薄桜記
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この項目では、五味康祐の小説および派生作品について説明しています。アイディアファクトリー(オトメイト)のコンピュータゲーム及びそれを原作とした作品については「薄桜鬼 ?新選組奇譚?」をご覧ください。
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薄桜記
著者五味康祐
発行日1959年
発行元新潮社
ジャンル時代小説
日本
言語日本語
ページ数313
コードISBN 978-4-10-115105-2文庫判

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『薄桜記』(はくおうき)は、五味康祐時代小説。『産経新聞夕刊1958年7月から1959年4月にかけて連載され、新潮社から1959年に刊行、新潮文庫より1965年に文庫化された。2007年9月に改版、現在まで刊行されている。高田馬場の決闘赤穂浪士による吉良邸討ち入りを背景に、2人の剣士・丹下典膳と堀部安兵衛の友情や、上杉家江戸家老の名代・長尾竜之進の妹・千春をめぐる悲恋が描かれる。1927年に連載開始した林不忘の時代小説丹下左膳シリーズや新版大岡政談『魔像篇』に類似する点も見受けられる。

本作を原作として、映画舞台劇テレビドラマも数多く作られた。
あらすじ

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登場人物
主要人物
丹下 典膳(たんげ てんぜん)
旗本随一の剣の遣い手と名高く、器量も良いと評判の直参旗本。千春と結婚してふた月で大坂城番組を命じられ、離れ離れの生活を送ることになる。いつ何時も家来への思いやりを忘れない心優しい人柄。千春とも周囲や下人が羨むほど仲睦まじい。口さがない者の話で、千春の不義密通の噂を耳にしてしまい懊悩するが、妖狐の仕業に見せかけ、千春に対する醜聞を一蹴させた後に離縁する。離縁を申し入れに長尾家へ赴いた際、竜之進に斬りつけられ、左腕を失う。この時、無抵抗だったことが、武士としてあるまじきことと断じられ、丹下家は取り潰しとなる。母とその他の下人らを母の実家がある
三河に帰らせた後、老僕の嘉次平のみを連れ、深川の長屋で侘びしい浪人暮らしを始める。知心流の面々との斬り合い後、長屋を辞去し、白竿屋の世話になる。奉行所の頼みで無頼者を成敗した後、誰にも行き先を告げずに白竿屋をも出ていく。その後、行方知れずになっていたが、ひっそりと江戸へ戻り、千坂兵部の頼みで吉良上野介の警護役を引き受けるが、面子を保ちたい家来らから冷遇される。
長尾 千春(ながお ちはる)
上杉家江戸留守居役・長尾権兵衛の娘。典膳に嫁いでわずかふた月で江戸と大坂に離れ離れになり、新婚で老いた姑との2人きりという心細さを思いやった実家の父が、家臣の瀬川三之丞を遣いに出し、様子を伺わせるうちに、不義密通の噂を立てられる。離縁後は実家に戻り、典膳のことを思い出さないよう、上辺を取り繕って生活を送る。
中山 安兵衛(なかやま やすべえ)
越後新発田生まれ。24歳。かつて越後溝口家に仕えていたが、小藩の権力争いに嫌気が差し、出奔。元禄6年11月末に堀内道場に入門。越後では心地流の極意を究めた遣い手として名高かった。筆作りの内職をして糊口を凌ぐ。高田馬場での助太刀を見込まれ、堀部家に婿入りをする。堀内道場の紅白試合を見に行った際に見かけた千春の美貌と床しさに心を奪われる。典膳が吉良の付け人となったことを知り、仇討ちの最たる障壁になると考え、事前に倒しておくべきであると進言する。
長尾家
長尾 権兵衛(ながお ごんべえ)
千春の父。上杉家
江戸留守居役。典膳が打った妖狐の芝居で初めて娘の醜聞を知る。
長尾 竜之進(ながお りゅうのしん)
千春の兄。馬の調練のために高田馬場へ向かう際、助太刀に走る安兵衛を見かけ、決闘の一部始終を目撃する。
丹下家
嘉次平(かじへい)
典膳の草履取りを務める老僕。先代の頃から仕えている。
水田 久右衛門(みずた きゅうえもん)
典膳の家来。
縫(ぬい)
典膳の母。長らく病床に臥せっていたが、快復しつつある。
後藤 七左衛門(ごとう しちざえもん)
典膳の伯父。火元御番頭。典膳と千春の縁組みの媒酌人を務めた。
堀内道場
堀内正春(ほりうち まさはる)
小石川に看板を掲げる、江戸一番と名高い一刀流道場「堀内道場」の主。36歳。父・堀内嘉左衛門(かざえもん)は知恵伊豆と呼ばれた松平信綱の信頼厚い家臣だった。
高木 敬之進(たかぎ けいのしん)
堀内道場師範代。38歳。
池沢 武兵衛(いけざわ ぶへえ)
堀内道場の門下。小十人組。
野母 清十郎(のも せいじゅうろう)
堀内道場の門下。
上杉家
上杉綱憲(うえすぎ つなのり)
上杉家当主。
吉良上野介(きら こうずけのすけ)
綱憲の実父。高家肝煎
千坂兵部(ちさか ひょうぶ)
上杉家江戸家老。片腕を切り落とされた典膳を自宅で介抱し、騒ぎが大きくならないよう尽力した。吉良邸の普請を前川組に頼む。典膳に上野介の警護役になってもらう。
瀬川 三之丞(せがわ さんのじょう)
上杉家家臣。背が低く、浅黒い肌の男。千春とは幼なじみ。新婚で夫と離れ離れになった千春に、実家からの土産物を届けるなど足繁く通ううちに、千春との不義密通の噂を立てられる。
その他
堀部 弥兵衛(ほりべ やへえ)
播州赤穂藩江戸留守居役。ある縁談の媒酌人として安兵衛に会い、自分の娘の婿になることを了承させた。
菅野六郎左衛門(すがの ろくろうざえもん)
安兵衛の叔父。伊予西条の城主松平左京の家臣。60歳。御供番組頭。中山家とは縁続きにあり、安兵衛は主取奉公に上がる際には身許保証人になってもらおうと懇意にしている。かねてより不和の仲だった同役の村上庄左衛門からの挑戦を受け、高田馬場での私闘に臨み、死亡する。
紀伊国屋文左衛門(きのくにや ぶんざえもん)
遊蕩大尽と噂される商家の大旦那。27歳。明暦の大火の際に木材の買い占めをして巨万の富を成した材木問屋の主人。
ヘレン
日本とオランダの混血の少女。17歳。黒髪で碧眼。水揚げはまだしていない。長崎で生まれ、3歳の時に幇間の桜川為山の養女になった。
白竿屋長兵衛(しらさおや ちょうべえ)
浅草蔵前の請負師(人足の元締め)「白竿屋」の主人。25歳。吉良邸の屋敷替えに伴う増築工事で人足を出す。
お三(おさん)
長兵衛の妹。典膳の世話係となる。
辰吉(たつきち)・巳之吉(みのきち)
「白竿屋」の若衆。典膳の側付きとなる。
纏の与太郎(まといのよたろう)
江戸で札付きの悪人。元は火消し人足で、強請・窃盗・騙り・博打など数々の悪事を働き、背中には倶利伽羅不動明王の刺青と『東照大権現』の五字が彫ってあり、家康の神号に役人が手を出せずのさばっていた。
書誌情報 

薄桜記(1959年、
新潮社

薄桜記(1965年4月30日、新潮文庫

薄桜記(2007年10月改版、新潮文庫、ISBN 978-4-10-115105-2


五味康祐選集 11 薄桜記(1967年、徳間書店


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