航空ショー
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航空自衛隊 第11飛行隊ブルーインパルスによるアクロバット飛行民間アクロバットチームによる飛行

航空ショー(こうくうショー)は航空機をテーマにしたイベント。新型機の見本市(発表と商談)、広報活動などのために行われる。アトラクションとしてアクロバット(曲技飛行)も行われる場合が多く、一般人への公開も行われる。

観客への展示ではなく競技として飛行する曲技飛行の大会(エアレース)は含まれないが、レッドブル・エアレース・ワールドシリーズでは余興として開催国の軍や曲技飛行士、参加選手によるデモ飛行が行われる。
欧米

イギリスファーンボロー国際航空ショーフランスパリ航空ショーなどは商談目的のショーであり、開催中は商談中心のトレードデーと、一般公開されるパブリックデーに分かれており、出展機の数など規模が大きいことで世界的にも知られている。それ以外では各国の軍用飛行場や民間飛行場等で開催されることが多く、各種軍用機民間機の地上展示、あるいは展示飛行が行われ、年によっては軍の曲技飛行隊による飛行が行われる場合もある。

欧米で行われる航空ショーには、軍の広報活動を目的としたショーの他、上記の様に航空機の販売や宣伝を目的とした見本市としてのショーもあり、その様なショーにおいては航空機の展示の他、各国の航空機メーカーによる説明会や展示ブース等も多数設けられており、メーカーによる顧客(民間企業から軍まで様々)への盛んな製品紹介・販促活動が行われる。その一方で、毎年アメリカ合衆国ウィスコンシン州オシュコシュで開催されるEAAエアベンチャーのように、ホームビルト機を披露しあう(軍も毎年ゲスト参加している)を代表とする民間イベントも多数実施されている。
日本SUPER GTでデモ飛行を行う室屋義秀のEA-300SC(2017年)日本初の民間飛行機による航空ショー。大正3年(1914)6月13、14日阪神鳴尾競馬場にて。帝国飛行協会主催

日本の場合は航空自衛隊による航空祭が全国各地の基地で毎年行われ自衛隊機の他、開催基地によってはアメリカ軍機の展示やアクロバット展示飛行チームブルーインパルスによる曲技飛行も行われる。また、海上自衛隊陸上自衛隊在日米軍の航空機を運用する基地・駐屯地等においても同様の基地祭を行っている。

日本では、自衛隊で開催される基地祭など自衛隊に対する広報目的で行われるものが多数を占めるが、航空関連団体主催のものや、国土交通省が提唱する空の日(9月20日)関連の行事など、民間航空ショーの開催も増えつつある。近年では室屋義秀などの曲技飛行士が航空祭だけでなく、様々なイベントでフライトを行っている。
主な航空ショー
南北アメリカ

アメリカ合衆国ブルーエンジェルスによるアクロバット飛行

南部連邦空軍エアショー (テキサス州)

デイトン国際エアショー (オハイオ州)

ミラマー・エアショー (カリフォルニア州)

オシコシEAA国際フライ・イン大会 (ウィスコンシン州)

リノ・エアレース (ネヴァダ州)

カナダ

カナダ国際エアショー (オンタリオ州)

アボッツフォード国際エアショー (ブリティッシュコロンビア州)

ヨーロッパ

イギリス

ロイヤル・インターナショナル・エアタトゥー(英語版) (「王立国際軍楽祭」の意味。グロスターシャー州)

ビギンヒル国際エアショー (ケント州)

バトル・オブ・ブリデン記念エアショー (ケント)

ファーンボロー国際航空ショー (ハンプシャー州)

フライング・レジェンド・エアショー (ケンブリッジシャー州ケンブリッジ)

シャトルワース・エアショー (ベッドフォードシャー州ベッドフォード)

フランス2007年パリ国際エアショー


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