独立行政法人航海訓練所(こうかいくんれんじょ、英称:National Institute For Sea Training[1])は、かつて存在した国土交通省所管の独立行政法人。
商船に関する学部学科の学生・生徒等に対し航海訓練を行うことにより、船舶の運航に関する知識及び技能を習得させることを目的とする訓練所。2016年(平成28年)4月に海技教育機構に吸収合併され、同機構航海訓練部となった。目次 〒231-0003 神奈川県横浜市中区北仲通5-57 横浜第2合同庁舎
1 本部所在地
2 沿革
3 訓練対象となる学校
4 練習船
4.1 過去の練習船
5 脚注
6 外部リンク
本部所在地
沿革
1943年4月 - 逓信省海務院に航海訓練所を設置。1942年12月まで文部省所管だった商船学校と高等商船学校の練習船(日本丸、海王丸、大成丸、進徳丸)が1943年1月より逓信省所管となっており、これらを運航するようになる。
1945年5月 - 運輸省の所管となる。
2001年1月 - 省庁再編により、国土交通省の所管となる。
2001年4月 - 独立行政法人航海訓練所となる。
2016年4月 - 独立行政法人海技教育機構に吸収合併され、同機構航海訓練部となる。
訓練対象となる学校
東京海洋大学海洋工学部
神戸大学海事科学部
商船高等専門学校
大島商船高等専門学校
広島商船高等専門学校
弓削商船高等専門学校
鳥羽商船高等専門学校
富山高等専門学校(旧:富山商船高等専門学校)
独立行政法人海技教育機構
海技大学校
国立清水海上技術短期大学校 (静岡市清水区)
国立波方海上技術短期大学校 (愛媛県今治市)
国立宮古海上技術短期大学校 (岩手県宮古市)
国立小樽海上技術学校 (北海道小樽市)
国立館山海上技術学校 (千葉県館山市)
国立唐津海上技術学校 (佐賀県唐津市)
国立口之津海上技術学校 (長崎県南島原市)
練習船
日本丸(帆船)
海王丸(帆船)海王丸では一般の人々を対象に乗船研修として、乗船研修や海洋教室を行っている。
銀河丸(ディーゼル船)
青雲丸(ディーゼル船)
大成丸 (4代)(ディーゼル船)
過去の練習船
大成丸 (初代) - 帆船
大成丸 (2代) - 蒸気タービン船。日本郵船の貨客船「小樽丸」を改装。
大成丸 (3代) - 蒸気タービン船。
銀河丸 (初代) - 蒸気タービン船。日本郵船の貨客船「雲仙丸」を改装。
銀河丸 (2代) - ディーゼル船。引退後、海王丸座礁事故の際に「銀河II」として一時復帰。
青雲丸 (初代)
脚注^ “ ⇒独立行政法人航海訓練所”. 独立行政法人航海訓練所. 2015年9月14日閲覧。
外部リンク
⇒航海訓練所