すでに清算されている「東芝機器」とは異なります。
芝浦機械株式会社
SHIBAURA MACHINE CO., LTD.
種類株式会社
市場情報東証プライム 6104
芝浦機械株式会社(しばうらきかい、英: SHIBAURA MACHINE CO., LTD.)は、東京都千代田区および静岡県沼津市に本社を置く総合機械メーカーである。旧社名は東芝機械であり、かつて東芝グループに属していた。 芝浦製作所(現:東芝)の出資により、1938年(昭和13年)に分社化。工作機械の名門。 ロゴタイプは、英字でShibaura Machine。 ドイツの重機械メーカーである、クラウスマッファイと射出成形機の分野で技術提携を行っている。 コーポレートステートメントは"View the Future with You"である。 横中ぐり盤の国内シェアトップ。
概要
工作機械からスタートした技術を射出成形機、ダイカストマシン、押出成形機、印刷機械、精密加工機、微細転写装置、電子制御装置、ロボット、油圧機器、鋳物、半導体装置・などの様々な事業に展開している総合機械メーカーである。
沿革
1938年(昭和13年) - 芝浦工作機械設立(会社創業)。
1939年(昭和14年) - 鶴見工場開設(後の芝浦工機)、強力大型工作機械の製作を開始。
1942年(昭和17年) - 沼津工場開設(後の芝浦機械製作所)、中型精密工作機械の生産に着手。
1949年(昭和24年)
企業再建整備法に基づき芝浦機械製作所を設立(会社設立)。
株式を東京証券取引所に上場。
1952年(昭和27年) - プラスチック押出機完成。
1953年(昭和28年) - ダイカストマシン完成。
1956年(昭和31年) - 射出成形機完成。
1961年(昭和36年) - 芝浦工機と合併、社名を「東芝機械」に変更。
1964年(昭和39年) - 相模工場を開設。
1972年(昭和47年) - 相模事業所に大型産業機械工場建設(鶴見工場を移転)。
1984年(昭和59年) - 相模工場に射出成形機工場完成。
1987年(昭和62年)
東芝機械ココム違反事件。
御殿場工場を開設。
1996年(平成8年) - 東芝からスカラロボットを業務移管。
1999年(平成11年)
食品機器部門の生ビールディスペンサー等をホシザキ電機(現・ホシザキ)へ事業移管。
本社機能を東京から沼津へ移転し、沼津本社とする。
2001年(平成13年)- オフセット輪転印刷機(書籍・出版用含む)の事業を小森コーポレーションに譲渡。
2002年(平成14年)
東芝機械(上海)有限公司設立(製造現地法人)。
半導体装置事業を分社化し、株式会社ニューフレアテクノロジーを設立。
2004年(平成16年)- 芝浦メカトロニクスの直交ロボット事業を譲り受ける。
2007年(平成19年)- 登記上本店である東京本店を銀座から内幸町に移転。
2008年(平成20年)- 油圧機器事業を分社化し、株式会社ハイエストコーポレーションを設立。
2009年(平成21年)- 沼津本社工場内にある、親歯車ホブ盤HRS-500のマスターウォームホイールが日本機械学会機械遺産第34号に認定。
2015年(平成27年)- ハイエストコーポレーションの全株式をナブテスコに譲渡。
2017年(平成29年)- 東芝が保有していた株式(議決権所有割合で22.11%)の大半を自己株式として取得。東芝は筆頭株主から外れ、議決権所有割合も2.77%となる。
2020年(令和2年)4月1日 - 社名を「芝浦機械」に変更[1]。
2021年(令和3年)4月1日 - 本社機能の一部を沼津から東京本店に移転させ東京本社とする。これに伴い東京本社と沼津本社の二本社体制になる。
製品
射出成形機
電動式射出成形機
油圧式射出成形機
液状シリコン用射出成形機
リニア駆動射出成形機
熱硬化性成形機
導光板専用射出成形機
多色射出成形機
バンダイと共同開発した、世界で唯一の4色多色射出成形機(この多色射出成形技術はバンダイの特許となっている。)の1/60プラモデルが販売された[2]。
ダイカストマシン
ホットチャンバダイカストマシン
コールドチャンバダイカストマシン
押出成形機
単軸押出機
二軸押出機
シート機
フィルム機
コーター
印刷機械
工作機械
マシニングセンタ(門形/横形)
横中ぐり盤
ターニングセンタ
研削盤
精密機器
非球面加工機
ガラス成形機
スライサ
レーザソー
ナノインプリント装置
高輝度LED用ナノインプリント装置
Size:26 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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