? 経国
? 經國


中華民国
第3代 総統
任期1978年5月20日 – 1988年1月13日
副総統謝東閔（第6期）
李登輝（第7期）
中華民国
第9代 行政院長
任期1972年6月1日 – 1978年5月19日
総統?介石
厳家淦
中国国民党
第6代 主席
任期1975年4月28日 – 1988年1月13日
中華民国
第10代 国防部長
任期1965年1月14日 – 1969年6月30日
内閣厳家淦内閣

出生1910年4月27日
（清宣統2年3月18日）
清 浙江省寧波府奉化県渓口鎮
（現：寧波市奉化区）
死去 (1988-01-13) 1988年1月13日（77歳没）
（民国77年1月13日）
中華民国 台北市
政党 ソビエト連邦共産党→
中国国民党
出身校モスクワ中山大学
配偶者?方良
署名

?経国
繁体字（上）と簡体字（下）
繁体字 ? 經國
簡体字 蒋 ?国

発音記号
標準中国語
漢語?音Ji?ng J?ngguo
ウェード式Chiang3 Ching1-kuo2
IPA[t?j?̀? t?í?.kw?̌]
呉語
ローマ字[t?ia t?i?.ko?]
粤語
イェール粤?Jeung G?ng-gwok
粤?Zoeng2 Ging1-gwok3
?南語
?南語白話字Chiu? Keng-kok
台湾語ローマ字Tsiunn King-kok

? 経国
職業：政治家
各種表記
繁体字：? 經國
簡体字：蒋 ?国
?音：Ji?ng J?ngguo
ラテン字：Chiang Ching-kuo
和名表記：しょう けいこく
発音転記：チアン チンクオ
英語名：Chiang Ching-kuo
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? 経国（しょう けいこく、繁体字: ?經國、注音: ???? ??? ????、.mw-parser-output .pinyin{font-family:system-ui,"Helvetica Neue","Helvetica","Arial","Arial Unicode MS",sans-serif}.mw-parser-output .jyutping{font-family:"Helvetica Neue","Helvetica","Arial","Arial Unicode MS",sans-serif}?音: ji?ng jing guo、1910年4月27日〈宣統2年3月18日〉 - 1988年〈民国77年〉1月13日）は、中華民国の政治家。第3代中華民国総統（6期・7期）を務め、中国国民党中央委員会主席、行政院長、国防部長などを歴任した。?介石の長男。
概要

?経国は1910年4月27日（宣統2年3月18日）、浙江省寧波府奉化県渓口鎮において?介石、毛福梅夫婦の長男として生まれる。父の?介石は、?経国が生まれた時には日本にいて軍事について学んでいた。やがて?介石は辛亥革命以降の中国革命において中心人物として活躍するようになる。

革命に奔走するようになった父の?介石は家に戻ることが少なくなり、もともと母が持ってきた縁談に従って結婚した妻・毛福梅との関係は疎遠になっていく。?経国が母のことを慕った一方、家にあまり寄り付かなくなった?介石も?経国への教育は大変熱心であり、伝統的な中国の価値観に沿った教育を息子に施していった。そして1921年、?介石は毛福梅と離婚、翌年には?経国を上海に連れ出した。これは離婚した毛福梅のもとに息子を置いておきたくなかったという事情とともに、閉鎖的な田舎にいては息子の見聞が広がらないと考えたことによる。しかし?経国は上海で革命思想に出会い、1925年の五・三〇事件で中学生のデモを4回指揮したことが原因で中学校を退学させられる。中学退学後、?介石の友人に預けられる形で向かった北京でも帝国主義に反対するデモに参加し、当局から拘束される。

結局、?経国は1925年10月、ソビエト連邦に留学することになり、中国革命を担う人材を養成することを目的に創設されたモスクワ中山大学で学んだ。レフ・トロツキーに心酔した?経国はよき共産主義者たらんとして勉学に励むが、在学中、?介石が上海クーデターを敢行し、中国共産党の弾圧に乗り出す。上海クーデターのニュースを聞きつけた?経国は、父に対する絶縁状をたたきつけた。その後、?経国は中国の最高実力者にのし上がった?介石の長男として、ヨシフ・スターリンの人質同様の境遇となりソ連で苦難の生活をせねばならなくなる。

?経国を苦しめたのはソ連当局ばかりではなく、中国共産党モスクワ駐在支部、特に責任者の王明も?経国の迫害に加担した。?経国はモスクワ近郊の貧しい農村、アルタイ金鉱、そしてスヴェルドロフスクのウラル重機械工場で働かされた。?経国はそのような中でソ連社会の基層に触れ、後の政治家生活で大きく役立つことになる大衆政治家としての素養を身に付けた。ソ連で学んだことにより、政治警察、軍の政治工作系統についての深い知識を身に付ける。ウラル重機械工場では生涯の伴侶となるロシア人のファイナ・イパーチエヴナ・ヴァフレヴァと出会い、1935年に結婚した。結婚後もソ連当局、中国共産党モスクワ駐在支部の圧迫を受け続けるが、1936年10月の西安事件を期に境遇が一変し、翌1937年に12年ぶりに帰国する。

帰国後は郷里渓口鎮での禊の時期を経て、江西省で中国政界デビューを果たした。1939年には江西省辺境の?南に赴任し、軍閥がわが物顔に跋扈し、行政の指示は全く行われず、大量のアヘン吸引者、マカオに次ぐ規模の賭博場が存在した?南で改革の辣腕を振るった。?経国の?南統治は大きな成果を挙げ、中国政界デビューは順調であった。?南時代から自派の形成を開始した。?介石は1944年に?経国を臨時首都の重慶に呼び寄せ、三民主義青年団中央幹部学校教育長に任命する。?経国の活躍の場が地方から中央に上がったことになるが、この頃から?経国の政治経歴は挫折が続き、壁にぶつかることになる。結局皮肉なことに父・?介石が率いる中国国民党・中華民国政府の国共内戦敗北、台湾への撤退が?経国にとっての大きな転機となった。

国共内戦は国民党軍の敗退が続き、結局台湾への撤退を余儀なくされる。この時期、?経国は父に常に近侍し、補佐をするようになった。生母との離婚、ソ連時代にはいったん絶縁状をたたきつけたこともあった父との距離は国共内戦時以前は必ずしも近くなかったが、危機は父子の関係を深め、?経国は?介石側近筆頭の地位を確保する。