蔵王連峰
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この項目では、山形県と宮城県にまたがる奥羽山脈の連山について説明しています。

その他の蔵王山については「蔵王山」をご覧ください。

この蔵王連峰のことを歌った歌については「蔵王_(合唱組曲)」をご覧ください。

その他の「蔵王」については「蔵王」をご覧ください。

蔵王連峰
蔵王連峰、一目千本桜、逆さ蔵王(宮城県大河原町
所在地宮城県山形県
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯38度08分37秒 東経140度26分22秒 / 北緯38.14361度 東経140.43944度 / 38.14361; 140.43944座標: 北緯38度08分37秒 東経140度26分22秒 / 北緯38.14361度 東経140.43944度 / 38.14361; 140.43944(熊野岳)
上位山系奥羽山脈
最高峰熊野岳(1,841 m
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北緯38度08分37秒 東経140度26分22秒 / 北緯38.14361度 東経140.43944度 / 38.14361; 140.43944 (熊野岳)

熊野岳 - 地理院地図

熊野岳 - Google マップ

プロジェクト 山
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蔵王火山の火山体地形図

蔵王連峰(ざおうれんぽう)は、東北地方の中央を南北に連なる奥羽山脈の中にあって、宮城県山形県の両県南部の県境に位置する連峰[1][2][3][4]。奥羽山脈において時と場所を移しながら次々と繰り返された火山活動によって形成された複合火山群である[5]

玄武岩、安山岩の成層火山群の活火山であり、気象庁常時観測火山[6]に含まれている。火口湖である御釜や噴気口が見られる。裾野には温泉スキー場があり、両県における主要観光地の1つである。
名称

蔵王連峰は山々の集まりの総称であり、蔵王山という単独峰があるわけではない[1][2][3][4]。蔵王連峰の中で、宮城県側の部分が「宮城蔵王」、山形県側の部分が「山形蔵王」とも呼ばれる[1][2]。また、蔵王連峰を北蔵王、南蔵王の二つに分ける区分や、御釜などがある部分を中央蔵王として、その東西南北を東蔵王、西蔵王、南蔵王、北蔵王の五つに区分する見方もある[注 1][1][2][7]

蔵王山の名称は、蔵王権現がこの山に祀られた事に由来する[1][2][3][4]

蔵王連峰は古くは刈田嶺、不忘山(わすれずのやま)と呼ばれた。刈田嶺の文献上の初出は平安時代の歴史書『続日本後紀』の承和11年8月17日の条である[3]。不忘山は歌に見られる。平安時代の和歌集『古今和歌六帖』に「みちのくに あぶくまがはの あなたにや 人わすれずの 山はさかしき」という歌がある。また『枕草子』の第13段「山は」の部分にわすれずの山が表れる[2]。ただし、歴史的な文献に表れる蔵王関係の山が現在のどの山に相当するのか、確定はしがたい[1][2]。明治の初め頃の文献においても、蔵王嶽、不忘山、刈田嶽と表記の揺れが見られた[1]。現在、不忘山と呼ばれる山は、かつては南森、御前岳と呼ばれていた[2]
蔵王山の読み方

1931年昭和6年)、蔵王連峰がまたがる宮城県の柴田郡川崎村[注 2]刈田郡宮村[注 3]、山形県の南村山郡堀田村[注 4]および中川村[注 5]の計4村が国土地理院に「蔵王山」の読み方を「ざおうざん」で申請して、これが表記登録された[8]

2015年(平成27年)4月より、火口周辺警報を報道するテレビやラジオにおいて「ざおうざん」と連日称呼されたことで、「ざおうさん」の読み方に親しんでいる人々から関係諸機関に対して問い合わせが相次いだ[8]。山形県内8小中学校の校歌の歌詞はいずれも「ざおうさん」という読みで、地元住民には「ざおうさん」のほうがなじみが深いという意見もある[9]。また、角川書店や平凡社の地名辞典でも「ざおうさん」と読みを付けている[9]。2017年(平成29年)6月30日の山形市議会6月定例会の本会議において、「ざおうさん」に表記変更を求める意見書が賛成多数で可決された[8]。ただし、「ざおうざん」と呼んでいる地域も一方にはあるとのことであり[9]、同日時点で関係自治体の全てが表記変更に同意してはいない。
地理

福島県の吾妻山からの眺望。左奥から右へ、瀧山、地蔵山、熊野岳、刈田岳、杉ヶ峰、屏風岳、不忘山が並ぶ。宮城県からの眺望。

蔵王連峰は宮城県白石市七ヶ宿町蔵王町川崎町、山形県山形市上山市の広範に跨っている[1][2]。蔵王連峰の主峰として、山形県側の熊野岳(標高1,840メートル)、県境の刈田岳(1,758メートル)、宮城県側の屏風岳(1,825メートル)[注 6]がある。これらの他に蔵王連峰を構成する主な山として、五色岳(1,672メートル)、杉ヶ峰(1,745メートル)、不忘山(1,705メートル)、名号峰(1,491メートル)、地蔵山(1,736メートル)、三宝荒神山(1,703メートル)、瀧山(1,362メートル)、雁戸山(1,484メートル)、鳥兜山(1,387メートル)、横倉山(1,152メートル)、青麻山(799メートル)、後烏帽子岳(1,681メートル)、前烏帽子岳(1,432メートル)、馬ノ神岳(1,551メートル)がある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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