舟山康江
[Wikipedia|▼Menu]

日本政治家舟山 康江ふなやま やすえ
東北中央自動車道泉田道路開通式にて
(2022年11月20日)
生年月日 (1966-05-26) 1966年5月26日(58歳)
出生地 日本 埼玉県越谷市
出身校北海道大学農学部農業経済学科卒業
前職国家公務員農林水産省
所属政党(民主党→)
みどりの風→)
無所属[注 1]→)
国民民主党
称号農学士(北海道大学・1990年
公式サイト ⇒舟山やすえオフィシャルサイト
参議院議員
選挙区山形県選挙区
当選回数3回
在任期間2007年7月29日 - 2013年7月28日
2016年7月26日 - 現職
その他の職歴
第2代 国民民主党参議院議員会長
代表:玉木雄一郎
2022年8月3日[1] - 現職)
国民民主党筆頭副代表
代表:玉木雄一郎
2021年12月21日[2] - 2022年8月3日)
初代 国民民主党政務調査会長
代表:玉木雄一郎
2020年9月15日[3] - 2021年12月21日[2]
テンプレートを表示

舟山 康江(ふなやま やすえ、1966年5月26日 - )は、日本政治家農林官僚国民民主党所属の参議院議員(3期)、国民民主党参議院議員会長・両院議員総会長。

農林水産大臣政務官鳩山由紀夫内閣菅直人内閣)、国民民主党政務調査会長、旧国民民主党参議院国会対策委員長[注 2]みどりの風共同代表、同政策調査会長民主党幹事長参議院消費者問題に関する特別委員長などを歴任した。
来歴2009年11月4日、アルゼンチン外務大臣首席補佐官アルバート・ダロットと会談する舟山

1966年埼玉県越谷市生まれ。旧姓は別府[4]。1985年3月、埼玉県立浦和第一女子高等学校卒業。1年浪人したのち北海道大学に入学。学生時代は勉学より合気道に打ち込んだという[5]。1990年3月、同大学農学部農業経済学科卒業。同年4月、農林水産省に入省[6]

2000年3月、農林水産省を退官。同年4月、大学受験予備校で知り合って以来交流の続いていた友人と結婚[5][7]。夫の実家である山形県小国町に転居し[8]、小国ガスエネルギー株式会社専務に就任する[9]

2004年1月、連合山形、民主党社民党は、同年7月の第20回参議院議員通常選挙に向けて政治センターを立ち上げ、前年の総選挙山形3区で落選した元衆議院議員の斉藤淳を統一候補として擁立しようとした。しかし斉藤は不出馬を表明し、民主党は候補を探し出せない状態が続いた。しびれを切らした社民党は木村正弘を擁立[10]。民主党衆議院議員の篠原孝(現在は立憲民主党所属)は農林水産省時代の部下であった舟山に声をかけ、民主党県連は2004年4月19日に常任幹事会を開き、舟山の擁立を決定した[11]。同年7月の参院選で243,672票を獲得したが、自由民主党岸宏一に敗れ落選した。農林水産大臣政務官就任に際して公表された肖像写真

2007年第21回参議院議員通常選挙に再び山形県選挙区から民主党公認で出馬。371,071票を獲得し、初当選した[12]2009年鳩山由紀夫内閣農林水産大臣政務官に任命され、菅直人内閣まで務める[9]2010年10月21日には、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に反対する「TPPに関する緊急勉強会」の発起人の一人として会合に参加した[13]

2011年8月26日、菅直人首相が民主党代表辞任を正式に表明[14]。菅の辞任に伴う代表選挙(8月29日投開票)では鹿野道彦の推薦人に名を連ねた[15][16]2009年11月17日、皇太子徳仁親王(右奥)臨席の下で優良担い手表彰・発表事業表彰式に出席し賞状を授与される舟山

