藁の楯
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『藁の楯』(わらのたて)は、木内一裕による2004年警察小説。『ビー・バップ・ハイスクール』で知られる漫画家・きうちかずひろが本名の木内一裕名義で発表し、小説家デビューを果たした。

後に、小説を原作として映画化され、2013年4月26日に公開された。
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この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2017年7月)(使い方

「この男を殺して下さい。名前・清丸国秀。お礼として10億円お支払いします。」という衝撃的な広告が全国の主要な新聞に一斉に掲載された。

 警視庁SPの銘苅はこの広告を知った当初は子供じみていると侮っていたが、広告についてのニュースを見ているうちに逆に「この広告を本気にしないものなどいないのではないか」と考えていた。そんな銘苅に清丸を護送する任務が言いつけられた。
登場人物
銘苅一基(めかり かずき)
警視庁警備部警護課機動警護班のSP。後輩の白岩らとともに清丸の護送任務に当たる。
清丸国秀(きよまる くにひで)
残虐な殺人犯。7年前に西野めぐみ(当時6歳)を殺害し服役。出所直後に蜷川知香(当時7歳)を惨殺し、彼女の祖父である蜷川隆興から懸賞金を懸けられる。
蜷川隆興(にながわ たかおき)
財界の大立て者。政官界にも強い影響力を示す。蜷川知香の祖父。
サライヤ
謎の男。復讐に命を賭ける蜷川隆興に近づき、懸賞金や新聞広告、コールセンター、webサイト(キヨマル・サイト)などの手段を講じた。奥村からは諜報員ではないかと考えられている。
清丸護送チーム

白岩篤史(しらいわ あつし)
銘苅の後輩。所属も同じ警護課機動警護班。銘苅からは「バカ。」「いいやつ。」と言われている。 護送チームの一人である神箸については「いかにも暴力デカってかんじですね。」と銘苅に漏らしている。
奥村武(おくむら たけし)
警視庁捜査一課警部補
神箸正貴(かんばし まさたか)
同巡査部長。
関谷賢示(せきや けんじ)
福岡県警捜査一課巡査部長
由里千賀子(ゆり ちかこ)
静岡県タクシー運転手。清丸の護送を手助けする。
書誌情報

『藁の楯』講談社刊、2004年10月発行、
ISBN 978-4-06-275846-8

同 文庫本 講談社刊、2007年10月発行

映画版

藁の潤Bわらのたて
WARA NO TATE
監督
三池崇史
脚本林民夫
原作木内一裕
製作北島直明
坂美佐子
前田茂司
製作総指揮城朋子
ウィリアム・アイアトン
出演者大沢たかお
松嶋菜々子
岸谷五朗
伊武雅刀
永山絢斗
余貴美子
藤原竜也
山ア努
音楽遠藤浩二
主題歌氷室京介
NORTH OF EDEN
撮影北信康
編集山下健治
制作会社OLM
製作会社映画「藁の楯」製作委員会
日本テレビ放送網
ワーナー・ブラザース映画
配給ワーナー・ブラザース映画
公開 2013年4月26日
上映時間125分
製作国 日本
言語日本語
興行収入18.3億円[1]
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三池崇史監督により、アクションスリラー映画として2013年に『藁の潤Bわらのたて』のタイトルで映画化。2013年4月26日に全国にて公開。日本テレビ放送網開局60周年記念作品。第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された。
ストーリー

元・経団連会長である経済界の大物・蜷川隆興の孫娘が、清丸国秀によって殺害された。

隆興は逃亡中の清丸を殺すために、全国紙の全面広告(裏から手を回して不可能な広告を載せた)や消せないとされるインターネットサイトを通じ、「清丸を殺した者に懸賞金10億円を出す」と発表、全国民に対して清丸殺害の協力を依頼した。条件は「一、清丸国秀に対する殺人罪もしくは傷害致死で有罪を受けた者。複数可」「二、国家の許可を持って清丸国秀を殺害した者」であった。

福岡で潜伏していた清丸は匿ってもらっていた人物に殺されそうになり、恐れをなして警察に出頭した。

警察庁の上層部は、福岡⇔東京の清丸移送に厳重な警護(SP)をつける。警護には警視庁警護課第4係の銘苅一基警部補と、同じく第3係の女性SPの白岩篤子巡査部長[2]が選ばれた。また、警視庁捜査一課の刑事である奥村武警部補と神箸正樹巡査部長も同行し福岡に発った。

福岡に着いた警視庁の護送メンバーは、清丸が留置場で警察官に襲われて手当てを受けている病院にかけつけ、福岡県警の護送メンバーである関谷賢示巡査部長と合流し、清丸本人と対面、護送が始まる。大量の機動隊もつけられるが、逆に彼らをも敵にまわす可能性のある懸賞額であった。

高速から新幹線、一般道と転々と移動手段を変えるにもかかわらず場所が特定され、次々と清丸を狙う人々が現れる。
主な登場人物
清丸国秀移送チーム
銘苅一基(めかり かずき)
警視庁警備部警護課警護第4係所属のSPで、階級は警部補。清丸移送の任務に徹する。妻がおり女の子を身篭っていたが、かつて交通刑務所で服役していた飲酒運転の無免許ドライバーに胎児もろとも轢き殺された暗い過去を持つ。
白岩篤子(しらいわ あつこ)
警視庁警備部警護課警護第3係所属のSPで、階級は巡査部長。逮捕術・射撃術はトップレベル。シングルマザーで出世できないといわれる。剣道5段。
奥村武(おくむら たけし)
警視庁刑事部捜査第一課の刑事で、階級は警部補。
神箸正貴(かんばし まさたか)
警視庁刑事部捜査第一課の刑事で、階級は巡査部長。蜷川知香の殺害現場に立ち会った。
関谷賢示(せきや けんじ)
福岡県警察刑事部捜査第一課の刑事で、階級は巡査部長。唯一の警視庁以外のメンバーである。
清丸と主な関係者
清丸国秀(きよまる くにひで)
殺人犯。8年前に西野めぐみという少女を殺害した罪で服役。その仮出所から数か月後、蜷川知香を世田谷の用水路で暴行の末に殺害する。
蜷川隆興(にながわ たかおき)
元経団連会長で資産家であり、清丸に殺害された蜷川知香(にながわ ちか)の祖父。孫娘の仇である清丸に10億円の懸賞金を掛け、その殺害を全国民に呼び掛ける。
田中(たなか)
かつて清丸と刑務所で知り合った縁で清丸を匿っていたが、賞金10億円に目がくらみ清丸の殺害を図る。
西野(にしの)
8年前、娘の西野めぐみを清丸に殺される。
清丸妙子(きよまる たえこ)
清丸国秀の母親。母一人で国秀を育てた。
警察関係者
大木(おおき)
警視庁警備部警護課警護第4係長で、階級は警部。銘苅一基の上司で、この移送の警護を銘苅に要請する。
高峰(たかみね)
警視正で、清丸移送指揮の責任者。
町田晃(まちだ あきら)
福岡南警察署の留置係。病気の妻がいる。
真壁将太(まかべ しょうた)、藤平達男(ふじひら たつお)
福岡県警機動隊員。
その他


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