『荒野の用心棒(こうやのようじんぼう)』は、1973年4月3日から12月25日まで、火曜日の21時から21時55分にNET系列で放送されたテレビ時代劇。全39話。 「荒野の素浪人」(第1シリーズ)の続編。 時は天保年間。新型の連発式ライフル銃の名手・秋月左馬之介、爆雷の使い手・速見雷蔵、剣の達人・谺鬼十郎(こだま・きじゅうろう)ら三人の浪人と、行く先々の宿場や村で彼らを用心棒として売り込むマネージャー役・すっぽんの三吉たちの活躍を描くマカロニ・ウェスタン調の時代劇。 話サブタイトル放送日脚本監督ゲスト
概要
キャスト
秋月左馬之介:夏木陽介
通称「鉄砲の旦那」。連発式ライフル銃の名手。主にライフル銃を使用するが、短銃も携帯しており不測の事態になると使用したりする。腰に刀を差しているもののほとんど抜くことはないが、第21話においては、銃ではなく刀を用いて相手を刺殺している。
速見雷蔵:竜雷太
通称「雷の旦那」。手製の爆雷投げの名手。情に熱く涙もろい性格で、また農村出身のため、百姓のように権力や立場の弱い者に対して優しく、己の利害ために虫けらのように踏みにじる悪党には激しい怒りを露にする。爆雷を主な武器として使うが、接近戦の際には刀を使う事もある。
谺(こだま)鬼十郎:渡哲也
通称「埃(ほこり)の旦那」。剣の達人。常に寡黙でニヒルな性格。右の腰に水の入った瓢箪を提げている。三吉が眼鏡を掛けている際、三吉の事を「メガネ」と呼んでいる。
すっぽんの三吉:坂上二郎
左馬之介ら用心棒たちの交渉人。『荒野の素浪人』に登場した坂上二郎演じる「すっぽんの次郎吉」の瓜二つの弟。次郎吉同様、金に眼がなく口八丁手八丁で相手の懐に入り込み、仕事を手に入れるが、あまり良い結果を得られていない。常に色違いの西洋傘を何本も携帯し、眼鏡を掛けることが多い。また、「花子」と言う名前の小馬を連れている。
流れ星のおりん:篠ヒロコ(第27話よりレギュラー)
女賞金稼ぎ。左馬之介たちの行く先々で現れ、左馬之介たちを助けている。
旅の素浪人:三船敏郎(第3、5、7、9、11話)
『荒野の素浪人』の主人公・峠九十郎。左馬之介らの力になったりする。
語り:江原真二郎
スタッフ
プロデューサー:勝田康三、田中壽一、安井治、菜穂進
脚本:サブタイトル参照
監督:サブタイトル参照
音楽:菊池俊輔
撮影:坪井誠、斉藤孝雄、村野信明、内海正治、坪井春樹
美術:石田良之、安部衛、木村晃广、大橋豊一
録音:大野久男、田中信行、吉沢昭一
照明:佐藤幸郎、安藤禎洋、宮川和美
編集:阿良木佳弘
助監督:宮越澄、天野恒幸、内藤三郎、鹿島章弘、白山一城
記録:照井鈴子、堀北昌子、内田絢子、山本礼子、中川節子、浅野秀子
製作担当:太田喜十郎、中沢敏明、原田昇、河井正一
殺陣:宇仁貫三、高倉英二
演技事務:中沢敏明、佐々木健一
効果:東宝効果集団
整音:トリッセン・スタジオ
現像:東洋現像所
装置:三船プロ
小道具:高津映画装飾
装飾:三度屋美術工房
衣裳:京都衣裳
美粧:山田かつら店
制作:NET、三船プロダクション
サブタイトル
1死の砲撃は冥土に吠えて・・・1973年
4月3日池田一朗村山三男宮口精二、工藤明子、草薙幸二郎、嵐芳三郎、大木正司、ロルフ・ジェサー
2魔の国境いに砂塵が舞って・・・4月10日津田幸夫土居通芳田村亮、真山知子、深江章喜、永野裕紀子、夏川大二郎、堺左千夫、片岡五郎、有泉隆