この項目では、JR北海道の旅客駅について説明しています。かつて同名を称したJR貨物の駅については「苫小牧貨物駅」をご覧ください。
苫小牧駅
南口(2019年4月)
とまこまい
Tomakomai
所在地北海道苫小牧市表町6丁目4-3.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯42度38分23.22秒 東経141度35分48.38秒 / 北緯42.6397833度 東経141.5967722度 / 42.6397833; 141.5967722
苫小牧駅(とまこまいえき)は、北海道苫小牧市表町6丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅である。駅番号はH18。電報略号はトマ。事務管理コードは▲130325[3][4]。全ての旅客列車が停車する。 苫小牧市の代表駅。室蘭本線を所属線としており[1]、当駅を起点とする日高本線を加えた2路線が乗り入れている。また隣の沼ノ端駅を線路名称上の起点とする千歳線の列車も全て室蘭本線経由で当駅まで乗り入れているため、事実上3路線の接続駅となっている。 室蘭本線は当駅で運転系統が分かれており、特急列車の運行についても当駅から室蘭方面・千歳線が一体的に運用される形となっている。室蘭本線岩見沢方面は非電化区間が含まれており、普通列車のみのローカル線となっている。 JR北海道のICカード「Kitaca」札幌・旭川エリアの南端にあたる。当駅から隣りの沼ノ端駅を経由して千歳線方面がエリアとなり、その他の方面へは利用ができない。
概要
歴史1975年の苫小牧駅と周囲約2キロメートル範囲。右側が室蘭本線追分方面、千歳線千歳方面及び日高本線勇払方面。右下へカーブして行く苫小牧港開発前の日高本線旧線跡が残っている。左下側に王子製紙苫小牧工場があり、駅裏に大きな貯木場を持つ。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス
1892年(明治25年)8月1日:北海道炭礦鉄道の駅として開業[1]。一般駅[1]。
1906年(明治39年)10月1日:北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化(鉄道国有法)により、官設鉄道に移管[1]。
1908年(明治41年)8月14日:王子製紙専用鉄道[注釈 1]の王子軽便鉄道(通称・山線)が当駅を挟んで工場 - 支笏湖畔の自社発電所建設地(千歳郡烏柵舞)間運行開始[5]。
1909年(明治42年)
10月12日:線路名称設定により、室蘭本線の駅となる。
王子製紙苫小牧工場へ専用線敷設[6]。
1911年(明治44年)7月:駅舎改築(2代目)[7]。跨線橋設置[8]。
1913年(大正02年)10月1日:苫小牧軽便鉄道(通称・浜線)が佐瑠太駅(現・富川駅)まで開業[9]。当駅表、現・苫小牧市表町4丁目2付近[注釈 2]に浜線苫小牧駅開設[10]。
1922年(大正11年):王子軽便鉄道が一般客を受け入れ開始。当駅裏室蘭寄りに山線苫小牧駅開設。
1927年(昭和02年)
8月1日:苫小牧軽便鉄道線が国有化(鉄道敷設法)[11]。日高線(後の日高本線)となる[12]。苗穂工場苫小牧派出所設置[11]。
8月3日:追分機関庫苫小牧分庫設置[11]。
1929年(昭和04年)12月9日:苫小牧 - 佐瑠太間の軌間1067mm改軌工事が竣工、直通運転開始。これに伴い、構内を整理(8、9番線、留置3番線を増設。3番線を上り本線から日高線着発線に、4番線を下り本線から上り本線に変更。下り本線を6番線とし、6・7番線間に第2ホームを新設、跨線橋を延長[13])。浜線苫小牧駅廃止。
苗穂工場苫小牧派出所廃止[11]。
1934年(昭和09年)10月1日:北海道鉄道 (2代)札幌線(後の千歳線)が当駅へ4往復乗り入れ[11]。
1936年(昭和11年)7月:北海道での陸軍特別大演習を機に駅舎改築(3代目)[13][注釈 3]。