荒処の沼入り梵天
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荒処の沼入り梵天
別称・清水祭
梵天を突き刺す様子(2024年5月4日撮影)
種類伝統行事
日程5月4日
頻度毎年
会場厳嶋神社 弁財天沼
会場所在地秋田県横手市平鹿町醍醐字荒処
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯39度16分57.5秒 東経140度31分40.9秒 / 北緯39.282639度 東経140.528028度 / 39.282639; 140.528028座標: 北緯39度16分57.5秒 東経140度31分40.9秒 / 北緯39.282639度 東経140.528028度 / 39.282639; 140.528028
開催国 日本
初回開催江戸時代
主催

沼入り梵天保存会

厳嶋神社

厳嶋神社氏子

荒処の沼入り梵天(あらところのぬまいりぼんでん[注 1])は、秋田県横手市平鹿町醍醐の荒処集落にて行われる伝統行事[6][7]。秋田県内各地で行われている梵天行事の一種だが、奉納する梵天を沼に突き立てるのが特徴的であり珍祭として知られる[6]

厄年や初婿を迎えた男10人前後が沼入りし[8]梵天と呼ばれる祭具を厳嶋神社の真下にある弁財天沼の中央部に突き立てる[9][7]。珍祭とも言われるが[6]、梵天は一本の棒に米俵を取り付け、頂点部に御幣、周りに注連縄をまわしたもので、梵天本来の姿をよく残している[7]

1983年昭和58年)12月16日に国の選択無形民俗文化財に選択された[1][10][11]
祭事

祭日は旧暦3月17日であったが、後に(時期不明)5月1日へと改められた[8]。旧暦3月17日に開催していた頃は、旧暦3月16日が宵祭、当日が神輿渡御3月18日に梵天の沼入りが行われていたが、現在は当日の午前中は沼入り、午後は神輿渡御と同一日に統一して行っている[8]2023年の開催からは5月4日に改められた[2]

行事は沼入り梵天保存会、厳嶋神社とその氏子総代が主体となり、その下に年番制が置かれている[8]。年番制では集落を5つ分け、その1番?5番組が毎年交代しながら行事を担当する[8][12]。沼入りするのはこの1年で結婚した男、新しく家を建てた男や厄年の男女で、10人前後が集まる[8]。なお、老人や女性の場合は代人を立てることができる[8][11]2019年時点では5人の男衆が沼入りに参加している[3]沼の中心部に梵天を運ぶ様子

祭事は当日の午前10時頃に始まり、厳嶋神社にて神職による祈祷が行われる[8][13]。その後、祭事で用いられる梵天と神輿が安置されている「お宿」と呼ばれる年番長の家[13][5]へ向かい、年番長や沼入りする者たちへお祓いを行う[14]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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