草野絵美
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くさの えみ
草野 絵美
2022年
生誕 (1990-08-04) 1990年8月4日(33歳)
日本 東京都
出身校慶應義塾大学環境情報学部
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アーティスト

起業家

歌手

作詞家

作曲家

大学講師

著名な実績

デジタルアート

人工知能アート

子供Zombie Zoo Keeper(長男)
公式サイト ⇒www.emikusano.art
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草野 絵美(くさの えみ、1990年8月4日 - )は、東京を拠点に活動する日本のアーティスト

レトロフューチャリスティックな作風と人工知能等、最新テクノロジーを用いた表現で知られており、英国のオークションハウスであるクリスティーズグッチのコラボレーション・オークションでは、AI生成を使った3Dドレスを発表した[1]

取引総額16億円を記録した[2]NFTアニメ・プロジェクト「新星ギャルバース」共同創業者兼、共同原案者。東京芸術大学非常勤講師。シンセウェーブ音楽ユニットSatellite Young主宰・歌唱担当。
来歴・人物
高校時代・フォトグラファー

2008年よりも以前の高校時代から、ファッションフォトグラファーとして活動。ウェブサイト「Japanese Streets」CNNのトラベルガイド総合サイト「CNN Go」、イギリスの業界誌「WGSN」などを媒体に原宿を中心にストリートスナップを撮影[3]。写真作品はニューヨークのFIT美術館[4]、イギリスのヴィクトリア&アルバート博物館で展示もされた[5]
大学時代・起業

2011年、慶應義塾大学環境情報学部在学中に[6]、スタートアップを立ち上げ起業。伊藤穣一率いるインキュベーションOpen Network Labの4期生として、海外向けのグラフィックデザイナーSNS「arraies」ベータ版を立ち上げるものの、立ち上げメンバーの就職により開発は見送られる[7]

2012年3月に21歳で結婚。11月に第一児を出産[8]
音楽活動・インスタレーション作品の発表「Satellite Young」も参照

2014年、シンセウェィブの分野で、サウンドマンであるベルメゾン関根と、音楽ユニット「Satellite Young (サテライトヤング)」として活動を開始する。現代風にアレンジされた80'sサウンドに、人工知能オンライン交際など現代のネット社会や最新テクノロジーをテーマに楽曲制作を行う[9]

2016年 スウェーデン発のアニメ『Senpai Club』の主題歌提供、米国インディーレーベル「Future City Records」「New Retro Wave」からのリリースにより、欧米を中心にファンを増やし、2017年にはテキサス州の音楽フェス サウス・バイ・サウスウエストに出演[9]

2018年、日本科学未来館で開催された多分野横断型のアート・ハッカソン「Art Hack Day」に参加アーティストとして選出される。人工生命をもったカラオケマシンをアート作品「Singing Dream」として発表する。審査員特別賞を受賞[10]

2019年より、東京芸術大学で非常勤講師に就任。現代アーティストであるスプツニ子と共に教壇に立つ[11]

2019年、オーストラリアで行われた、CGカンファレンス「SIGGRAPH Asia」Art Galleryにて、デザイナーズベイビー問題を題材にしたメディアアート作品「Instababy Generator」が入賞[12]

2020年10月、Emi Satellite名義で初のソロ・シングル「Glass Ceiling」をリリース。女性の生き辛さと共鳴し、未来に向かって進んでいこうというメッセージも込めたエンパワーメント・ソングとなっている[13]
NFTアートへの挑戦

2021年3月、セカンドシングル「IPO」をリリース。日々乱高下する株式市場をインスピレーションに作詞。同時に初のNFT作品「Love Is an IPO」を出展し[14]、Foundationで落札される。

2022年4月、NFTアート作品「Shinsei Galverse(新星ギャルバース)」をリリース。映像作家の大平彩華とタッグを組み、髪型や服装、目の色や形などがひとつひとつ違う「ギャル」イラストをコンピューターで8888体生成した。4月14日に売り出し始め、発売からわずか6時間で完売。OpenSeaの「Top NFTs」ランキングでにて24時間部門で1位を数日間獲得、二次流通で取引されている額を含めて、4月17日時点での取引総額は、3600ETH(日本円にして13億円以上)にまで達している[15]

2022年フランスで開催された、「Nft in Europe」[16]、2023年には、2月香港で開催された「FOMOAsia」[17]、6月ポルトガルで開催された「Non Fungilble Conference」[18]、9月に韓国で開催された「The Gateway Korea」など、海外での講演も積極的に行なっている。

2022年11月、デジタル庁主催 Web3.0 研究会等に有識者として参画[19]
AIを用いた創作活動の開始

2023年4月、米国のデジタルアートギャラリー「Bright Moments」Japan Contemporary部門に自身が手がけるAIアート作品が選出され24時間以内に100点が完売する[20]

2023年6月、ファション業界誌「WWDJAPAN」にて自身の顔を学習したAIアートの表紙を手掛ける。日本のファッションメディアにおいて初のAI表紙である[21]

2023年6月、文化庁 第23期 文化審議会 著作権分科会委員に就任。生成AIと著作権に関する議論に参画する[22]

2023年6月、SuperRareでAI技術を使ったセルフポートレート作品「Synthetic Reflections」シリーズを発表。1作目である#1は、3.5ETH(当時のレートで96万円相当)で落札される[23]

2023年7月、オークションハウス、クリスティーズグッチの、コラボレーション・オークション「フューチャー・フリークエンシーズ(Future Frequencies)」に生成AIを使った3Dドレスをクレア・シルバーと共同で出展[24]

2023年7月、共同創業者を務める「新星ギャルバース」は、 グラミー賞ノミネートアーティストであるトーヴ・ロー『I like u』のオフィシャルMVを製作。自身はエグゼクティブプロデューサーを務める[25]

2023年10月、イギリスのサーチギャラリーで初めて開催されたエキシビジョン「Long Live London」で自身の「Synthetic Reflections #2」が展示される[26]

2023年12月、アートバーゼルマイアミで開催した「Gateway Miami」で「Synthetic Reflections #5」を出展。パネルトークに参加。

2023年 伝統的な日本のアニミズム信仰と最先端技術の融合をテーマとしたAIアートコレクション「Techno-Animism」を発表し、米国のデジタルアートギャラリー「Bright Moments」と共に、アートバーゼル期間のマイアミ、ニューヨーク、東京を敢行するワールドツアーを開催[27]。二週間の間に336作品、合計11.2ETH(当時のレートで315万円)の作品を完売させた[28]

2024年2月ジェネラティブアートのプラットフォームのArt Blocksでは、Curated部門に選出され、作品「Melancholic Magical Maiden」を発表[29]


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