この項目では、日本映画の『英二』について説明しています。ものまねタレントの英二については「英二 (ものまねタレント)」を、プロ野球コーチの英二については「落合英二」をご覧ください。
英二
監督黒土三男
脚本黒土三男
原案長渕剛
原作黒土三男
製作服部詔男
佐々木啓雄
出演者長渕剛
イ・ナヨン
哀川翔
音楽長渕剛
笛吹利明
瀬尾一三
主題歌「とんぼ」
長渕剛
撮影戸澤潤一
編集新居晃
製作会社東映
フジテレビジョン
オフィスレン
東映ビデオ
配給東映
公開 1999年5月1日
上映時間120分
製作国 日本
言語日本語
配給収入2.5億円[1]
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黒土三男監督の3作目の作品で、長渕剛の主演映画第3弾である。
1988年にTBS系列で放送されたテレビドラマ『とんぼ』及び1997年にフジテレビで放送された『英二ふたたび』のその後のストーリーを描いた作品。 小川英二は8年の刑期を勤めて出所後、八田興業を壊滅させるが、舎弟の常吉は組長・湯沢を射殺して服役中であった。身寄りも仲間もいない英二は、西にいることしか分かっていない10年前に姿を消した妹のあずさを捜すため、単身九州を訪れ熊本にたどり着く。 かつて世話になった松のところに身を寄せ、熊本の組織である村川組に世話になるが、松はそのことに反対する。熊本で日本語を喋ることもできない若く美しい中国人女性・梅花(メイホウ)と出会う。英二の部屋から帰ろうとしない梅花を追い払おうとするが、やがて魅かれ合う。 しかし、梅花は日本に密入国した身であること、村川組に騙され、売春婦をさせられていることを知り、梅花を村川組から救い出し中国に戻してやろうと、決意する。あずさが鹿児島にいることを知った英二。既に結婚していたあずさを訪ねて鹿児島に出向くが、あずさもかつて同じように村川組から酷い仕打ちを受けていたことを知る。英二は、あずさと無事再会を果たした。その頃、梅花には村川組の魔の手が迫っていた。 英二はあずさ、梅花の復讐のため、単独で村川組にアサルトライフルで武装し、乗り込む。
あらすじ
キャスト
小川英二(おがわえいじ) - 長渕剛
梅花(めいほあ) - イ・ナヨン
水戸常吉(みとつねよし、英二の元舎弟) - 哀川翔
森島あずさ(もりしまあずさ、英二の妹) - 若林しほ
村川正次(むらかわしょうじ、村川組組長) - 高橋長英
小坂洋三(こさかようぞう、英二の舎弟) - 小坂徳利
品田(しなだ、村川組組員) - 上田耕一
生駒(なまごめ、村川組組員) - 渡辺哲
中井(なかい、会社社長) - 三遊亭遊三
塚田(つかだ、悪徳政治家) - 十貫寺梅軒
梶(かじ、村川組組員) - モロ師岡
森島健一(もりしまけんいち、あずさの夫) - 新保智
松井(まつい、最初に出演する狂気の高校生) - 橋本亘平
堂本高志(どうもとたかし、篠組若頭) - 石倉三郎(友情出演)
河合松次郎(かわいまつじろう、喫茶店マスター) - 松村達雄
小坂徳利、豊嶋稔、伊方勝、中松俊哉、松田清彦、高杉航大、七森美江、井上尚子、江戸松徹、瀬木一将、田淵景也、島津健太郎、草凪純 ほか
製作
スタッフ
監督・脚本:黒土三男
音楽:長渕剛、笛吹利明、瀬尾一三
原案:長渕剛
撮影:戸澤潤一
照明:吉角荘介
美術:今村力、赤塚訓
編集:新居晃
録音:柴山申広
スクリプター:松澤一美
スチル:大川奨一郎、阿部昌弘
監督補:武藤浩之
製作担当:大塚泰之
音響効果:柴崎憲治
特殊メイク:江川悦子、神田文裕、寺田まゆみ
ビジュアルエフェクト:ビッグエックス(松本肇)
操演:スプリームエフェクト(羽鳥博幸)
スタントコーディネーター:釼持誠
カースタント:TA・KA
ガンエフェクト:BIGSHOT
MA:東京テレビセンター
現像:東映化学
スタジオ:日活撮影所
ロケ協力:熊本市、熊本市交通局、桜島町観光課、岩国市商工観光課 ほか