茨城交通
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茨城交通株式会社
Ibaraki Kotsu Company, Limited
種類株式会社
略称茨交(いばこう)
本社所在地 日本
310-0055
茨城県水戸市袴塚三丁目5番36号
設立2009年(平成21年)3月27日(新会社)
業種陸運業
法人番号6050001006333
事業内容乗合バス事業
貸切バス事業
不動産業他
代表者任田 正史(代表取締役社長
資本金248,975千円
純利益▲1億3507万7000円
(2022年09月30日時点)[1]
総資産75億0919万円
(2022年09月30日時点)[1]
従業員数1115名(2020年2月29日現在)
主要株主みちのりホールディングス(100%)
関係する人物竹内権兵衛(創業者)
外部リンク ⇒ibako.co.jp
特記事項:民事再生手続下で旧会社(1944年(昭和19年)設立)の事業を継承。旧会社のルーツは1907年(明治40年)設立の鉄道会社・湊鉄道まで遡る。
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茨城交通株式会社(いばらきこうつう)は、茨城県水戸市に本社を置き、乗合バス貸切バスおよびタクシー事業と旅行業不動産業および自動車整備事業を営む会社である。略称は茨交(いばこう)。 

みちのりグループの傘下企業であり、100%出資の完全子会社である。

2009年(平成21年)に民事再生手続下で新旧分離されたが、本項では同名の新旧会社を連続性がある一体の会社として取り扱う。「茨城交通」は登録商標である[2]
概要袋田の滝観光輸送を担う袋田駅 - 滝本間のバス

水戸市を中心として県央(笠間市東茨城郡大洗町城里町茨城町)、県北(那珂市ひたちなか市常陸太田市常陸大宮市久慈郡大子町那珂郡東海村日立市高萩市北茨城市)及び栃木県芳賀郡茂木町で一般路線バスを運行する他、県央・県北地域を発着する県内外の高速バス・空港バスも7路線運行している。かつては福島県矢祭町までの運行(太田 - 小中 - 東館駅線)がなされていた。

沿線は県都・水戸、工業都市・勝田、日立を抱え、偕楽園大洗海岸アクアワールド・大洗国営ひたち海浜公園日立市かみね公園笠間袋田の滝などの有力観光地や、イオンモール水戸内原ファッションクルーズニューポートひたちなかなどの大型商業施設を抱える。また、水戸の梅まつり笠間の陶炎祭水戸偕楽園花火大会(夜の臨時便運行のみ)、水戸ホーリーホック主催試合、サイバーダイン茨城ロボッツ主催試合など営業エリア内で行われる著名な大型イベントの輸送も担う。

大学入試センター試験実施日においても、水戸駅北口から会場大学までの臨時バスを増便して対応する[3]

茨城県内では関東鉄道に次ぐ路線規模であり水戸都市圏では最大手である。また水戸市街地(特に水戸駅北口 - 大工町間)では約5分から10分間隔で頻発している一方で、水戸郊外や他市町村では著しく本数が少ない路線も多い。

1992年(平成4年)10月、経営合理化のために茨交県北バスを設立して大子営業所を継承させたが、2010年(平成22年)2月のグループ再編に伴う会社分割により茨交県北バスのタクシー事業をグループの茨城オートに譲渡し、バス・旅行事業部門は再統合し茨交県北バスを清算したほか、同年6月1日には茨城オートのバス事業を統合している。

2009年(平成21年)3月27日 経営不振による民事再生によって、事業を継承した現在の法人が発足。 同時にみちのりホールディングスの完全子会社となり、みちのりグループの一員となる。

2015年(平成27年)には茨城オート大子営業所を継承したうえで、茨城交通が保有する茨城オートの全株式を日産観光に売却し同社に経営権が移った。

2019年(令和元年)5月1日 同じみちのりグループの傘下であった日立電鉄交通サービスを吸収合併し日立オフィスを開設した。なお日立電鉄タクシーも同日付で商号を「電鉄タクシー」に変更した[4]

同年9月30日には、日産観光株式会社(本社:水戸市)の貸切バス事業及び旅行業を2020年(令和2年)1月1日を目途に譲り受ける旨の事業譲渡契約を締結した。国土交通省の認可がおりれば、全従業員と必要な資産を承継する予定であったが[5]、2019年12月23日に契約の解除を発表した[6]

2021年8月2日付で、なの花交通バス千葉県佐倉市)の全株式を取得したと同時に、なの花交通バスは茨城交通の100%子会社となった[7]

2022年8月1日、茨城交通は23年12月をめどに路線バス全車両にVisaタッチ決済やQRコード決済を導入することを発表した。QRコード決済はPayPayやメルペイと言った各種に対応予定である。また、19年に合併した旧日立電鉄交通サービスのICカード「でんてつハイカード」をいばっぴと統合する予定である。

2023年4月1日付で、茨城交通の子会社の電鉄タクシーを統合。バス事業と一体となった運営により日立市の公共交通の維持・発展に寄与するとともに、業務の効率化を図ることが狙い[8]
歴史
合併元の鉄道会社

茨城交通の成立時に合併した鉄道会社は次の3社である。
水浜電車(すいひんでんしゃ)

1921年(大正10年)設立。電気軌道の運営と電力供給事業を目的としていた。1922年(大正11年)に電力供給事業と電気軌道事業(浜田 - 磯浜)を開業した。軌道は小刻みに路線延長を繰り返し、合併の時点で 袴塚 - 湊(うち 大洗 - 湊 は1938年(昭和13年)6月以降休止)を開業していた。電力事業は1942年(昭和17年)に電力統合に伴い関東配電に譲渡されている。茨城交通の成立後は水浜線となったが、1966年(昭和41年)に全廃された。
茨城鉄道(いばらきてつどう)

1923年(大正12年)設立。1926年(大正15年)から1927年(昭和2年)にかけて開業した 赤塚 - 御前山間の鉄道線を保有していた。茨城交通の成立後は茨城線となったが1971年(昭和46年)に全廃された。通称は「茨鉄(いばてつ)」であった。
湊鉄道(みなとてつどう)

1907年(明治40年)設立。1913年(大正2年)から1928年(昭和3年)にかけて開業した 勝田 - 阿字ヶ浦間の鉄道線を保有していた。茨城交通の成立後は湊線となったが、2008年(平成20年)にひたちなか海浜鉄道に分社化(49%出資、残りはひたちなか市が出資)された。


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