花の魔法使いマリーベル
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花の魔法使いマリーベル
アニメ
監督遠藤徹哉
シリーズ構成小山高生三井秀樹
キャラクターデザイン大貫健一(原案)
金津賀哲
音楽石黒孝子
アニメーション制作葦プロダクション
製作テレビせとうちビックウエスト
葦プロダクション
放送局テレビせとうち・テレビ東京系列ほか
放送期間1992年2月3日 - 1993年1月18日
話数全50話
OVA:花の魔法使いマリーベル フェニックスのかぎ
監督遠藤徹哉
脚本遠藤徹哉
キャラクターデザイン大貫健一(設定)
金津賀哲
音楽石黒孝子
アニメーション制作葦プロダクション、ビックウエスト
製作ヒーロー・コミュニケーションズ
発売日1992年8月8日
収録時間40分
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『花の魔法使いマリーベル』(はなのまほうつかいマリーベル)は、1992年2月3日から1993年1月18日にかけて、テレビせとうちを制作局としてテレビ東京系列局などで放映された魔法少女アニメ。全50話。葦プロダクション制作。
概要

本作は、葦プロダクション制作の魔法少女アニメ第3弾。監督の遠藤徹哉(後に「えんどうてつや」に改名)にとっては2作目の監督作品である。花の魔法使いマリーベルと、相棒の妖精タンバリンが、南欧風の架空の港町サニーベルを舞台に活躍する物語である。「人間と自然との共生に大切なものは、夢を信じ大切にする純粋な心」というのが本作の語るテーマである[1]

アニメーション製作は葦プロの外注班である、スタジオジャイアンツが担当している。企画スタート当初、既に『花の魔法使い』とのタイトルや、キャラクター原案の大貫健一が描く「帽子に花がついた少女のイラスト」の提示案があり、これを元に、遠藤の第1作目監督作品『ジャンケンマン』のような子供向け作品として制作が進められた。スポンサーであるバンダイからは、「内容は任せるが、玩具としてステッキとタンバリンを販売したい」との意向を受けており、ここから逆算して各キャラクターを創出・配置していく方法がとられた。
また、遠藤監督が嗜好する『メリー・ポピンズ』のモチーフを本作に取り入れることにより「子供たちの夢をかなえつつ、大人もかつて抱いていた大切な何かを思い出す」という基本のコンセプトが出来上がり、それは本作のラストまで貫かれている。セリフでは説明的で長くなってしまう要素を明確に伝えるためBGMに歌詞をつけミュージカル仕立ての展開を取る手法も本作の特徴で、主要キャラの声優は歌唱経験のある役者から選ばれている。

一回目の全話DVD化の際に添付された作品解説書では「本作のテーマを視聴対象である幼児・児童向けにわかりやすく丁寧に描いており、本格的子供向けアニメとして作られていることが理解できる」旨の解説が述べられている。その意図通り、本作は魔法少女アニメの本来のターゲット層である子供たちからの大きな支持を獲得し、後に劇場版や、本作のキャラクターを用いた児童向けの交通・防災関連の教育アニメが作られている。
本作の特色

本作は『魔法使いサリー』に代表される「異世界の魔法少女が人間界に訪れる」という旧来的なパターンを踏襲した作りになっているが、従来の作品群に比べて大きく異なる趣を持っている。その大きな要因は、魔法少女アニメ本来の訴求対象である年少者層の中でも、幼稚園児から小学校低学年辺りの低年齢層に向けた作品として作られており、ストーリーのプロットや主要キャラクターの配置が、魔法少女アニメとしては珍しく特異な位置づけで描かれているところにある。具体的には、魔法少女が主役でありながらも主人公自身がエピソード展開の中心に立たず、主人公の周囲を取り巻く年少の子供たちもしくは大人たちを物語の中心に据え、彼らが直面する問題や事件、舞台となる町にまつわる事件に主人公が介入して解決に導いていくというプロットとなっている点である。また、同プロダクション制作の『魔法のプリンセス ミンキーモモ』『魔法のエンジェルスイートミント』と同様、主人公マリーベルにも人間界にやってきた動機は存在しているが、前述の2作と異なり「主人公が果たすべき使命・目的を持つ」という旧来型の魔法少女アニメの定番の要素が物語全体の根幹的な部分に根ざしていない[2]。それと同時に、劇中で主人公の使命や目的達成を掲示する状況設定や演出が存在しておらず、主人公の持つ目的や行動の動機が前面に押し出される形で描写されていない[3]。これにより、個々のエピソードの積み重ねによって作品全体のテーマをさりげなく掲示すると共に、マリーベルの存在を子供の視聴者にとって身近で親しみやすいキャラクターとして印象付けている。

