芸備線
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芸備線

芸備線を走行するキハ120形
(2010年4月14日 坂根駅 - 市岡駅間)
基本情報
日本
所在地岡山県広島県
種類普通鉄道在来線地方交通線
起点備中神代駅
終点広島駅
駅数44駅
電報略号ケヒセ
路線記号P
開業1915年4月28日
全通1936年10月10日
所有者西日本旅客鉄道
運営者西日本旅客鉄道
使用車両使用車両の節を参照
路線諸元
路線距離159.1 km
軌間1,067 mm狭軌
複線区間全線単線
電化方式全線非電化
閉塞方式自動閉塞式・特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
保安装置ATS-SW
最高速度85 km/h[1]

路線図
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}オープンストリートマップに芸備線の地図があります。広島駅から狩留家駅までを表示

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芸備線(げいびせん)は、岡山県新見市備中神代駅から広島県広島市広島駅に至る、西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線地方交通線)である。
概要

中国山地西部の山間を走るローカル線の一つ。1915年(大正4年)4月に私鉄の芸備鉄道が東広島駅(広島市) - 志和地駅(広島県三次市)間で開業したのが始まり[2]。線名は、広島市など旧安芸国と、旧備後国を経由して旧備中国を結ぶことに由来する[3]

備後落合駅木次線と、備中神代駅で伯備線と接続し、山陽地方側と山陰地方を結ぶ鉄道ネットワークの一部となっている[4]。とはいえ中国自動車道の開通や、山陽新幹線と接続する伯備線の特急列車網の整備などで、陰陽連絡路線のメインルートとは言い難く、現在は、広島市 - 三次市間の都市間輸送や広島市 - 三次市 - 庄原市および新見市 - 庄原市東城町といった広島県北東部沿線の通勤・通学輸送が主体となっている。全線での輸送密度(平均通過人員)は国鉄分割民営化が行われた1987年度には2561人だったが、2019年度には1323人だった[2]。ただし、後節のとおり当路線は区間によって輸送密度(平均通過人員)に大きな差がある。利用が低調な区間については存廃が取り沙汰されている(後述)。

三次駅 - 広島駅間では急行みよし」が運行されていたが、2007年7月1日のダイヤ改正で廃止され、快速「みよしライナー」へ置き換えられた[注釈 1]

狩留家駅 - 広島駅間は「広島シティネットワーク」として広島市の近郊区間に位置づけられており、IC乗車カードICOCA」のエリアに含まれる。同区間では2014年から、ラインカラーには「三次の名産ぶどうと、安芸高田市の花として親しまれているアジサイのイメージ」として紫(■)が[5]、路線記号は P が選定されている[6]。一方、車内掲示等で使われる広島エリアの路線図[7]においては備後落合駅 - 狩留家駅間もこのカラーで表現されている。

2016年に岡山・福山エリアならびに山陰エリアのラインカラー・路線記号が制定され、同年4月にJR西日本公式サイトの全域路線図へそれらが反映された際には、紫色にPの路線記号の適用区間が、備後落合駅 - 狩留家駅間も含めた芸備線全区間(伯備線での乗り入れ区間の新見駅までは伯備線ラインから―の緑色との併記)に拡大されている[8]。また、JR西日本岡山支社管内で駅掲示の運賃表を路線記号入りに更新した駅でも同様の対応となっている。その一方で、白木山駅 - 比婆山駅間各駅掲示の時刻表では、当初は路線記号未制定の山口地区各線同様に、路線記号のアルファベットが入らないカラーのみのシンボルを使用していたが、2021年ダイヤ改正時点では路線記号が入ったものに更新されている。また、岡山・福山エリアとしてのラインカラーではないことから[注釈 2]、備後落合駅 - 新見駅間では2016年改正時点においては運賃表以外の旅客案内には使用されていなかったが、2020年以降、新見駅での地下連絡通路の1・2番のりばの案内看板の更新時、備後落合駅の各のりばの案内看板の増設時など施設改修時に順次使用され(同様に姫新線のKと木次線のEも使用)、JR西日本中国統括本部発足後初となる2023年3月18日のダイヤ改正時に、他エリア(京阪神、山陰、広島・山口、JR四国)の路線記号を使用する案内を拡大したことから、岡山・福山エリアでも駅掲示時刻表の見出しと停車駅案内図で本格的に使用されている。

備中神代駅 - 備後落合駅間は総務・運行・現業などが中国統括本部(地域共生・部門間連携・異常時への対応は野馳駅東城駅を境に岡山県側が岡山支社の、広島県側が広島支社が対応)の直轄、備後落合駅 - 三次駅間は中国統括本部三次鉄道部[注釈 3]、三次駅 - 広島駅間は中国統括本部の直轄(地域共生・部門間連携・異常時への対応は広島支社)直轄である。

日本国有鉄道(国鉄)時代は塩町駅が岡山鉄道管理局と広島鉄道管理局の境界で、同駅は岡山局の管内だった。その後、備後落合駅が岡山支社と広島支社の境界(同駅は岡山支社管内)だった。

2022年の組織再編で総務・運行・現業などが中国統括本部に移管された。支社はその傘下で地域共生・部門間連携・異常時への対応を行う形態に縮小され、業務担当が自治体基準に見直されたことから、東城駅 - 備後落合駅間が岡山支社から広島支社に移管されたが、運行・営業面のエリア区分は従前通り備後落合駅を境に岡山・福山(備後)エリアと広島・山口エリアに分けられている(芸備線全区間を含む中国地方全域を対象とする場合は「中国エリア」として区分)。
路線データ

管轄(事業種別):西日本旅客鉄道(
第一種鉄道事業者


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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