薩摩剣士隼人
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薩摩剣士隼人
ジャンル
特撮テレビドラマ
原作外山雄大、原田英樹
脚本原田英樹
監督外山雄大 他
製作
製作総指揮ボッケモンプロ、薩摩剣士隼人プロジェクト
プロデューサー小野大

放送
放送局鹿児島テレビ放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
薩摩剣士隼人公式ホームページ

薩摩剣士隼人(第一部)
オープニング「薩摩剣士隼人」
歌: 尾堂公信
エンディングオリジナルテーマ
放送期間2011年10月2日 - 2012年3月25日
放送時間日曜 6:15 - 6:30
放送分約15分
回数25

薩摩剣士隼人 第一部完結編
オープニング「薩摩剣士隼人」
歌: 尾堂公信
エンディング「天の声」
歌: はやと
放送期間2012年10月7日 - 2012年12月23日
放送時間日曜 6:15 - 6:30 金曜 25:50 - 26:05
放送分約15分
回数12

薩摩剣士隼人 第二部 黒潮激闘編
オープニング「薩摩剣士隼人」
歌: 尾堂公信
エンディング「豊年節」
歌: 永志保、松永太郎
「薩摩剣士隼人音頭」
歌: roddy
放送期間2014年4月6日 -
放送時間日曜 6:15 - 6:30 金曜 25:50 - 26:05
放送分約15分
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薩摩剣士隼人(さつまけんしはやと)は、鹿児島県ローカルヒーロー。自身を主人公とした特撮テレビドラマの名称でもある。

鹿児島テレビ(KTS)で日曜朝6時30分放送。現在「薩摩剣士隼人CHST」が放送されており、第一部完結編の再放送に加え、視聴者連動型企画『CHST(チェスト)』や制作中の新番組・薩摩剣士隼人シリーズ『巨人伝説サツマジン』の情報と新作映像も紹介されている。2016年4月10日からは登録制の、ファンがメールの指令に従い隊員として参加する連動型企画『クロス・ヒーロー・サツマ・チーム、通称CHST(チェスト)』も実施されている。2016年に天文館で行われた熊本地震への募金活動では47万4101円を集めた[1]

2014年3月1日からは南日本新聞で毎日、薩摩剣士隼人の4コマ漫画が連載中。

鹿児島テレビ(KTS)では、2011年10月2日から第一部、2012年10月7日から第一部完結編、2013年1月6日からバラエティー番組『ひっとべ!ボッケモンランド』、2014年1月8日から第一話を除き第一部を再編集したダイジェストで放送する『黒潮激闘編に向けてー薩摩剣士隼人第一部もいっど!』、2014年4月6日から鹿児島の島々も舞台にした『第二部・黒潮激闘編』の前半にあたる内容と、その再放送、2015年6月7日から『わいもおいもボッケモン!』が放送された。2016年3月27日までは朝6時15分の放送で、2012年4月1日から2016年4月1日までは金曜深夜25時50分にも再放送されていた。2012年4月からは鹿児島テレビの情報番組「ゆうテレ」内で『薩摩剣士隼人のチェスト!鹿児島塾』にも出演していた。

岐阜放送では、2015年8月8日から10月31日にかけて土曜14時45分から『薩摩剣士隼人』第一部が第六話まで放送された。TOKYO MXでは、2015年10月8日から2016年3月24日にかけて毎週木曜日20時00分から「薩摩剣士隼人YOKADO!カゴンマ」が放送され[2]エムキャスでも配信された。

キャッチコピーは「本格特撮仮面活劇」、「たぎる薩摩の風が吹く!」。
目次

1 概要

1.1 背景

1.2 人気


2 キャラクター展開

2.1 鹿児島県内

2.2 行政イベント

2.3 鹿児島県外

2.4 日本国外


3 あらすじ

4 登場人物

5 用語

6 関連楽曲

6.1 オープニング曲

6.2 エンディング曲

6.3 挿入歌

6.4 イメージソング


7 放映リスト

7.1 第一部

7.2 第一部完結編

7.3 ー黒潮激闘編に向けてー薩摩剣士隼人第一部もいっど!

