特定非営利活動法人 蔵の街遊覧船
Kuranomachi-Yuransen
国籍 日本
格付特定非営利活動法人[1]
コード6060005007475(法人番号)[1]
法人番号6060005007475
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[全画面表示]蔵の街遊覧船関係地
蔵の街遊覧船(くらのまちゆうらんせん)は栃木県栃木市の巴波川で運航する遊覧船および同船を運航する特定非営利活動法人(NPO法人)[1]。水運で栄えた町の歴史を再現した遊覧船であり[4][5]、2005年(平成17年)に市民有志が体験イベントとして運航を開始し[3]、2009年(平成21年)より通年で運航するようになった[6]。2011年(平成23年)にNPO法人を設立して[1]以降は行政の補助なく経営を成り立たせ[6]、栃木県外で船頭を養成するなど活動の幅を広げている[7]。 水運で栄えた幕末から昭和初期の様子を再現したもので[4]、都賀船や部賀船と呼ばれる小舟で遊覧する[5]。巴波川の流れに沿って[8][9][10]、船頭が竿を使って操船する[4]。船頭は「船が出るぞ」と声をかけ、これに呼応して乗客は「おー」と言いながら拳を突き出して発船する[11]。運航中は船頭が栃木市や巴波川の歴史、郷土の物語を語り、途中で栃木河岸船頭唄(とちぎかしせんどううた)を披露する[4][10]。船頭は全員がボランティアで、月1回集まって学習会で栃木市の歴史や文化などを学んでいる[12]。乗客は川面から蔵の街並みを鑑賞することができ[4][13]、一度乗船料を払えば当日中は乗り放題になるので、何度も乗船して船頭による語りの内容や歌声の違いを楽しむこともできる[12]。なお、ペットの犬を連れて乗船することもできる[8]。 年末年始を除き、天候と水量に問題がなければ毎日運航する[9][10][12]。運航区間は幸来橋から瀬戸河原公園の間の約300 mで[11]、これを往復して[11]20分の船旅を提供する[5][9][10][11][12]。乗船場所および待合所は倭町2番6号にあり[9][10]、同所は遊覧船を運航するNPO法人の活動拠点でもある[1]。この拠点は、巴波川沿いに建つ旧家を借用したもので、小江戸と呼ばれた栃木らしさを持つ建物である[6]。 栃木県庁が登録した「とちぎ健康づくりロード」の「小江戸とちぎ 蔵の街並みを巡るコース」では、蔵の街遊覧船が最初のチェックポイントに設定されている[13]。 NPO法人としての蔵の街遊覧船は、2011年(平成23年)9月26日[注 1]に発足した[1]。発足前の遊覧船は「うずま川遊会」(うずませんゆうかい)が運航していた[6]。
遊覧船
NPO