舟歌(ふなうた、フランス語: Barcarolle)は、近代フランスの作曲家ガブリエル・フォーレ(1845年 - 1924年)が作曲したピアノ曲。全13曲。
目次
1 舟歌とフォーレ
2 作風の変遷
2.1 第一期
2.2 第二期
2.3 第三期
3 各曲について
3.1 第1番 イ短調 作品26
3.2 第2番 ト長調 作品41
3.3 第3番 変ト長調 作品42
3.4 第4番 変イ長調 作品44
3.5 第5番 嬰ヘ短調 作品66
3.6 第6番 変ホ長調 作品70
3.7 第7番 ニ短調 作品90
3.8 第8番 変ニ長調 作品96
3.9 第9番 イ短調 作品101
3.10 第10番 イ短調 作品104/2
3.11 第11番 ト短調 作品105
3.12 第12番 変ホ長調 作品106bis
3.13 第13番 ハ長調 作品116
4 関連項目
5 脚注
6 参考文献
舟歌とフォーレ ピアノを弾くガブリエル・フォーレ
舟歌とはヴェネツィアのゴンドラ漕ぎの歌に由来する声楽曲または器楽曲で、ピアノ曲では夜想曲や幻想曲、即興曲と並ぶ標題のひとつとなっている[1]。多くは6/8拍子や12/8拍子の複合拍子をとり、優しくゆったりとしたリズムの上にメロディーを乗せ、河や海を漕ぎゆく舟と揺れ動く波の雰囲気を表わす[1]。声楽曲ではシューベルトの歌曲が有名であり[1]、ウェーバーやロッシーニ、オッフェンバックらのオペラ作品にも舟歌の様式を持つ音楽が用いられた[2]。器楽曲では、ショパン、メンデルスゾーン、チャイコフスキー、ラフマニノフらのピアノ作品がある[1]。