色物
[Wikipedia|▼Menu]

色物(いろもの)
演芸

寄席において、番組(出演プログラム)の主流を占めていない少数派の演芸および、それらを演じる芸人を指す呼び名[1]。寄席の看板、ビラ、高座のめくりなどでは、色物に属する芸人の名を)でなく主に朱色[1]などの別の色で書く習慣がある。

由来ははっきりしないが、文化年間頃より、講談を主に見せる寄席(講釈場)に落語家が出演する際、色物と呼んでいたとされる[2]。落語を主に見せる寄席が増えるに従って、落語が色物と扱われることはなくなった[2]

現代の寄席においては、次のような演芸が色物として扱われる。主に東京では落語と講談以外の諸芸を指すが、上方では漫才が寄席芸の主流であるため、その限りでない[1]

音曲

奇術

曲芸

太神楽

曲独楽


ものまね(声色)

紙切り

腹話術

漫才

漫談

ボーイズ

コント

なお東京では、落語を主に見せる寄席に講談師が出演する場合は、色物とは扱われない[1]。一方、講釈場に落語家が出演する場合は色物扱いとなる[1]
その他

衣類のうち、洗濯に注意を要する、濃く染色された種類のこと。色柄物とも。色移り参照。

「色物乳飲料」の略称。乳飲料の分類のひとつで、色が白くないものの呼び名[3]乳飲料#乳飲料の種類参照。

上記演芸の「色物」から転じ、主流から外れたもの。風変わりなもの。きわもの、ゲテモノとほぼ同義。例:色物商品[2]

脚注^ a b c d e 大衆芸能のあらまし 寄席における色物とは - 日本芸術文化振興会文化デジタルライブラリー
^ a b c 『色物』 - コトバンク
^ 乳飲料とは ? めいらく調査隊が行く!知って得する食と健康コラム - スジャータめいらくグループ

関連項目

いろもん - かつて日本テレビ系列で放送されていたトークバラエティ番組
.mw-parser-output .dmbox{display:flex;align-items:center;clear:both;margin:0.9em 1em;border-top:1px solid #ccc;border-bottom:1px solid #ccc;padding:0.25em 0.35em;font-size:95%}.mw-parser-output .dmbox>*{flex-shrink:0;margin:0 0.25em;display:inline}.mw-parser-output .dmbox-body{flex-grow:1;flex-shrink:1;padding:0.1em 0}このページは曖昧さ回避のためのページです。一つの語句が複数の意味・職能を有する場合の水先案内のために、異なる用法を一覧にしてあります。お探しの用語に一番近い記事を選んで下さい。このページへリンクしているページを見つけたら、リンクを適切な項目に張り替えて下さい。


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:6446 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef