若親分千両肌
監督池広一夫
脚本直居欽哉
『若親分千両肌』(わかおやぶんせんりょうはだ)は、1967年12月30日に大映が配給した、池広一夫監督、市川雷蔵主演の任侠映画である[1][2]。『悪名シリーズ』と並ぶ、大映製作の代表的任侠映画として、市川雷蔵主演でシリーズ化され[3]、合計8作品が製作された最終作である[4]。この後の1969年、大映は松方弘樹主演を主演に『二代目若親分』を製作した。
あらすじが望まれています。
南条武は、ある日突然、ある男と間違われて襲撃されるが、とある一座の男に助けられ、彼の一座と共に福岡の宇島を訪れた。そこで襲撃してきた男たちの本来の襲撃目標が青柳組の跡取りで、長期間行方不明の栄吉だと知る。その後、南条武は旧知の友人で水上海軍少尉の男と偶然再会、青柳組が建造に関わっている軍海秘密兵器工場を見学するが、次の日、工場が何者かに爆破され、更に兵器設計図も無くなっていた。そして南条や友人にその嫌疑がかけられた。そこで南条は、事件の真相を調べるために立ち上がる。
配役
市川雷蔵 :南条武
藤村志保 : 青柳君江
久保菜穂子 : 葉子
坂本スミ子 : 春野かすみ
藤巻潤 : 水上正信
長門勇 : 弁天斎辰丸
山口崇 : 青柳栄吉
財津一郎 : サブ
北城寿太郎 : 黒崎勇次
織本順吉 : 赤松寅吉
近藤宏 : 岩造
守田学 : 荒牧憲兵曹長
仲村隆 : 吉村少佐
伊達三郎 : ドラゴンの鉄
木村玄 : 江藤少尉
塩崎純男 : 北川中尉
阿部脩 : 熊井上水
山本一郎 : 水兵
佐々五郎 : 水平
五味龍太郎 : 沢井塾頭
上野山功一 : 早坂少佐
三島雅夫 : 大杉天道
東野英治郎 : 青柳竜作
スタッフ
監督 : 池広一夫
企画 : 辻久一
撮影 : 武田千吉郎
美術 : 西岡善信
音楽 : 渡辺岳夫
編集 : 菅沼完二
脚本 : 直居欽哉
併映作品
『座頭市血煙り街道』: 三隅研次監督作品
若親分シリーズ
『若親分』 (1965年) 池広一夫監督
『若親分出獄』 (1965年) 池広一夫監督
『若親分喧嘩状』 (1966年) 池広一夫監督
『若親分乗り込む』 (1966年) 井上昭監督
『若親分あばれ飛車』 (1966年) 田中重雄監督
『若親分を消せ』 (1967年) 中西忠三監督
『若親分兇状旅』 (1967年) 森一生監督
『若親分千両肌』 (1967年) 池広一夫監督
脚注^ キネマ旬報1968年1月上旬新年特別号 p.101
^ “若親分千両肌”. 日本映画情報システム 文化庁. 2022年8月8日閲覧。
^ “ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「任侠映画」の解説”. Kotobank. 2022年7月25日閲覧。
^ “特集「ダンディズム8」市川雷蔵 若親分 千両肌”. Womanlife. 2022年8月28日閲覧。
外部リンク
若親分千両肌 映画DB
更新日時:2022年8月31日(水)04:29
取得日時:2022/08/31 22:43