花のズボラ飯
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花のズボラ飯
ジャンル
料理・グルメ漫画
漫画
作者原作:久住昌之
作画:水沢悦子
出版社秋田書店
掲載誌Eleganceイブもっと!
発表期間2009年6月号 - 2015年10月
巻数全3巻
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ポータル漫画

『花のズボラ飯』(はなのズボラめし)は、原作:久住昌之、作画:水沢悦子による日本漫画。『Eleganceイブ』(秋田書店)2009年6月号より連載開始し、2015年10月号まで連載された。単行本は全3巻[1]宝島社このマンガがすごい!2012年版オンナ編第1位作品。

2016年時点の累計発行部数は70万部に達する[2]。話数表記は「○皿め」。
ストーリー

夫が単身赴任となってしまった主婦・駒沢 花が、毎日のごはんを手抜きメニュー(ズボラ飯)で乗り切ろうとするグルメ漫画作品。主人公の心理描写が多いことなど、同じく久住原作の別作品『孤独のグルメ』(谷口ジロー:作画)と共通する部分も多いため、女版孤独のグルメとして紹介されることもある[2]
登場人物
駒沢 花(こまざわ はな)
本作の主人公。東京に住む30歳(連載開始時。34皿めの翌日が誕生日で31歳に)の主婦。旧姓は「亀山」。夫が単身赴任することとなり、家の留守を預かる。電車で3駅先の本屋にパート勤務している。テンションが上がると一人称が「ハナコ」になる。これは本名の「花」より語感が可愛らしいという理由で自分をこう呼んでいる。
駄洒落好きでボキャブラリーがかなり豊か。いたってルーズな性格であり夫のいない時は自堕落な生活を送っているが、気性の激しい一面もあり、食べ物関係でつっこみを入れることがあるほか草食系男子などの「はっきりしない男」などに怒りを感じることもある。手間要らずでおいしい「ズボラ飯」を作って食べるのが好き。他の家事にしても、性格自体がズボラなため、夫が帰ってくる時以外は散らかしたままで暮らしている。掃除・洗濯は彼女にとっては「一大イベント」である。しかし、料理を作ることが苦手[注 1]という訳ではなく、夫が帰ってくる時はそれなりに手間暇をかけた料理を作る。成人女性としてはかなりハイカロリーな食生活を送っているが、一応体重や体型は気にしており、ダイエットなどをすることがある。しかし、大抵長続きしない。大学2年の時に病気を患い、子供が出来にくい体になってしまっている。夫婦仲は非常に良好で、未だアツアツ。
ゴロさん
花の旦那で単身赴任中。作中では顔や姿や直接的な会話が描写されず、花の回想で身体の一部分が出てくる程度である。下の名前が『孤独のグルメ』の主人公・井之頭五郎と同じであるが名字や設定は全く異なる。仕事はかなり忙しく、なかなか休みが取れないため家に帰って来ることは稀。休みが急な仕事で潰れてしまうこともしょっちゅうで、花はその度に悲しみ、愚痴っている。赴任先は1巻では福岡市、2巻では神戸と日本各地を転々としている他、シンガポールへ出張することもある。食べっぷりは妻が惚れ惚れするほど気持ちがいい。綺麗好きで単身赴任中、花が家を散らかしまくっていることを知らない。結婚前は喫煙していた。
店長
花のパート先である本屋の初老の店長。口調は柔らかいが、話が長く愚痴っぽくなるところがあり、その部分は花が苦手としている。お汁粉を上手につくることができる妻がいる。
高円寺、小野
花の家の隣で同棲している「ヒッピーの生き残り」のような男性と女性。「高円寺」と「小野」がどちらの名字なのかは不詳。花に色々な食材をおすそわけする。2人とも子供は好きな方ではなく、結婚する予定もないと語っている。花からは度々「ジョン&ヨーコやりたいカップル」と称される。
ミズキ
プロのイラストレーター。花の大学時代の親友で同い年の30歳。「ハナミズ」と呼ばれていたほどの仲良しで、今でも時々遊んだりしている。タカシという彼氏と半分同居していたが結婚する気はなかった。しかし彼氏との子供が出来てしまい、できちゃった結婚することになった。喫煙者だが、妊娠を機にタバコをやめた。
ウッチー(内山)、ガスケツ
花の大学時代の友人。ウッチーは既婚者で「幸せ太り」中。ガスケツは眼鏡をかけており、学生時代からオーディオおたくでAV関係以外には興味がなく、休日は秋葉原でAV機器あさりをして時間を潰しているため独身。会話中、2人で同じ言葉をハモってしまうタイミングで答える癖を持っている。
花の両親
母親は容姿が花に似ているが、性格は花に似ず几帳面で料理好き。花が子供の頃からショートカットの髪型で通している。花のズボラさを熟知しており、簡単なレシピを教えることもある。父親は無口だが温厚な性格で頭髪が薄く、娘のことを「花助」とあだ名で呼ぶことがある。
書誌情報

原作:
久住昌之、作画:水沢悦子 『花のズボラ飯』 秋田書店、全3巻
2010年12月20日発売 .mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 978-4-253-10452-4

2012年3月8日発売 ISBN 978-4-253-10459-3

2015年11月16日発売 ISBN 978-4-253-10611-5


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