人口9,780人、面積1,206.77km²、人口密度8.1人/km²。(2024年4月30日、住民基本台帳人口)
以下の2町1村を含む。 1879年(明治12年)に行政区画として発足して以来、郡域は上記2町1村のまま変更されていない。 苫前はもともと「とままい」と読んだ。江戸時代の苫前郡域は西蝦夷地に属し、慶長年間ころから松前藩によって北海道本島部分はトママイ場所が開かれ、またテウレ(天売島)とヤンケシリ(焼尻島)はテシホ場所に含まれていた。天明6年には苫前神社
苫前町(とままえちょう)
羽幌町(はぼろちょう)
初山別村(しょさんべつむら)
郡域
歴史
郡発足までの沿革
郡発足以降の沿革北海道一・二級町村制施行時の苫前郡の町村(4.羽幌村 5.苫前村 6.初山別村 7.焼尻村 8.天売村 赤:羽幌町 青:区域が発足時と同じ町村)
明治2年
8月15日(1869年9月20日) - 北海道で国郡里制が施行され、天塩国および苫前郡が設置される。開拓使が管轄。
8月17日(1869年9月22日) - 水戸藩の管轄となる(北海道の分領支配)。
明治4年8月20日(1871年10月4日) - 再び開拓使の管轄となる。
明治5年
4月9日(1872年5月15日) - 全国一律に戸長・副戸長を設置(大区小区制)。
10月10日(1872年11月10日) - 4月に設置された区を大区と改称し、その下に旧来の町村をいくつかまとめて小区を設置(大区小区制)。
明治9年(1876年)9月 - 従来開拓使において随意定めた大小区画を廃し、新たに全道を30の大区に分ち、大区の下に166の小区を設けた。
明治9年の大区小区
第29大区
2小区 : 苫前村、白志泊村
3小区 : 力昼村
4小区 : 焼尻村、天売村
明治12年(1879年)7月23日 - 郡区町村編制法の北海道での施行により、行政区画としての苫前郡が発足。
明治13年(1880年)3月 - 留萌郡外六郡役所(留萌天塩中川上川苫前増毛郡役所)の管轄となる。
明治14年(1881年)7月 - 増毛郡外六郡役所(増毛留萌天塩中川上川苫前郡役所)の管轄となる。
明治15年(1882年)2月8日 - 廃使置県により札幌県の管轄となる。
明治19年(1886年)1月26日 - 廃県置庁により北海道庁札幌本庁の管轄となる。
明治27年(1894年) - 羽幌村が苫前村から分離して成立。同年白志泊村が苫前村に編入。
明治30年(1897年)11月5日 - 郡役所が廃止され、増毛支庁の管轄となる。
明治33年(1900年) - 初山別村が羽幌村から分離して成立。
明治35年(1902年)4月1日 - 北海道二級町村制の施行により、以下の町村が発足。(2村)
苫前村(二級村) ← 苫前村、力昼村(現・苫前町)
羽幌村(二級村、単独村制、現・羽幌町)