葦原王(あしはらおう、生没年不詳)は、奈良時代の皇族。茅原王とも記される。天武天皇の曾孫で、従四位下・山前王の子。 天平宝字5年(761年)御使麻呂と賭博・飲酒中に、俄に怒りを発し麻呂を刺殺した。そして、その胸を俎にして股肉を膾に切り刻み食してしまった。ほかにも余罪があったが皇族のため、淳仁天皇により死罪を免れ、龍田真人 生まれつき凶悪な性格で、好んで酒を飲ませる店で遊んだという[1]。
生涯
人物
系譜
父:山前王[1]
母:不詳
妻:不詳
男子:仲嗣王[3]
脚注^ a b c 『続日本紀』天平宝字5年3月24日条
^ 『類聚国史』巻87「刑法部」一 天平宝字5年3月24日条
^ 『系図纂要』
参考文献
『類聚国史 3』八木書店 、2002年
『続日本紀』3 新日本古典文学大系15 岩波書店、1992年
宇治谷孟『続日本紀』(中巻)講談社学術文庫、1992年
『日本人名大辞典』講談社、2001年
関連項目
長野女王…同じく、殺人の罪で配流された皇族。