草津温泉スキー場
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草津温泉スキー場

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所在地群馬県吾妻郡草津町草津白根国有林内
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度37分45秒 東経138度35分9秒 / 北緯36.62917度 東経138.58583度 / 36.62917; 138.58583座標: 北緯36度37分45秒 東経138度35分9秒 / 北緯36.62917度 東経138.58583度 / 36.62917; 138.58583
旧名草津スキー場
草津国際スキー場
運営者草津町(指定管理者:草津観光公社)
開業日1914年(大正3年)
造設地形草津白根山
標高1,600 m - 1,245 m
標高差335 m
最大傾斜30
コース数6本
索道数8本
公式サイト932-onsen.com

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草津温泉スキー場(くさつおんせんスキーじょう)は、群馬県吾妻郡草津町に位置するスキー場。施設は草津町が保有し、指定管理者制度に基づき管理・運営は草津町が90%近くを出資する株式会社草津観光公社が行っている[1]。また、地方公営企業法の財務規定等が適用された地方公営企業である[2][3]

2018年4月から名称を草津国際スキー場から草津温泉スキー場に変更した[4]
概要

日本有数の温泉地である草津温泉に隣接したスキー場。草津で初めてスキー場がオープンしたのは1914年(大正3年)のことで同年にスキークラブが設立されたが、ゲレンデが大衆に開かれたのは1935年(昭和10年)のことである[5]。1935年当時は林間スキー場とも称された[5]。日本で最初にスキーリフトを導入し、スキー教室が開催されたスキー場でもある[5]。山麓の天狗山・おなりやまゲレンデと、上部の青葉山ゲレンデがあり、その間をクワッドリフトでつないだ構成となっている。
天狗山ゲレンデ

山麓のメインゲレンデ。土曜日・特定日にナイター営業あり(第1・第3土曜日はナイターを500円で滑れる「ワンコインナイター」営業を実施)。2018-2019シーズンからキッズパークのあるエリアをファミリーゲレンデと称するようになった。天狗山高速クワッドリフト脇に短い直線状のコースがあるが、2011年頃まで存在していたジャンプ台の跡に作られたコースである。ファミリーゲレンデにはジップライン「BanZip TENGU(バンジップ テング)」があり、通年営業している(悪天候時などを除く)(別料金)。
おなりやまゲレンデ

天狗山ゲレンデから天狗山高速クワッドリフトで上がるとおなりやまゲレンデ[注 1] の上部に着く。ペアリフトが1基と、しゃくなげ高速クワッドリフト[注 2] がある。
青葉山ゲレンデ

おなりやまゲレンデからしゃくなげ高速クワッドリフトで上がると青葉山ゲレンデがあり、ペアリフトが2基ある。滑走距離250?350mほどの中斜面。以前はここにロープウェイ山麓駅があった。
しゃくなげコース

青葉山ゲレンデから天狗山ゲレンデへ滑り降りる、全長3.2 km・平均斜度10度のロングコース。
R292コース

2018-2019シーズン新設[5]。国道292号冬季閉鎖区間を伸ばし、青葉山ゲレンデ?おなり山ゲレンデまでを滑るコースとした。全長2.0 km・平均斜度5度。
施設

リフト
クワッドリフト2基、ペアリフト6基

レストラン
天狗山レストハウス・おなりロッジ・青葉山レストラン

駐車場(約2,000台)
国道292号でスキー場に向かうと、国道左側(スキー場側)に、手前から順に天狗山第1,第2,第4駐車場がある(国道右側に第3駐車場、少し遠くに第5,第6駐車場)。天狗山チケットセンター至近の駐車場は第1駐車場ではなく第4駐車場である。御成山駐車場は現在は廃止されている。白根火山ロープウェイ山麓駅そばの殺生駐車場は、以前はフルシーズン利用することができたが、その後はしゃくなげコースがオープンしている時期は閉鎖されるようになっていた。2018-2019シーズンからはロープウェイ廃止・国道292号がコースとして使用されることになったため全く利用できなくなった。
沿革

