが、母本条久美と父との間には正式な婚姻関係はなく、非嫡出子だったために自身も母も、周囲からは様々な誹謗中傷を受けて育った。だが薫が5歳のときに父が急死、そこから状況は一変する。跡取り欲しさに花菱家に半ば強引に引き取られたのだが、それからというもの、祖父の花菱源一郎(優二の父)から次期花菱家当主となるべく虐待同然の「帝王教育」を施されるようになっていた。また、母久美が中学生の時に他界。大事に持っていた母の写真など形見を目の前で祖父に燃やされ、絶対に手放そうとしなかった臍の尾まで渡せと言われた上に、これに怒って抵抗した薫の形相に激怒した祖父にで背中を激しく叩かれてしまう。薫はそんな花菱を嫌い、母の死をきっかけに花菱との縁を切り、花菱家を出て行ったのだった。

しかし、薫には幼少の頃より薫を心から想ってくれている女性がいた。その名は桜庭葵。桜庭呉服店(現:さくらデパート)の跡取り娘であり、花菱次期当主となる人間と婚約関係を結んでいた女性である。桜庭家と花菱家は様々な交流があり、葵は幼い頃から薫を慕っていたが、薫は葵の気持ちに気づいていなかった。ところが、薫が花菱家を出たことで葵と薫の婚約は破棄され、桜庭家では他の縁談が進められていたが、葵は薫への思いを断ち切れず、彼を追って桜庭家を出て行ってしまったのだ。

互いに跡取りの使命を捨てて巡り会った2人だが、一緒に暮らすにはあまりにも困難な状況だった。だが、桜庭呉服店の使用人で葵の後見人神楽崎雅という唯一の理解者を得て、葵と雅は洋館に、薫は洋館離れ(使用人の住む寮)に住むことになった。やがて、薫が所属する写真部の仲間もこの離れに集まり始め、洋館の離れは彼らのアパートと化してしまった。そのため、雅は洋館の管理人、葵はアパートの大家として振る舞うことになり、薫と葵の関係もスキャンダル防止のため、周囲に伏せたまま日々を過ごすことになる。
登場人物.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節の加筆が望まれています。

声優の記載はアニメ・ゲーム版 / ドラマCD版の順。
主要人物
花菱薫(はなびし かおる)
声 -
保志総一朗 /幼少:日高奈留美本作の主人公。明立大学の法学部二年生(物語当初)で、写真部所属だが、写真自体に興味はなく、付き合いで無理矢理入部させられた。花菱財閥の次期当主として育てられたが、非嫡出子だったこともあり、その虐待同然の厳しく辛い環境に嫌気が差し、家を出て一人暮らしをしていた。そんな折に葵と出会い、彼女達と共に桜庭館に住む。頼まれたら断れない、真面目で優しい反面、芯は強い。最終的には異母弟に家督を託し出奔、母方の姓(本条)を名乗り葵と結婚。大学→大学院→弁護士となる。
桜庭葵(さくらば あおい)
声 - 川澄綾子本作のヒロイン、誕生日は7月7日[2]。薫の許婚で、彼を心底愛している[3]。桜庭呉服店(現:さくらデパート)の跡取り娘。幼少時に薫に出会い、彼に相応しい妻になるべく雅の指導の下、花嫁修業を頑張ってきた為、お嬢様育ちにして家事万能。得意料理は和食。純粋で淑やかな大和撫子。世間知らずだが、芯は強い。普段は和服(藍色の着物・帯・足袋・草履)姿だが、時には洋服姿や水着姿にもなる。スキャンダル発覚対策として、周囲には桜庭館大家と名乗っている。ティナや繭の薫への想い、自身の父の反対、薫の異母弟との婚儀といった、様々な苦難を乗り越え、薫と結婚する。後に再会したティナから、閉鎖された桜庭館で最後に撮った集合写真を受け取る。
ティナ・フォスター
声 - 雪乃五月薫の大学の後輩[4]で、写真部所属。写真に全く興味のなかった薫を(強引に)写真部に引きずり込んだ張本人。アメリカ人だが、博多育ちの為に博多弁口調、英語はいくらか忘れかけている。積極的で快活な性格だが、怖がりかつ寂しがり屋。薫のことが好き。他の女性陣の胸を触りまくる癖がある。繭とはよく薫のことで口喧嘩をしている。アメリカへ帰国後はフリーのカメラマンとなり、世界中を駆け回っている。エピローグでは繭、雅、妙子、「ちかりんず」の3人、葵と薫を訪ね、全員と再会を果たし、閉鎖された桜庭館で最後に撮った集合写真を全員に渡していた。
神楽崎雅(かぐらざき みやび)
声 - 平松晶子 / 折笠愛葵の後見人にして、彼女の理解者。桜庭家に仕えていた両親を早くに亡くし、桜庭家に引き取られた。桜庭家に恩返しするため、自分が受けた恩を葵に尽くそうとする。桜庭館の管理人→桜庭家養子かつデパートの支店長。先述の経緯のためか精神的に未熟な部分が目立ち、感情的になりやすく何かにつけて薫に突っかかることもしばしばある。葵に対しても厳しく接しているが、時折「やりすぎ」と猛省することもある。当初は葵が花菱家から飛び出した薫を慕うのに反対し、(自分のことを棚上げにして)薫を「力のない凡庸な人間」と評し、邪魔者としか見なさなかった(特に物語序盤では管理人の権限を利用して薫に横暴に振る舞うなど、悪役的な場面が目立った)。一見クールだが、内面は優しい。スイカ割りが異常に好き。初登場時に薫が葵にいかがわしいことをしたと思ったときに投げ飛ばしたことから体術もできる模様。愛車はBMW・Z3。妙子と共にティナと4年ぶりに再会し、閉鎖された桜庭館で最後に撮った集合写真を手にとって懐かしそうに見つめていた。
水無月妙子(みなづき たえこ)
声 - 水橋かおり / 堀江由衣薫の後輩にして、写真部所属。


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