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出典検索?: "英語人名の短縮形"
英語人名の短縮形(えいごじんめいのたんしゅくけい)では、英語圏における伝統的な個人名に用いられる短縮形について述べる。「人名の短縮形」も参照 英語圏の人々が日常的に使う名前は、正式名ではなく短縮形であることが多い。短縮形が本名である人もいる。例えば、ロブ (Rob)、ボブ (Bob)、ボビー (Bobby)、バート (Bert)、バーティー (Bertie) 等はいずれも短縮形であり、正式名はロバート (Robert) である。同様に、マイク (Mike)、マイキー (Mikey)、ミッキー (Micky)、ミック (Mick) 等も短縮形で、正式名はマイケル (Michael) である。 注意しなければならないのは、英語圏では短縮形も本名と同様に扱われることがあるものであって、通称や愛称(あだ名)とは性質が異なるものである、ということである。カーター大統領の公文書署名
概説
Jimmyとあるクリントン大統領の公文書署名
Billとある
ちなみにビル・クリントンのホワイトハウス時代の愛称(あだ名)は「ババ (Bubba)」であった。したがって彼は、
正式名(本名):William Jefferson Clinton
短縮形(本名):Bill Clinton
愛称(あだ名):Bubba(南部アメリカ英語で「兄貴」)
ということになる。
また格闘家のボブ・サップの場合は、
正式名(本名):Robert Malcolm Sapp, Jr.
短縮形(本名):Bob Sapp
愛称(あだ名):The Beast(「野獣」)
ということになる。
なお、短縮形の名前を公式に使用している者の正式名を紹介する際は、正式名の名(ファーストネームとミドルネーム)と姓の間に、短縮形の名前を" "に入れて挿入するのが正式な書き方である。例えば、クリントンの場合は William Jefferson “Bill” Clinton、サップの場合は Robert Malcolm “Bob” Sapp, Jr.となる。 伝統的な英語名にはほとんどの場合短縮形がある(稀に短縮形そのものが正式名になっている人もいる。例:Willie Nelson)。 また本来は短縮形として使用されていたものが、時代が下るにつれて正式名として定着したものもある(例:Kim, Lisa, Nancy, Peggy, Karen)。日本語の話者が「大ちゃん」と聞けば自然に「大助」「大二郎」などといった名前を連想するのと同じように、英語を母語とする者は通常 Willie や Will などと聞けば「この人の正式名は William」だということがすぐ頭のどこかをよぎるが、Lisa や Lillian はそれ自体が正式名として使用されることが多いため、今日では必ずしも Elizabeth と不可分なものではなくなってきている。これが「短縮形そのものが正式名になっている」場合と「短縮形が正式名として定着した」場合の違いである。 なお短縮形の名前のなかには、短いどころか元の正式名よりも長くなっているものもある(例:Ann → Nancy)。日本語の感覚からは分かりにくいが、英語を母語とする者にとってこうした長い短縮形は、元の名前よりも言いやすく聞き分けやすい、という場合もあるのである。したがって「簡略」という意味でこれらも立派な diminutive form である。
主な英語名の短縮形