花嫁衣裳は誰が着る
[Wikipedia|▼Menu]

花嫁衣裳は誰が着る
ジャンル
テレビドラマ
原作細川智栄子「あこがれ」
企画春日千春重村一
脚本長野洋、林さわこ、佐々木守
監督土屋統吾郎、岡本弘、竹本弘一、米山紳
出演者堀ちえみ
伊藤かずえ
松村雄基
原知佐子
梶芽衣子
名古屋章
織本順吉
初井言榮 ほか
オープニング椎名恵「愛は眠らない」
エンディング同上
製作
プロデューサー柳田博美、千原博司(大映テレビ)
石川泰平、遠藤龍之介(フジテレビ)
制作フジテレビ大映テレビ

放送
放送国・地域 日本
放送期間1986年4月23日 - 1986年10月15日
放送時間水曜20:00 - 20:54
放送枠フジテレビ水曜8時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数24
大映テレビ株式会社
テンプレートを表示

『花嫁衣裳は誰が着る』(はなよめいしょうはだれがきる)は、1986年4月23日から1986年10月15日まで、フジテレビ系列で毎週水曜20:00 - 20:54に放送されたテレビドラマである。主演は堀ちえみ

父を知らず、母も失った少女が、デザイナーを目指して数々の苦難を乗り越え、成功して幸運をつかむまでを描いた物語。

1968年に『週刊少女フレンド』(講談社)で連載された細川智栄子の少女漫画『あこがれ』を原作としている[注釈 1]
あらすじ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2016年6月)(使い方

父を知らず、3歳で母を失った少女にただ1つ許されていたのは、夢見ることだけであった。この物語は、そのはかない夢を大事に育てた少女の、愛のロマンである。「学歴もなく金もなく、両親さえいない少女にただ1つ許されていたのは、夢を見ることであった。この物語は、そのはかない夢を大事に育てた少女の、壮大な愛のロマンである。」(第1話のみ)

(オープニングナレーションより)

雪村千代は、母の死を要因にして3歳の頃、佐渡で有数のホテルを経営する伯父・相良源造の家に引き取られた。7歳の頃、源造の娘で千代と同い年の従姉妹であるみさ子が崖から転落し、足が不自由になる事故があり、その原因が千代とされてしまう。ある日、千代は海岸で負傷しているアイドル歌手の上月光を助ける。

高校を卒業したら、東京へ行きウエディングドレスのデザイナーを目指すという夢を支えに頑張る千代だったが、周囲からいじめを受け、孤立する佐渡の生活に耐えられず、予定を繰り上げて高校を中退して上京し、デザイナー事務所に就職する。光はリサイタルの衣装を新進デザイナーのユリ麻見に依頼する。ユリの店で、千代と光が再会した。完成した光の衣装を千代がアイロン室に置くと、何者かにアイロンの上に倒され焼かれてしまう。

コンサートに当日、ユリ兄弟とともに衣装を用意出来ないと謝罪に伺う千代に「出てけ。顔も見たくない」と罵る光に対して、光の父信行が一喝すると冷静になった光は衣装を着ないで歌うことを決断する。幕が上がり歌が始まるとお客も最初は戸惑っていたが、光の歌う姿に感動しコンサートはなんとか成功に終わる。光は後日、コンサートで着なかった衣装を自分が着るにふさわしくなるまで預かってほしいとユリデザインルームを訪れたが、その時はもっとふさわしい物をつくるから預かれないとユリに却下される。その帰り道に公園で光が千代にツアーに出るためしばらく会えないと伝え、お互いに頑張ろうと握手して別れる。このころから2人に愛が芽生え始めていた。

ファッションショーで千代にデザイン盗用の疑いがかかった。 かおりが調べたところスパイは同じデザイン事務所の理子だとわかるが、その罪をかぶって千代はデザインルームを辞める。その頃、光と千代は異母兄妹だという疑惑が浮上する。光の父、信行が設計したビルが建設中に崩壊し、多額の借金を背負うこととなる。千代はデザイン盗用の疑いが晴れてふたたびユリのもとに戻ることとなった。みさ子は光と結婚することとなる。みさ子は千代にウェディングドレスを作らせた。光が主役の映画では、スタントなしで撮影が行われた。崖から落ちそうになった藤堂を助けて転落するが、奇跡的に生還する。千代は光に異母兄妹だと告げたことを耳にしたみさ子は、光の記憶障害の父がいる金沢へ赴く。千代は佑介と結婚することを決意する。みさ子は光と千代が兄妹でない証拠写真を手に入れるが、焼き捨ててしまう。

光は佑介と千代とともに金沢へ行き、兄妹ではないことを確認する。佑介は千代を諦めると言って去っていった。2人に希望が生まれた矢先、みさ子はガス自殺を図ったが未遂に終わる。そのことを受けて光はみさ子、千代は佑介のもとへ戻ることにした。千代は佑介のもとで花嫁修業に励むが、スエのお供で仙台に帯同したときに偶然にも仙台にコンサートに来ていた光と再会する。佑介は光を潰す目的で芸能事務所を設立する。千代のもとを訪れたユリから、千代の父・篠原はユリの元恋人で、明江の夫であるということを知り失神してしまう。

