若桜木虔
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若桜木 虔(わかさき けん、1947年1月29日 - )は、日本の作家。本名は稲村直彦。静岡県出身。沼津市立第一小学校、沼津市立第一中学校、静岡県立静岡高等学校東京大学農学部卒業。同大学院博士課程満期退学。
親族

高祖父は真郷。幕末の戊辰戦争で官軍の山縣有朋と渡り合い、沼津水野家の本領安堵を勝ち取ったことから、水野家から多額の報奨金を拝領する。(樋口雄彦著『沼津藩』現代書館)

祖父の真里は最後の菊間藩士。一高、東大で夏目漱石と同期(漱石の留年で同期となる)。國學院大學教授、神宮皇學館大学教授を経て勅任神官。従四位下。北辰一刀流免許皆伝の文武両道の人。北辰一刀流の免許状は沼津明治史料館で保管。祝詞研究の権威で、著書に『評釈近世名家諄辞集』(明治書院・昭和七年)『祝詞文修辞法 : 実習指針』(京文社・昭和十四年)『垂穂集』(従吾会・大正六年)『上代歌文讀本』(大阪府皇典講究分所・明治四十一年)など。
経歴

博士課程に進学した時からプロ作家としての活動を開始、博士課程の二年目で結婚、杉並区成田西に新居を構える。

ペンネームの由来は、大学時代の恩師で『源氏物語』研究の権威の秋山虔博士から一文字を頂戴したもの。

執筆依頼が大量に舞い込んだことから博士論文の提出を断念。他の単位は全て修了していたので、満期退学となる。大学時代の同級生には、元日弁連会長の宇都宮健児(卓球部)、民主党政権最後の財務大臣の城島光力などがいる。

大学卒業後は、板橋の淑徳短期大学の卓球部の初代監督となる。関東学生リーグ五部校ながら上位校を破って初のインカレ出場を果たし、監督としての手腕が脚光を浴びる。同大学のOGには全日本ダブルスで四連覇の藤井寛子などがいる。

この時の経験を活かして小学館から『強くなる卓球入門』を上梓、卓球専門誌の『卓球レポート』に十年以上に亘って連載。『白球を叩け!』は松竹で映画化、『きらめきの季節』のタイトルで上映される。主役の決定に際しては公開オーディションを実施、世界卓球連盟会長の荻村伊智朗と若桜木の相談の結果、主役は一ノ瀬康子に決定する。その他の出演者は、あおい輝彦、高橋悦史、柳生博など。若桜木自身も団体戦の監督役で出演。

大学在学中より執筆を開始(処女作『アンドロイドの日のために』はのちに大幅加筆、『アンドロイド ジュディ』と改題されて出版)。1977年に『小説 沖田総司』でデビュー。SF、アニメなどのノベライゼーション、ゲームブック、ミステリー、時代小説、漫画原作、実用書(速読術、視力回復トレーニング、小説創作指南、英単語記憶術)などを多く執筆するほか、架空戦記のジャンルでは他数名との共同筆名として『霧島那智』を用いる。
プロ作家養成

プロ作家を養成する講座および通信添削を開講。出身の主なプロ作家は以下の通り。

通信添削講座の詳細は「若桜木虔メール通信添削講座」を参照。

加藤廣 (『信長の棺』『秀吉の枷』『明智左馬助の恋』の三部作がベストセラー)

鳴神響一 (角川春樹小説賞と野村胡堂文学賞のW受賞)

泉ゆたか (小説現代長編新人賞と日本歴史時代作家協会新人賞ダブル受賞)

小島環 (小説現代長編新人賞受賞)

仁志耕一郎 (小説現代長編新人賞と朝日時代小説大賞W受賞)

田牧大和(小説現代長編新人賞受賞)

川越宗一 (松本清張賞と直木賞ダブル受賞)

千葉とも子 (松本清張賞受賞)

石川渓月 (2010年度第14回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞)

茜灯里 (2020年度第24回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞)

大谷睦(2021年度第25回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞)

赤神諒 (日経小説大賞受賞)

西山ガラシャ (日経小説大賞受賞)

平茂寛(朝日時代小説大賞受賞)

木村忠啓(朝日時代小説大賞受賞)

近藤五郎(富士見新時代小説大賞と『幽』怪談文学賞ダブル受賞)

三國青葉(日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞)

南原詠(『このミステリーがすごい!』大賞受賞)

有間カオル(メディアワークス文庫賞受賞)

松葉屋なつみ(C★ノベルス大賞と創元ファンタジー新人賞ダブル受賞)

時武ぼたん(ゴールデン・エレファント賞受賞)

高田在子(朝日時代小説大賞最終候補)

藤井龍(角川春樹小説賞最終候補)

著書

『小説
沖田総司』秋元文庫 1977(デビュー作)

『コバルトブルー誘拐事件』秋元文庫 1977

『ダークブラウン強奪事件』秋元文庫 1977

『沖田総司惜別詩』秋元文庫 1978

『グリーン予告殺人事件』秋元文庫 1978

『スカイブルー失踪事件』秋元文庫 1978

『盗まれた結婚式』集英社文庫 コバルトシリーズ 1978

『白球を叩け!』集英社文庫 コバルトシリーズ 1978

『ワインレッド殺人事件』秋元文庫 1978

『アポロンの剣闘士』集英社文庫 コバルトシリーズ 1979

『盗まれた超高層ホテル』集英社文庫 コバルトシリーズ 1979

『未知からの侵略者』秋元文庫 1979

『アンドロイドジュディ』文化出版局、ポケットメイツ 1980-81 (東大在学中に執筆した処女作 原題は「アンドロイドの日のために」)

宇宙空母ブルーノア』集英社文庫 1980

『宇宙戦艦ムサシ』文化出版局 ポケットメイツ 1980

『恐怖の異次元大地震 SF学園』秋元文庫 1980

『死者のデビュー曲』文化出版局、ポケットメイツ 1980

『消失人間の謎 SF学園』秋元文庫 1980

『青春に涙はいらない』秋元文庫 1980

『タイムトラベル3501』文化出版局、ポケットメイツ 1980

『日本タイム・パトロール』文化出版局、ポケットメイツ 1980


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