英国議会
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グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国議会
Parliament of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland

種類
種類両院制
議院貴族院(上院)
庶民院(下院)
歴史
設立1801年1月1日
前身グレートブリテン議会
アイルランド議会
新会期開始日2019年12月19日
役職
元首エリザベス2世
1952年2月6日 (1952-02-06)より現職
貴族院議長ファウラー男爵(英語版)(無所属)、
2016年9月1日 (2016-09-01)より現職
庶民院議長(英語版)リンジー・ホイル(無所属)、
2019年11月4日 (2019-11-04)より現職
構成
定数1,435
785(貴族院)
650(庶民院)

貴族院[1]院内勢力  議長 (1)

聖職貴族(英語版)  主教(26)

世俗貴族

女王陛下の政府  保守党 (244)

女王陛下の野党  労働党 (176)

その他の野党  自由民主党 (91)  民主統一党 (4)  緑の党 (2)  アルスター統一党 (2)  プライド・カムリ (1)  無所属(英語版) (55)

中立派  クロスベンチャー (183)

庶民院[2]院内勢力

女王陛下の政府  保守党 (365)

女王陛下の野党  労働党 (202)

その他の野党  スコットランド国民党 (47)  自由民主党 (11)  民主統一党 (8)  プライド・カムリ (4)  社会民主労働党 (2)  北アイルランド同盟党 (1)  緑の党 (1)  無所属 (1)

棄権  シン・フェイン党 (7)

議長  議長(英語版) (1)
任期不定(貴族院)
5年(庶民院)
選挙
貴族院[1]選挙制度非公選
庶民院[2]選挙制度単純小選挙区制
前回総選挙2019年12月12日
次回総選挙2024年
議事堂

イギリスロンドン
ウェストミンスター宮殿
ウェブサイト
www.parliament.uk
脚注
^ “Lords membership - MPs and Lords”. UK Parliament. 2020年4月8日閲覧。
^ “State of the parties - MPs and Lords”. UK Parliament. 2019年12月28日閲覧。

グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国議会(グレートブリテンおよびきたアイルランドれんごうおうこくぎかい、英語: Parliament of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)は、イギリス立法府であり、本国及び海外領土王室属領の最高機関である[1]。それ自体が立法府優位を有しており、その結果、本国とその領土における他の全ての政治的機関を上回る最高権力を有する。その長はイギリスの君主(現在はエリザベス2世)であり、その座所はグレーター・ロンドンに位置するシティ・オブ・ウェストミンスターウェストミンスター宮殿にある。

議会は両院制で、上院貴族院)と下院庶民院)から構成されている[2]。君主は立法府の3つ目の構成要素を形成する(議会における女王[3][4]。貴族院は2つの異なるタイプの議員を含んでいる。すなわち、英国国教会で最も上級の聖職貴族で構成される聖職上院議員(Lords Spiritual)、及び首相の助言に基づいて君主により任命される連合王国貴族一代貴族とで構成される世俗上院議員(Lords Temporal)である。[5]2009年10月に連合王国最高裁判所が創設される以前は、貴族院は法曹貴族[要リンク修正]を通して司法機能(英語版)を備えていた。

庶民院は、少なくとも5年ごとに行われる選挙に伴い、民主的に議員が選出される議院である[6]。両院はそれぞれ、ロンドンのウェストミンスター宮殿(議事堂)内にある、互いに離れた議院に置かれる。憲法上の慣習により、首相を含む全ての大臣(ministers)は、庶民院議員であるか、 – あまり一般的ではないが、貴族院議員であるか – であり、これらの大臣は、それにより立法府の各部門に対して説明責任がある。

合同法イングランド議会(Parliament of England)とスコットランド議会(Parliament of Scotland)を通過したことにより合同条約(Treaty of Union)が批准され、1707年にグレートブリテン議会(Parliament of Great Britain)が形成された。19世紀の初めには、グレートブリテン議会とアイルランド議会により合同法が承認されたことで、議会はさらに拡大した。これにより、後者は廃止され、前者に100名のアイルランド議会議員と32名の貴族議員が加わり、グレートブリテンおよびアイルランド連合王国議会が創設された。アイルランド自由国が分離独立した5年後に、Royal and Parliamentary Titles Act 1927により、正式に議会の名称が“グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国議会”に修正された[7]

英国議会とその諸機関は、世界中の多くの民主主義諸国の模範となっており、「議会の母」または「諸議会の母」(the mother of parliaments)と呼ばれるまでに至っている[8]。しかしながら、ジョン・ブライトは – 彼こそがこの形容語句を作ったのだが – 議会よりもむしろ国(イングランド)に関して、その語句を使用した[9]


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