この項目では、航空自衛隊の「幹部候補生学校」について説明しています。他自衛隊及びその他の「幹部候補生学校」については「幹部候補生学校」をご覧ください。
校門の看板
航空自衛隊幹部候補生学校(こうくうじえいたいかんぶこうほせいがっこう、JASDF Officer Candidate School)とは、航空自衛隊幹部を養成するための教育機関であり、初級幹部としての職務を遂行するに必要な共通的知識及び技能を修得させるための教育訓練を行う。旧陸軍や各国空軍の空軍士官学校に相当する。
航空自衛隊航空教育集団隷下であり、奈良県奈良市の奈良基地内にある。設置当初は防府基地(現在の防府南基地)に置かれ、1957年に現在地に移転している。
自衛隊奈良地方協力本部を除けば、奈良県にある唯一の自衛隊施設である。 官職名階級氏名補職発令日前職 歴代の航空自衛隊幹部候補生学校長
沿革
1955年(昭和30年)9月20日:防府基地において新編。
1956年(昭和31年)11月16日:防府から奈良へ移動(?翌年1月29日まで)
1957年(昭和32年)3月21日:奈良基地開庁式。
1989年(平成元年)3月16日:航空教育集団新編に伴い、同隷下に編入[1]。
組織編成奈良基地全景幹部候補生学校庁舎
総務課
教務課
教育部
業務部
庶務課
管理課
サイバー運用課
業務課
会計課
衛生課
学生隊
第1中隊
第2中隊
第3中隊
主要幹部
航空自衛隊幹部候補生学校長
兼 奈良基地司令空将補岡本秀史2023年12月22日航空安全管理隊司令
副校長1等空佐松浦明裕2022年10月21日第1航空団副司令
教育部長1等空佐中村慶一郎2023年05月13日防衛装備庁長官官房装備開発官付
航空開発調整官
業務部長1等空佐田中愛久2021年08月01日航空幕僚監部首席法務官付法務官
兼 防衛部防衛課
学生隊長1等空佐阿部尚武2022年01月20日北部航空方面隊司令部防衛部長
(特記ない限り空将補)
(1955年9月20日から1956年11月15日まで防府基地司令を兼補)
(1956年11月16日から奈良基地司令を兼補)代氏名在職期間出身校・期前職後職備考
01岩城邦廣1955年9月20日
1955年10月31日海兵59期第1航空教育隊長(本務)
兼 第2航空教育隊長兼務解除1等空佐
-橋島芳雄1955年11月1日
1956年3月15日陸士43期・
陸大51期幹部候補生学校教育部長として幹部候補生学校長心得
就任時2等空佐(1956年2月16日 1等空佐昇任)
02渡邊初彦1956年3月16日
1957年6月30日海兵58期航空幕僚監部所属
防衛研修所派遣勤務航空幕僚監部所属
防衛研修所所員1等空佐
03伊藤素衛1957年7月1日
1960年7月31日海兵59期航空幕僚監部人事部人事課長
→1956年8月1日 航空幕僚監部付航空自衛隊幹部学校勤務1等空佐
04橋康夫1960年8月1日
1961年7月14日東京帝国大学航空総隊司令部監理部長
兼 人事部長
→1961年7月1日 空将補昇任航空幕僚監部防衛部施設課長
05旗生 孝1961年7月15日
1963年7月31日陸士44期・
陸大53期第1航空教育隊長
→1962年7月1日 空将補昇任航空自衛隊第2補給処長
兼 岐阜基地司令
06北川政男1963年8月1日
1965年6月19日東京帝国大学航空自衛隊第3術科学校長
兼 芦屋基地司令航空幕僚監部付
→1965年6月30日 退職(空将昇任)
07緒方景俊1965年7月16日
1966年4月29日陸士46期・
陸大55期防衛研修所副所長統合幕僚会議事務局長
兼 統合幕僚学校長空将