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女優 マリリン・モンロー 映画『ナイアガラ』より 1953年
セレブリティ(celebrity)、ないし、セレブ(celeb)とは、世界的にマス・メディアや大衆に広く認知されていること。名士、著名人、有名人。ただし日本国内では、本来の英語とは若干異なる意味で用いられることが多い。 Celebrityは、ラテン語: celebritas が古フランス語を介して、中世英語に取り込まれた語である。ラテン語の celebritas は「繁華」「祝祭」「群衆」「名声」などの日本語に相当する[1][注釈 1]。古英語ではhlisb?re(?で名高い)、gebreman(名声を得る)などと表現した。英仏・ラテン圏では、古くから一般語として定着しているが、ドイツ語圏では外来語のニュアンスがあり「プロミネンス prominenz(外に突き出た、転じて特別な人)」と表現する。なおプロミネンスもラテン語源である。英語でも prominence で通じるが、太陽の紅炎を思わせるため、文脈に依存しがちになる。 英語における「celebrity」という単語の使用が確認できる最古の文献は、14世紀のものである[2]。基本的には、有名・著名である(名声がある)状態および、そういう人を意味する[2]。一般的に、エンタテインメント界やスポーツ界の有名人を指すが[3]、修飾語的に他の職業の有名・著名人(a celebrity chef など)を指すこともある[3]。しかし、大衆向け雑誌や大衆向けテレビ番組では、有名人でかつ金持ちのことを指す傾向がある。このような雑誌や番組では、大富豪、俳優、スポーツ選手(プロフェッショナルやエリートアマチュアの)、スーパーモデル、作家などがセレブリティとしてよく取り上げられている。裕福だが有名ではない者は、セレブリティとは呼ばれない。また貧乏でも有名ならセレブリティと呼ばれる。例えば、インターネットセレブリティやYouTubeセレブリティと呼ばれる者たちは必ずしも裕福でない。また、有名な犯罪者の形容にも、この語が使われているのを見ることができる。古くはジェット旅客機で世界中を旅して回れる裕福な若者たちをen:Jet set 欧米のマスメディアでは、年末年始に celebrity of the year という特集が組まれることがあるが、この場合は「(その年の)話題の人」といった意味合いのことが多い。ファッション・モデルのセレブの場合、アメリカのモデルと誤解されがちだが、ナオミ・キャンベル、ケイト・モス[4]らはイギリス出身である。セレブの顔ぶれは、時代によって入れ替わり、2010年代にはカイリー・ジェンナー、レディ・ガガらもセレブとして報道されている[5]。 リアリティ番組の「celebrity edition」(有名人編)などには、それほど有名ではない、いわゆるB級スターが出演するケースが多い。celebrity の中でも特に有名、あるいは人気が高い者を A-list
概説
英語のCelebrity