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「色」のその他の用法については「色 (曖昧さ回避)」をご覧ください。

「色彩」はこの項目へ転送されています。

色彩の理論については「色彩論」をご覧ください。

坂本真綾の楽曲「色彩」については「幸せについて私が知っている5つの方法/色彩」をご覧ください。

yamaの曲については「色彩 (yamaの曲)」をご覧ください。

色相環.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}この項目では色を扱っています。閲覧環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。

色(いろ)は、可視光の組成の差によって感覚質の差が認められる視知覚である色知覚、および、色知覚を起こす刺激である色刺激を指す[1]
概説

色の認識には、光源・物体・視覚の三要素が必要である[2]

色と光に何らかの関係があることは古くから知られており、アリストテレスは「色は光と闇、白と黒の間から生じる」と述べている[3]。しかし、色の本質が明らかになるのは20世紀になってからである[3]。現代科学では色は目の前にあるというより色彩の認識として存在すると考えられている[3]

色覚は、目を受容器とする感覚である視覚機能のひとつであり、色刺激に由来する知覚である色知覚を司る。色知覚は、質量体積のような機械的な物理量ではなく、音の大きさのような心理物理量である。例えば、物理的な対応物が擬似的に存在しないのに色を知覚する例として、ベンハムの独楽がある。同一の色刺激であっても同一の色知覚が成立するとは限らず、前後の知覚や観測者の状態によって、結果は異なる。
色の様相
色の分類
物理学上の分類

色は物理学上では光源色と物体色に大きく分けられる[4]
光源色
太陽や電球、ネオンサインなどのように光源が発する光の色のことを光源色という[4]
物体色
物体に光を当てた時に認識できるその物の色のことを物体色という[4]。物体色には表面色(反射色)と透過色がある。表面色(反射色)はリンゴの表面の赤色のように物体に光が当たった際に特定の波長の光のみが反射されることでもたらされる(白の場合はすべての光を反射し、黒の場合はすべての光を吸収する)[4]。透過色はメロンソーダの緑色のように半透明の物体を光が通過する際に吸収されずに透過した特定の波長の光によってもたらされる[4]
色彩学上の分類

炎や電球が写り込んだ写真では実際にそこから光を放射しているように見えるなど、実際の色の認識は光源色と物体色では説明できないことが知られている[5]。そのため色彩学では面色と表面色という色の見え方の違いが重要とされている[5]
面色
視界に入る一面が青空のときのように位置関係や距離が不明瞭で奥行きのない二次元の色の見え方[5]
表面色
通常、物体の表面に現れているもので位置関係や距離などが明瞭に認識できる色の見え方[5]
色の三属性

色の見えは光源や物体によって変化するが、色味とその濃淡(強度)や明暗を具えている点で共通する。これは、色相(Hue)・彩度(Saturation・Chroma)・明度(Value・Brightness)と呼ばれる。色相・彩度・明度は合わせて色の三属性と呼ぶ[1]色空間の一つHSV色空間(: HSV model)は、この三つの成分からなる。

白や灰色、黒のグレースケールは、明度で区別され、色相を含まず彩度が0である。このような色を無彩色と呼ぶ。グレースケール以外の色は三属性すべてを持つ有彩色である[6]

血色などは体調などに対する反応に過ぎず、色ではない。上記の様に、色の三属性を全てを具えたものが色であり、「色には明度が無い」とか「白や黒は色ではない」などと主張している人たちが、志向しているものは色ではない。
色相詳細は「色相」を参照

色相はといった色の様相の相違である。「ピンク色」「レモン色」「ライム色」「空色」「赤茶色」「薄紫色」「肌色」「水色」などの色合いを表現する名詞と知覚内容を表す述語、そして、固有色名は色相を表現する語彙ではない。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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