船司空県(せんしくう-けん)は、中国の前漢の時代に置かれた県である。京兆尹に属した。新代には船利県(せんりけん)といった[1]。
船司空は船をつかさどる官で、それが県名になった[2]。現在の陝西省潼関県の北[3]、首都長安のそばを流れる渭水が、黄河に流れ込むあたりにあったらしい。都を?陽に遷した後漢では置かれなかった。
脚注^ 『漢書』地理志第8上。ちくま学芸文庫『漢書』3、276頁。
^ 『漢書』地理志第8上への顔師古注。「 ⇒漢籍全文資料庫」。
^ ちくま学芸文庫『漢書』3、276頁、かっこ書きの注。
参考文献
班固『漢書』。小竹武夫訳注『漢書』3、筑摩書店(ちくま学芸文庫)、1998年。
中央研究院「 ⇒漢籍全文資料庫」、2017年5月閲覧。