つまり、本作は「魔法少女=視聴者である子供の願望の体現者(感情移入の対象)」「何らかの果たすべき使命を持つ」という王道的な要素を取り入れておらず、主人公マリーベルが特別な力を持ちつつも周囲に取り巻く子供たちと同等の存在として扱われ、本来の視聴者層である子供たちにとっての「等身大のお友だち」「困った時の良き相談相手」といった位置づけで描かれているのである(なお、主人公の友人ないし周囲のごく少数の大人が主人公の正体を認知しつつ受け入れているという図式は前作『スイートミント』から取り入れられている)。

各エピソードの枠組みに関しては、魔法や妖精の存在といった幻想的な要素を扱いつつも日常離れしたスケールの大きな事件は基本的に起こることはない。あくまで主人公と子供たちの周囲で起きる身近な出来事を物語の主体としており、日常のすぐ傍に存在する不思議な世界との交流を通じて「自然と人との共存」というテーマを描くという姿勢で一貫している。
ストーリー

サニーベルの街に住む幼い姉弟ユーリとケンは、お隣のローズおばあちゃんから借りた、魔法使いが活躍する童話絵本「マリーベルの絵本」が大好き。町外れの丘の上で仲良く絵本を読み終えた後、両親の営む花屋に客が来ないことに心を痛めていた二人は「マリーベルがいてくれたらなあ…」とつぶやいた。そんな時、まばゆい光と共に2人の足元に咲いた一輪の花の中から、マリーベルという名の不思議な少女が相棒の妖精タンバリンと共に現れる。彼女は自らを「花魔法界からやってきた花の魔法使い」だと名乗り、たちまち二人の願いを魔法で叶えてしまう。その後、マリーベルはサニーベルに住み着いてユーリたちや他の子供たち、町の住人らと徐々に仲良くなり、一人前の魔法使いになるべく花魔法の力で人々に様々な夢や希望を与えながら楽しく過ごしていく。

やがて、妖精ハンター、ジートの恩師であるシェルボー教授が妖精の捕獲を目論んで強引に実行した都市開発計画により、花魔法界の守護神的存在である「聖なる樹」との争いが起こり、地球上からありとあらゆる植物が消えうせるという一大事に発展、地球が滅亡の危機に立たされてしまう。聖なる樹の暴走を阻止すべく立ち向かうも、争いの末に魔力を使い果たし花魔法界で眠りについたマリーベルは、ユーリ、ケン、そして彼女の復活を願う人々の思いと夢見る心の力により魔法の力を取り戻して目覚める。そして、聖なる木と争うのではなく対話することを選び、人々との交流と触れ合いによって聖なる木の怒りを鎮めようと試みる。その中で、己の野望を果たさんがために草花や木を邪魔者とみなしていたシェルボー教授は、忘れ去っていた自然との触れ合いの過去を思い出し、改心する。人間を憎んでいた聖なる木も、人と自然はお互いにかけがえの無い存在同士であることを忘れ去っていた自分に気づき、人間たちと和解して花魔法界へと帰って行った。

こうしてサニーベルの町と世界の危機を救ったマリーベルは、フラワーハウスの庭いっぱいに人々の心の花を咲かせることに成功し、花魔法界の女神フローリアから一人前の魔法使いと認められる。そして人と自然がいつまでも共存できるよう見守り続けるため人間界に残り、人間たちと共に仲良く暮らしていくのだった。
登場人物
花の魔法使い
マリーベル・フォン・デカッセ
- 本多知恵子ユーリとケンの願いを聞き届け、花魔法界から人間界へやってきた魔法使いの女の子。本作の主人公。
魔法の花びらに働きかけて発動する花魔法の使い手で、肩書きは「花の魔法使い」。実年齢50万5歳、人間年齢換算5歳[4]。口癖は「マリーベルにお任せよ!」。人間界への来訪は一人前の魔法使いになるための修行も兼ねており[5]、ユーリたちの願いを叶えた後、町外れの丘の上にフラワーハウスを建ててサニーベルの町に定住し、人々の夢や幸せ、そして人と自然との良い関係を守るべく花魔法の力を駆使しながらみんなと仲良く楽しく過ごしていく。性格は明るく朗らかで社交的。特に、人間の目に見えない不思議な存在を信じ夢見る心を持つ人や自然を愛する人には大人子供問わず友好的に接する。反面、ジートやシェルボー教授のように悪意を持って自然を脅かそうとする人間に対しては怒りをあらわにするが、過ちを認め素直に心を入れ替えれば快く許し、自分を疎んじる人であっても分け隔てなく受け入れる心の広さと他者を深く思いやる優しさを併せ持っている。


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