7.4 第二部 黒潮激闘編

7.5 YOKADO!カゴンマ

7.6 第一部(再放送2016)

7.7 CHST


8 劇場版

9 プラネタリウム番組

10 派生作品群

10.1 ひっとべ!ボッケモンランド

10.2 わいもおいもボッケモン!

10.3 薩摩剣士隼人のチェスト!鹿児島塾

10.4 かごしまプロモーション課長ぐりぶー物語

10.5 つんつんとコンコンのボッケモン放送局 ON RADIO


11 スタッフ

11.1 キャスト

11.1.1 レギュラー・準レギュラー

11.1.2 ヒロイン等


11.2 声の出演

11.3 スーツアクター

11.4 薩摩剣士隼人プロジェクト


12 配信

13 グッズ・関連商品

13.1 映像ソフト

13.2 関連CD

13.3 ゲーム、アプリ


14 単発出演

14.1 テレビ

14.2 映画

14.3 ラジオ

14.4 雑誌など


15 その他

16 参考文献

17 脚注

18 関連項目

19 外部リンク

概要

地上波での放送は、1話を1回分の放送で描く場合もあるが、1話を分割して複数週にわたって放送する場合が多い。第一部は2クール全25回放送予定の番組としてスタートしており[3]、その後も続編や派生番組が放送されている。

遊び心を持った原作者兼監督の外山雄大(とやまたけひろ)が友人たちと鹿児島をPRするローカルヒーローをつくろうと考案して2006年から企画が動きだし、起動に乗るまで時間がかかったことで2009年から本格的にプロジェクトが始動[3][4][5]

公式ブログにおいて2010年9月7日に隼人が完成したことや[6]、同日、鹿児島市役所の観光課へ挨拶へ出向いたことが報告され[7]、2010年9月17日には薩摩剣士隼人プロジェクトのSRファクトリーが鹿児島市で運営するキャパルボホールでのマスコミお披露目会も開催。隼人とくぐり狐衆の立ち合いも披露され[8][9]、お披露目会の模様は2010年9月17日放送の、NHK総合情報WAVEかごしまKTSスーパーニュースKYT news every.MBCニューズナウでも報道された。

2010年12月から撮影が開始されたが[4][10]、その時はまだスポンサーはゼロで放送局すら決まっておらず[11]、鹿児島県内のイベントなどに出演して知名度を高めた結果、スポンサーも予定を超える7社が協賛してのテレビ放送が実現した[3][12]。2011年4月に行われた天文館こどもフェスティバルでは、薩摩剣士隼人ショーと合わせ地上波放送決定記者会見も開催されている。

2015年8月8日からは、岐阜放送で毎週土曜日に字幕付きで放送開始。2015年4月に、岐阜県海津市で開かれた薩摩義士が木曽三川を改修した宝暦治水完工260周年を記念した治水神社の例大祭に薩摩剣士隼人とヤッセンボーが参加したのを取材に来ていた岐阜放送が興味を示し、それが縁で実現した。監督の外山は「鹿児島と岐阜の友好をより深めることに役立ってほしい」、岐阜放送編成部の大久保幸紀は「姉妹県である鹿児島の文化を岐阜県民が知るきっかけになれば」と語った[13]

テレビ番組放送開始以前の2010年10月から現在に至るまでキャラクターショー活動を鹿児島県内各地で行っており、番組開始前から毎年イベント出演している妙円寺詣りや、同じく2015年まで七草詣などで毎年ショーを行っていた鹿児島護国神社[14]をはじめ、行政や商店街が開く各地のイベント、学校の文化祭や体育祭などにも多数出演している。また、2012年から「薩摩剣士隼人を応援する会」と一緒に毎年行っているサマーナイト花火大会のゴミ清掃活動のほか、児童養護施設などへの慈善活動も毎年行っており[15]、2015年9月には、鹿児島大学病院の長期入院小児病棟に隼人とつんつんが慰問。2013年にはピンクリボンかごしまとの限定コラボ商品も販売された。

タイトル名である「薩摩剣士」の由来は薩摩藩には有名な示現流という剣術があり、そこから名付けられ、「隼人」は鹿児島らしくということで薩摩隼人から名付けられている[16]
背景

