草壁署迷宮課おみやさん
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この項目では、石ノ森章太郎の漫画およびそのリメイク版漫画『新おみやさん』、ならびに緒形拳主演によるテレビドラマシリーズについて説明しています。渡瀬恒彦主演によるテレビドラマシリーズについては「おみやさん」をご覧ください。

おみやさん
ジャンル推理漫画、青年漫画
漫画:草壁署迷宮課おみやさん
作者石森章太郎
出版社小学館
掲載誌ビッグコミック
レーベルビッグコミックス
発表号1981年10月10日号 - 1983年5月25日号
巻数全4巻
その他連載時およびビッグコミックス版
単行本でのタイトルは
『おみやさん』の表記が主に用いられた。
漫画:新おみやさん
原作・原案など石ノ森章太郎(原作)
香川まさひと(脚本)
作画木村直巳
出版社小学館
掲載誌ビッグコミック増刊号
レーベルビッグコミックス
発表号2008年10月17日号 - 2011年6月17日号
巻数全2巻
話数14話
その他連載当初のタイトルは『おみやさん』。
テレビドラマ


迷宮課刑事おみやさん(緒形拳主演、1985年)

六本木ダンディーおみやさん(緒形拳主演、1987年)

おみやさん渡瀬恒彦主演、2002年 - 2016年)

テンプレート - ノート
プロジェクト漫画
ポータル漫画

『草壁署迷宮課おみやさん』(くさかべしょめいきゅうかおみやさん)は、石ノ森章太郎(当時:石森章太郎)作の漫画作品。『ビッグコミック』(小学館)に1981年10月10日号から1983年5月25日号まで連載された。小学館(ビッグコミックス)から刊行された単行本(全4巻)では、表紙で「草壁署迷宮課」が添えられている以外、背表紙、扉、奥付などのタイトル表記は単に『おみやさん』となっている。

草壁署資料課(通称・迷宮課)の課長である鳥居勘三郎(おみやさん)が、部下である草壁署署長の娘・七尾洋子と未解決事件を解決する。1980年代に緒形拳主演でテレビドラマ化され、2002年から渡瀬恒彦主演でテレビドラマシリーズが制作されている。

緒形拳版(朝日放送 / 1985年 - 1987年) - 後述

渡瀬恒彦版(テレビ朝日 / 2002年 - 2016年) - 『おみやさん』を参照。

登場人物
鳥居勘三郎(とりい かんざぶろう)
物語の主人公で草壁署資料課
[1]課長、警部。年齢は40代半ばで独身、草壁の名家・鳥居家の現当主であり、両親が他界している現在は広大な敷地を持つ屋敷でタマと二人暮らしをしている。古臭い容姿で性格はトボケていて能天気だが、記憶力と推理力は抜群で、現事件とそれに関わる迷宮入りした事件を解決している。お宮入り(未解決)の資料を扱う事と、苗字の「鳥居」なのもあり周囲からは「おみやさん」と呼ばれている。かつては本部捜査一課で優秀な刑事だったが、元々出世欲がなく手柄を仲間に譲る事が多く、部下を持つことすらしなかったため、それを良しとしない署長により資料課に配属された。草壁署の土地も鳥居家の所有物であることから、署長を介して捜査の情報を聞くなどの融通が利く。大学時代は考古学を専攻しており、それに基づいて人類の犯罪の歴史と言動を原題にした「犯罪考古学」を自身で確立させており、それに基づいて行動している。また、幼少の頃より剣道を習っていてかなりの腕であり、射撃の腕も優秀。通勤にはクラシックカーのFord Coupe 1940を使用、時折近所の子供を乗せてあげているようだ。
七尾洋子(ななお ようこ)
物語のヒロインで、資料課の巡査。七尾署長の一人娘で、公私同行を良しとしない署長により、鳥居以外には秘密にしている。刑事に憧れて警察の道を進んだが、署長により資料課にまわされた。最初は鳥居の容姿と資料整理に左遷だと思っていたが、やがて幾多の事件を解決する鳥居の姿に魅かれる。
七尾署長
草壁署の署長で洋子の父親。元々鳥居家と懇意であり、また鳥居が刑事だった頃から付き合いがあり、信頼できる人間として洋子を預けた。
狩野タマ
鳥居家の家政婦。自らを「たま」と呼び、鳥居や洋子をはじめとする知人からは「おタマさん」と呼ばれている。鳥居のことを「ボン」もしくは「ボンボン」と呼んで甲斐甲斐しく世話を焼いている。鳥居家にお邪魔する洋子を懸想していると思い込み、時には邪魔をするなど、まるで嫁姑の関係と類似している。
黒柳徹子の大ファンで、彼女と同じ髪型にしている。
単行本

