『桂春団治』(かつらはるだんじ)は、1951年(昭和26年)に発表された長谷川幸延による日本の小説である[1]。実在の落語家・初代桂春団治を題材としている。同作を原作とし、1956年(昭和31年)に『世にも面白い男の一生 桂春団治』 、1965年(昭和40年)に『色ごと師春団治』として映画化されている。 小説『桂春団治』の初出は、1951年12月の『オール讀物』昭和26年12月号(文藝春秋)である[1]。翌1952年(昭和27年)4月の第26回直木賞にノミネートされたが、賞は逃した[1]。単行本は大幅に加筆されて、1962年(昭和37年)に角川書店から刊行された。
目次
1 略歴・概要
2 映画(1956年版)
2.1 スタッフ・作品データ
2.2 キャスト
3 映画(1965年版)
3.1 スタッフ・作品データ
3.2 キャスト
4 舞台
5 註
6 関連項目
7 外部リンク
略歴・概要
映画(1956年版)
出演者森繁久彌
音楽船越隆二
撮影三村明
製作会社宝塚映画
配給東宝
公開 1956年11月27日
上映時間108分
製作国 日本
言語日本語
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『世にも面白い男の一生 桂春団治』(よにもおもしろいおとこのいっしょう かつらはるだんじ)は、1956年(昭和31年)宝塚映画製作・東宝配給、長谷川幸延の小説『桂春団治』を原作とした木村恵吾監督による日本の長篇劇映画である。
この映画で初代春団治に注目が集まったことが、当時の2代目桂福團治に3代目桂春団治を襲名させる背景の一つになった[2]。また4代目桂福團治[3]や2代目桂春蝶[4]は、この映画がきっかけで噺家を志している。
スタッフ・作品データ
製作 : 滝村和男
企画 : 佐藤一郎
監督 : 木村恵吾
原作 : 長谷川幸延『桂春団治』
脚本 : 渋谷天外、木村恵吾
撮影 : 三村明
照明 : 入江進
色ごと師春団治
監督マキノ雅弘
脚本館直志
『色ごと師春団治』(いろごとしはるだんじ)は、1965年(昭和40年)東映製作・配給、長谷川幸延の小説『桂春団治』を原作とした藤山寛美主演・マキノ雅弘監督による日本の長篇劇映画である。
1965年4月に"東映喜劇路線"を打ち出した当時の岡田茂東映京都撮影所所長が[5]、その第一弾として本作を企画した[5]。第二弾が鈴木則文の監督のデビュー作『大阪ど根性物語 どえらい奴』[5]。