アドベンチャーが維新ふるさと館から依頼された西郷隆盛の紙芝居を制作する仕事を請け負うにあたり、余り鹿児島の歴史を知らなかった監督の外山が、鹿児島の歴史を調べ始めたことをきっかけに鹿児島の歴史に興味を持ち、少しずつ薩摩剣士隼人の構想が固まっていく[17][18]

ゆるキャラブームや、ネイガーなどによるローカルヒーローなど、地方発信のキャラクターが注目を浴びる中、オモチャキッドが日本で初めての帯番組での地方発信ヒーロー番組だったにも関わらず、当時、金儲けや経営について頭になかったがゆえに経済的な流れを生み出せなかったという想いから、CM制作を行っている会社「ツーウェイズ」社長の小野大に酒の席で、鹿児島のヒーローものをもう一度やりたいと思っていることを話したところ、俺に営業をやらせてということになり[5]、九州新幹線全線開業に伴い、特産品や観光地、歴史、郷土文化などを楽しく分かりやすくPRしたいという思いからプロジェクトがスタートした[19]

超神ネイガー琉神マブヤーなどをビジネスモデルにしており、鹿児島の観光地を全国に向かってアピールし地域活性につなげる狙いがあるため、撮影は県内各地の観光地で行われ地元を再発見して欲しいという思いから映像に地元の人も知らないような美しい風景を入れての撮影も行われており[20]、隼人の登場シーンも舞台となる地域の伝統芸能である太鼓などで盛り上げており、その土地の特産品もボッケモンとして登場している。また、コアターゲットである未就学男児の子どもの心だけではなく男女、子供、若者、お年寄り、それぞれの立場から接点をもって楽しんでもらい幅広い全ての層の心をつかみ取り込む「全方位型プログラム」として設計されている。全方位型プログラムは、ゆるキャラも多く登場させ、かわいいと思ってもらうことや、アイドルユニットプリモゼを登場させる試みで、女性や若者の心をつかむ狙いもある。さらに歴史考証をNHK大河ドラマ篤姫」において「篤姫紀行」で鹿児島関連のアドバイザーを務めた「東川隆太郎」が担当して[21]、話の設定に大石兵六夢物語を織り込んだり隼人が示現流で闘ったりと、郷土の歴史や郷土芸能、時代劇の要素も取り入れて地元住民との触れ合いも出すことで、高齢者も含む大人にも面白がってもらう狙いもある。

薩摩剣士隼人は、いろんな意味で鹿児島を元気になってもらうことを目的としているため、見てもらい元気になってもらう他に、いかに鹿児島にお金をまわせるかを意識しており、特産品を食べたり飲んだりして魅力を伝え、主題歌などについてもアマチュアも含め鹿児島で頑張っている人の歌を取り入れ採用しており、フィギュアも鹿児島の人間が原型を制作するなど、いろんな人たちを巻き込み鹿児島の魅力を全面的に伝えることを大事にしている[5]

仮面ライダー』に憧れて高校時代にショーのアルバイトでアクションを学んだ[22][23]という監督の外山は「本当に良いものを作って、行政や県民をどんどん巻き込んでいき、いずれは鹿児島県の経済に貢献できる大きなうねりを起こしたい[19]」、「鹿児島県内に住む人たちに、こんなおいしいものに囲まれ、こんな素晴らしい人たちに囲まれ、こういうところの、こんな素晴らしい場所に住んでいるんだよということをもう1回再認識してもらい、鹿児島をもっと全員で鹿児島県外にアピールして、結果的に経済の流れを生んで元気になっていけば理想的[24]」、「ご当地ヒーローの使命は、ふるさとを元気にして大きな経済の流れを生み出すこと。隼人は10年続けたい。鹿児島の魅力を集めたテーマパークをつくるのが目標[22][23]」、「(薩摩剣士隼人YOKADO!カゴンマ放送で)関東でも隼人やぐりぶーの知名度や人気が上がれば、物産展を開くときに集客力になり、鹿児島をアピールする力になれる[25]」と語っている。


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