1914年(大正3年) - 草津にスキー場が開設され草津スキークラブが発足[5]

1935年(昭和10年) - スキー場が大衆に開かれる[5]

1948年(昭和23年) - 天狗山ゲレンデに日本初のスキーリフトができる[6]。草津周辺の硫黄鉱山の物資輸送用設備を参考にして、ボランティアを含む地元民の労力で出来上がった350m・乗車時間6分のものだった[7][8]。なお「民間営業用の」日本初となり、他所にはそれ以前に進駐軍専用として架設されたスキーリフトが存在していた[9]

1960年(昭和35年) - 白根火山ロープウェイ完成。

1971年(昭和46年) - 12月27日午後1時半ごろ、振子沢コース(当時は振子沢スキー場という呼称)の殺生河原でスキーヤー6人が硫化水素を含むガスで中毒死する事故があった。最初に2人が中毒死しているのが発見され、ガスマスクをつけての遺体収容作業中にさらに4人のスキーヤーが滑降してきたが制止が間に合わずガス層に突っ込み、4人はほぼ即死するという痛ましい事故であった。亜硫酸ガスは温泉開発会社のボーリング用蒸気パイプに生じた亀裂から漏れて溜まったものだった[10][11]

1972年(昭和47年) - 天狗山スキー場に初心者用リフトを新設。万座温泉スキー場の一部として運営されていた本白根第2リフトとヒュッテ(本白根ロッジ)を国土計画から買収した[12]

1977年(昭和52年) - 白根火山ロープウェイが白根火山ゴンドラリフトに架け替えられる[13]

1979年(昭和54年) - 天狗山・御成山ゲレンデに人工降雪機導入[13]

1988年(昭和63年) - 白根火山ゴンドラが再度架け替えられ白根火山ロープウェイ(2代目)(実際には索道の方式としてはゴンドラリフト)となる。1988-1989シーズンより草津音楽の森スキー場がオープン(前年から一部オープンしていた)[14]。隣の草津高原ゴルフ場を利用し、2本の高速トリプルリフトを掛けた独立した初心者用ゲレンデであり滑り込みは出来なかった。開発は群馬県企業局で運営は草津町が受託していた。1999年閉鎖され、以後はクロスカントリーコースとして利用されている。

1990年(平成2年) - 12月、草津町が出資した第3セクターにより新スキー場「スキーポート・シズカ」(のち草津シズカ山スキー場)が本白根山東南斜面にオープン。後述の、草津を含んだ一帯を巨大スキーエリア化する構想の一端でもあったが、草津シズカ山スキー場は来客が低迷し1999-2000シーズンを最後に閉鎖される。

1991年(平成3年) - 草津町は長野五輪(1998年)を狙い、志賀高原渋峠と草津をゴンドラで結び、スキー客を呼び込もうとする構想を打ち出した[15]

1993年(平成5年) - 草津町が発起人となり、万座・草津・志賀高原(渋峠・横手山)のスキー場を連結し日本最大スキーエリアとして共通リフト券を発行することなどを検討する広域スキー場推進協議会が発足[16]。前述のゴンドラでの連結構想や、本スキー場と草津シズカ山スキー場の連絡コース開設などが構想されていたが、実現することはなかった。

1995年(平成7年) - 1995-1996シーズンから、これまでの「町営草津スキー場」という名称を改め、「草津国際スキー場」とした。長野五輪(1998年)を控えイメージアップを図ったものである[17]。町長は「外国人選手が来場しても対応できるようにしたい」と意欲を見せていた。

2001年(平成13年) - スキー場向かいに入浴施設「ベルツ温泉センター」オープン。スキー帰りの入浴に便利であった。悪天候の時にリフト券を購入すると割引券がリフト券の裏についていた。


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