2012年7月17日、民主党に離党届を提出[17][18][19][20](7月24日付で受理[21][22])。同日、同様に民主党を離党した谷岡郁子行田邦子及び国民新党を離党した亀井亜紀子、舟山の4人で「原発ゼロ社会」「反TPP」「本当の意味での一体改革」「国会改革」を掲げる新会派みどりの風」を結成した[23]2012年11月15日、民主党を離党した衆議院議員・山崎誠の入会により、みどりの風は政治資金規正法上の政党になったため、みどりの風共同代表に就任した(谷岡、行田、舟山、亀井の4人による共同代表制)。

2013年1月28日、共同代表制の廃止により、みどりの風政調会長に就任[24]。同年7月、第23回参議院議員通常選挙に再選を目指して山形県選挙区から出馬[25]。252,040票を獲得したが、自民党新人の大沼瑞穂に2万票余りの差で敗れ落選した[26]。落選後、山形県小国町でJA婦人部として地域農業の現場から活動を再開。2014年に一般社団法人置賜自給圏機構の設立に関わり常務理事を務めている[27]

2015年12月12日、第24回参議院議員通常選挙無所属で出馬することを表明[28]。当初は野党統一候補として民主党・日本共産党社会民主党の推薦を得る予定だった[29]が、共産党が前面に出ることを避けたい民主党・社民党・連合山形との調整が付かず、共産党が推薦を断念した[30][31]。公示直前の2016年6月19日には、西谷修SEALDsメンバーで構成された「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」との間で、平和安全法制の廃止などを掲げる政策協定を締結した[32]。7月10日の投開票で自民党候補を破り3年ぶりに返り咲きを果たし、2期目の当選[33]。当選後無所属のまま会派「民進党・新緑風会」に入会し、国会対策委員長代理と予算委員会次席理事に就任した[34][35]。一方で翌年2017年に行われた第48回衆議院議員総選挙で全選挙区の野党候補が比例復活もできず落選したため舟山は衆議院・参議院合わせて唯一の山形県選出の野党議員になった[36]

2018年5月7日、国民民主党結党に伴い所属会派も「国民民主党・新緑風会」に改称、舟山は党籍を持たない無所属議員ながら同会派の参議院国対委員長に就任した[37]

2020年9月3日、山形新聞の取材に対し、立憲民主党と国民民主党が解党して設立する合流新党に参加しないことを明らかにした。玉木雄一郎らの「分党」に参加するか、無所属のままでいるかについては明言せず、「状況を見ながらじっくり考えて決断していきたい」と述べた[38]。9月12日には、玉木らの新「国民民主党」に参加する意向を明らかにした[39]。9月15日に新「国民民主党」の設立大会が開かれ、党政務調査会長に就任した[40]。2021年12月21日、党の新役員人事で筆頭副代表に就任した[41]

2022年2月には所属する国民民主党が与党に同調して2022年度予算案に賛成。これを受け自民党執行部は野党共闘の分断を狙い、同年の第26回参議院議員通常選挙山形県選挙区への候補擁立見送りと舟山への推薦を一時検討した[42][43]。しかし執行部の擁立見送り案に対し、自民党県連や参院自民党は反発。同年5月に自民党が独自で行った情勢調査では、自民候補が未定ながら舟山と互角に戦えるとの結果が出たため、主戦論が急浮上し、最終的に候補者を擁立するに至った[44]

また、舟山が予算案に賛成したことから共産党が候補者を擁立し、野党共闘は崩壊した。立憲民主党連合山形の一部からも舟山の「与党化」を警戒する声が上がったが、無所属の芳賀道也参議院議員が調整役として立憲支持層の引き留めに走り、舟山は吉村美栄子知事からも支援を受けた[45]。7月10日の投開票の結果、舟山が自民党の新人を約2万7千票差で振り切り3選[46]。8月3日、国民民主党の参議院議員会長に就任[47]
政策・主張
憲法

憲法改正について、2016年の朝日新聞社のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[48]。同年の毎日新聞社のアンケートで、選択肢以外の回答をした[49]。2022年のNHK、毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[50][51]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:76 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef