萩原 進（はぎわら すすむ、1913年7月23日 - 1997年1月20日）は、日本の歴史学者である。群馬県吾妻郡長野原町出身。群馬県の郷土史研究に従事。群馬県議会図書室長、前橋市立図書館長を歴任。 1934年群馬県師範学校を卒業し、群馬県内の小学校訓導・教諭・教頭を経て、群馬県農業会主事・群馬県議会図書室長・前橋市立図書館長を歴任。その間、群馬県図書館協会副会長、全国公共図書館理事、また「みやま文庫」理事兼編集委員長や「群馬県文化事業振興会」常任理事、群馬県芸術文化協会長、前橋刑務所篤志面接委員や読売新聞選挙浄化委員、1987年には群馬県史編纂専門委員長としてその完成に尽力、1984年に群馬県文化財保護審議会長をつとめた。 群馬県の郷土史研究に従事。千々和実に啓発され郷土史研究を決意。千々和実と共篇により「高山彦九郎全集全4巻を刊行、浅間山の研究・著作にも精力を傾け、「浅間山風土記」「天明三年浅間山噴火史」を経て「浅間山天明噴火史料集成（Ⅰ?Ⅴ）」を完成させた。 典拠管理
目次
1 来歴
2 業績
3 受賞・受章歴
4 主な著作
5 関連項目
来歴
業績
受賞・受章歴 叙勲時に愛妻ふみ（1918年2月24日 - 2008年7月9日）と（自宅にて）
1972年 学制発布百年記念式典表彰（文部省）
1973年 群馬県政功労者 知事表彰
1981年 上毛新聞出版文化特別賞
1983年 高橋元吉文化賞
1983年 勲五等双光旭日章
主な著作
「浅間山風土記」煥乎堂（1942）
「高山彦九郎全集（全4巻）」（千々和実と共著）高山彦九郎遺稿刊行会（1943‐54）
「草津温泉史」文進社（1948）
「万座温泉風土記」文進社（1948）
「群馬県金融史」群馬大同銀行（1952）
「上毛裏がえ史」群馬情報社（1956）
「郷土芸能と行事?群馬県」煥乎堂（1957）
「群馬県史明治時代（Ⅰ-Ⅴ）」高橋書店（1959）
「あがつま史帖」西毛新聞社（1963）
「群馬県遊民史」上毛新聞社（1965）
「上州人（上-下）」上毛新聞社（1965）
「下長磯操翁式三番叟人形」前橋市教育委員会（1971）
「上州よもやま話?NHK前橋放送から?みやま文庫39」みやま文庫（1971）
「足尾鉱毒事件」上毛新聞社（1972）
「群馬県人」新人物往来社（1975）
「歴史の振子」あさを社（1975）
「郷土歴史人物事典 群馬」第一法規出版（1978）
「萩原進著作集」東京国書刊行会（1981）
「浅間山天明噴火史料集成（1-5）」群馬県文化事業振興会（1985）
「緑蔭史話（みやま文庫106）」みやま文庫（1987）
「上州人事業化列伝」群馬県経済研究所（1988）
「碓井峠（増補新装版）」有峰書店新社（1989） ISBN 4870451816
「山村暮鳥（みやま文庫112）」みやま文庫（1990）
「群馬の郷土芸能・下（みやま文庫127）」みやま文庫（1993）
「高山彦九郎読本」群馬県出版センター（1993） ISBN 4906366198
「炎の生糸商人中居屋重兵衛（新版）」有隣堂（1994） ISBN 4896600215
「爪跡一路」むそじ刊行会（1995）遺著。巻末に編著書・撰文碑所在各目録、年譜他の記載あり。国立国会図書館・群馬県下の主な公立図書館所蔵
「その人その人生 下村善太郎下村善右衛門伝」下村善太郎同善右衛門伝記刊行会（1993）
関連項目
郷土史
日本の郷土史家一覧
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