小学館 ビッグコミックス(全4巻)

第1集(1982年12月発行) ISBN 978-4091805713

第2集(1983年1月発行) ISBN 978-4091805720

第3集(1983年4月発行) ISBN 978-4091805737

第4集(1983年7月発行) ISBN 978-4091805744


双葉社 双葉文庫 名作シリーズ(全3巻)

第1巻(2000年12月発行) ISBN 978-4575722802

第2巻(2000年12月発行) ISBN 978-4575722819

第3巻(2000年12月発行) ISBN 978-4575722826


新おみやさん(リメイク漫画)

『新おみやさん』は、香川まさひと脚本・木村直巳作画によるリメイク漫画である。「ビッグコミック増刊号」(小学館)に2008年10月17日号から2011年6月17日号まで連載された。当初のタイトルは『おみやさん』であったが、2010年10月17日号掲載の第11話から改題し、このタイトルで単行本も発売されている(小学館ビッグコミックス、全2巻)。

基本設定は原作に準じているが、舞台設定のみ当時も継続中だったドラマシリーズ『おみやさん』に合わせ、京都となっている[2]
単行本


第1集(2010年10月発行) ISBN 978-4091835109

第2集(2011年5月発行) ISBN 978-4091838780

テレビドラマ(緒形拳版)渡瀬恒彦主演のテレビドラマについては「おみやさん」を参照

緒形拳版
ジャンル刑事ドラマ
原作石ノ森章太郎
脚本田上雄
監督村川透
出演者緒形拳
古手川祐子(第1シリーズ)
小林稔侍
園佳也子
製作
プロデューサー杉本宏(朝日放送)
西村大介(朝日放送)
岡本悦治(朝日放送)
北畑泰啓(STAFFアズバーズ)
制作ABC

放送
放送国・地域 日本

迷宮課刑事おみやさん(第1シリーズ)
ナレーター政宗一成
放送期間1985年8月2日 - 11月8日
放送時間金曜 21:00 - 21:54
放送枠朝日放送・テレビ朝日金曜9時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数13

六本木ダンディーおみやさん(第2シリーズ)
放送期間1987年10月9日 - 12月25日
放送時間金曜 22:00 - 22:54
放送分54分
回数12
テンプレートを表示

朝日放送制作、緒形拳主演によるシリーズ。第1シリーズが『迷宮課刑事おみやさん』のタイトルで、第2シリーズが『六本木ダンディーおみやさん』のタイトルで、テレビ朝日系で放送された。
『迷宮課刑事おみやさん』(めいきゅうかけいじおみやさん)は、1985年8月2日から11月8日まで、毎週金曜日21:00 - 21:54に放送[3]

『六本木ダンディーおみやさん』(ろっぽんぎダンディーおみやさん)は、1987年10月9日から12月25日まで、毎週金曜日22:00 - 22:54に放送。

キャスト
主要人物
鳥居勘三郎
演 - 緒形拳経歴:草壁警察署資料課(第1シリーズ) → 六本木警察署資料課(第2シリーズ)草壁署資料課の課長。第2シリーズでは、郊外の草壁署から都心の六本木署へ転勤の辞令を受け取る。当初は草壁の屋敷からマイカー(ジャガー・Mk1/Mk2)で六本木署へ出勤したが、あまりの不便さに六本木住まいを決意し、高級マンション(エメラルドマンション・402号)の一室をキャッシュで購入。


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