千代と佑介の挙式の日が迫り、千代は佐渡に戻される。光は覚悟を決め佐渡に渡った。佑介との婚礼が2日後に迫る中、光は大胆にもバイクで酒田家に乗り込み千代を連れ出すことに成功する。佑介は怒り酒田企業の力を活かして2人が佐渡から出られないよう完全に包囲してしまった。しかし謎の男の案内で2人はボートで島から脱出する。千代は光と東京に向かう。佑介から逃れるため、明江の元でデザイナーの仕事を手伝うこととなる。

佑介は千代を奪うために手段を選ばず、みさ子や光に圧力をかけた。千代は諦め佑介と結婚する。光が佐渡にやって来るも、千代は「私はもう人妻です」と光を拒絶する。一生佐渡から出られないと覚悟をしていた千代に転機が訪れる。明江は藤堂と企み千代のデザイナーとしての才能を利用し、デザイン業界からユリを抹殺しようとしていた。佑介の命令で再び千代は東京に戻される。千代とユリが対決する形のジョイントコレクションが開かれ、結果は明江の思惑どおり千代の勝利となった。それを見たみさ子は人を陥れても自分は幸せになれないことを知り、空しさを感じ、千代が作ったウェディングドレスを千代に返し、光と結婚すべきと告げる。光は千代が心の妻として生きていく、と千代に約束する。芸能界から追放されていた光は歌手として再起を果たそうとする中、藤堂に裏切られ、会社を乗っ取られそうになり経営者失格の烙印を押され、更に千代に対する光の愛する心を知り自分の居場所がなくなってしまい、自暴自棄となった佑介は警察車両とカーチェイスの末、死を覚悟の上での交通事故を起こし、帰らぬ人となる。

ユリは一緒に勉強しようと千代にパリに行こうと誘ったが、酒田家の未亡人として生きていくことを決意した千代はそれを断る。しかし、千代の誠実さがスエの心を動かし、千代を酒田家の束縛から開放し、フランス行きをすすめた。東京に旅立つ前にきらくに寄り伯父、伯母、みさ子に別れを告げる。すると伯母から「つらくなったらいつでも帰ってきな。ここがお前の家なんだから」と初めて優しい言葉をかけられる。

東京に戻った千代はかおりに連れられて空港にユリを見送りに行く。そこでユリに必ずフランスに行くことを約束する。見送りが終わりユリデザインルームの皆と歩いていると、そこに光が立っていた。かおり達は気を利かせ先に立ち去る。

2人きりになり西新宿を歩きながら「千代が光にウエディングドレスを返して下さい。それを超えるものをつくりたいので」と懇願する。快諾した光はいつかそのドレスを着て僕のところに来るのを待っていると告げる。

光が千代の手を取り、共に歩き出す。新宿中央公園の公園小橋の階段を降りるところでドラマは終わる。

(ナレーションより)

「冬の便りが近付いていた。だが、愛し合う2人は、やがて来る春の鼓動を確かに感じ取っていた。父を知らず、3歳で母を失った天涯孤独の少女に唯一許されていたのは、夢見る事だけだった其の少女の夢が今、花開く季節を迎えようとしていた」
出演者
雪村 千代
演 -
堀ちえみ(幼少時代<回想シーン>:本名陽子)17歳の高校3年生。父を知らず、3歳のときに母・志津が死去。伯父の入り婿先である相良家に引き取られるが(佐渡への転居は、母の死の直前だった)7歳の頃から、夫妻の経営するホテル「きらく」で働かされるようになった。その後伯母・秀子からのいじめに耐え切れなくなり、独断で高校を中退し家出の上で上京する。母親譲りの、自分よりも人の幸せを考えてしまう控えめな性格のため、このことが災いになることが多い。か弱いイメージではあるが意外と忍耐強さもあり、生活や自己実現のためにはあまり周囲への影響を考えず、突発的に行動してしまう事がある。子供の頃のみさ子の転落事故に責任を感じており、それ以来彼女に敬語を使って接している。子供の頃からデザイナーになることを夢見る。作中で自身がデザインするウェディングドレスのタイトルは「あこがれ」。
相良 みさ子
演 - 伊藤かずえ千代の従姉妹。千代と同学年で、自身は第1話で18歳の誕生日を迎える。子供の頃は千代と仲良くしていたが転落事故で「千代が自分を崖から落とし、足を不自由にした」と思い込み、長年に渡り母や同級生達と手を組んで嫌がらせを展開。この事故で右脚を引きずるように歩くようになり、コンプレックスを感じている。ある時地元にやって来た光に一目惚れをし、後日彼を追って上京し同時に私立高校へ転校している(卒業出来ているかどうかは、作中では明言されていない)。裏表が激しい性格で表向き素直な性格を装い千代にも親しく接しているが、裏ではかなり嫉妬心が強く口達者で彼女の生い立ちやイメージを悪くする嘘などを周りの人に吹聴する。その後光との婚約にこぎつけるが、最終的には手を組んでいた佑介に反発し、千代と和解。将来の夢は翻訳家。
上月 光(こうづきひかる)


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:71 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef