舟を編む
[Wikipedia|▼Menu]

舟を編む
ジャンル
辞書青春
小説
著者三浦しをん
イラスト雲田はるこ
出版社光文社
掲載誌CLASSY.
レーベル光文社
光文社文庫
発売日2011年9月16日
連載期間2009年11月号 - 2011年7月号
巻数全1巻
映画
原作三浦しをん
監督石井裕也
脚本渡辺謙作
音楽渡邊崇
制作リトルモア
フィルムメイカーズ
製作「舟を編む」製作委員会
配給松竹アスミック・エース
封切日2013年4月13日
上映時間133分
アニメ
原作三浦しをん
監督黒柳トシマサ
シリーズ構成佐藤卓哉
キャラクターデザイン青山浩行
音楽池頼広
アニメーション制作ZEXCS
製作玄武書房辞書編集部
放送局フジテレビ
放送期間2016年10月14日 - 12月23日
話数全11話
ドラマ:舟を編む
?私、辞書つくります?
原作三浦しをん
脚本蛭田直美
演出塚本連平麻生学
音楽Face 2 fAKE
放送局NHK BSNHK BSプレミアム4K
放送期間2024年2月18日 - 4月21日
話数全10話
テンプレート - ノート
プロジェクト映画アニメテレビドラマ
ポータル文学映画アニメテレビドラマ

『舟を編む』(ふねをあむ)は、三浦しをんによる日本小説。女性ファッション雑誌CLASSY.』に、2009年11月号から2011年7月号にかけて連載され、2011年9月16日に光文社より単行本が発売された[1]。雑誌連載時の挿絵や単行本の装画、文庫のカバー装画は、雲田はるこが担当。2012年、本屋大賞を受賞。

「玄武書房」に勤める馬締光也が、新しく刊行する辞書『大渡海』の編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられ、個性豊かな編纂者たちが辞書の世界に没頭していく姿を描いた作品。「辞書は言葉を渡る、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」という意味でこの書名が付いている。執筆にあたって、岩波書店および小学館の辞書編集部の取材を行っている。

2013年、石井裕也監督、松田龍平主演で映画化された。2016年10月から12月までテレビアニメが放送された[2]。2024年2月より、池田エライザ主演でテレビドラマ化され、NHK BSNHK BSプレミアム4Kで放送された[3]
あらすじ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2016年10月)(使い方

出版社・玄武書房では中型国語辞典『大渡海』の刊行計画を進めていた。営業部員の馬締光也は、定年を間近に控えて後継者を探していた辞書編集部のベテラン編集者・荒木に引き抜かれ、辞書編集部に異動することになる。社内で「金食い虫」と呼ばれる辞書編集部であったが、馬締は言葉への強い執着心と持ち前の粘り強さを生かして、辞書づくりに才能を発揮してゆく。

作中では『大渡海』の刊行へ向けて編纂が開始される時代と、それから13年以上が経過した時代(映画版では12年後)が舞台であり、実質的に2部構成である。
登場人物

担当俳優は実写映画版(2013年版)/ドラマ版(2024年版)の順に掲載
馬締 光也(まじめ みつや)
演 -
松田龍平(実写映画版)/ /声 - 櫻井孝宏主人公。玄武書房辞書編集部員。27歳。大学院言語学専攻したのち入社して3年目。入社当初は第一営業部に配属されるが、皮肉が通じず他人の言うことを額面通りに受け取るなど、対人コミュニケーション能力の低さから厄介者扱いを受けていた。しかし言語学専攻のキャリアと言語感覚の鋭敏さを荒木に認められて辞書編集部にヘッドハンティングされ、辞書作りに没頭していく。「早雲荘」という下宿に学生時代から住み続けている。早雲荘では、窓を開けると「トラさん」というトラ猫が挨拶にやって来る。馬締は自室の壁面を全て書棚で覆うのみならず、早雲荘の1階にある部屋を自らの蔵書で埋め尽くしている。13年後は主任に昇進し、『大渡海』の編纂を取り仕切る責任者となっている。なお、「馬締」姓は実在する苗字であり、全国に10世帯ほど存在する。作中では「両親は和歌山出身」と語っている。
林 香具矢(はやし かぐや)
演 - 宮アあおい(実写映画版)//声 - 坂本真綾馬締が暮らす下宿「早雲荘」の大家、タケの孫娘。馬締が辞書編集部に抜擢された頃、早雲荘に引っ越してきた。湯島の『梅の実』という店で、板前の見習いをしている。板前の修業のためにかつて交際相手と別れた経験を持つ。馬締のよき理解者であり、その後結婚する。13年後は自らの小料理屋を開店している。
荒木 公平(あらき こうへい)
演 - 小林薫(実写映画版) / 声 - 金尾哲夫玄武書房辞書編集部のベテラン。入社して以来辞書一筋であり、その能力は監修担当の松本から高く評価されている。定年退職後は嘱託として『大渡海』に携わっている。
西岡 正志(にしおか まさし)
演 - オダギリジョー(実写映画版) / 声 - 神谷浩史玄武書房辞書編集部員。27歳。入社5年目。当初は言葉や辞書に対する関心は低かったが、馬締の影響を受け次第に辞書作りに愛着を持ち始める。『大渡海』出版にこぎつけるため、派手に動き、宣伝広告部に異動となる。大学時代からの腐れ縁である麗美とセックスフレンドのような関係を続けていたが、のちに純粋な恋愛関係となり結婚する。映画版では職場恋愛という設定に変更されている。軽薄でチャラい現代風の若者であるが、社交的で対人折衝能力が非常に高く、馬締とは違った方向性で有能な人材である。13年後も宣伝広告部に在籍しており、四人の子宝に恵まれ子煩悩な父親となっている。『大渡海』のプロモーションで活躍を見せる。
佐々木 薫(ささき かおる)
演 - 伊佐山ひろ子 (実写映画版)/ 声 - 榊原良子玄武書房辞書編集部の契約社員。辞書編集部の事務作業を一手に引き受ける中年女性。黙々と着実に仕事をこなす。
タケ
演 - 渡辺美佐子(実写映画版) / 声 - 谷育子馬締の暮らす下宿「早雲荘」の大家であるおばあさん。香具矢の祖母。トラさんというを飼っている。何かと馬締を気にかけてくれる優しい人物。13年後は既に故人となっており、「早雲荘」は当時馬締と結婚した香具矢が住居として譲り受けた。
岸辺 みどり(きしべ みどり)
演 - 黒木華 (実写映画版)/ 声 - 日笠陽子玄武書房辞書編集部員。作中13年後に登場する。女性ファッション誌から配属されてきた、入社3年目の女性編集者。アニメでは8話から登場。当初は馬締の独特のキャラクターに圧倒されるも、のちに辞書作りに情熱を持ち始めるようになる。
宮本 慎一郎(みやもと しんいちろう)
演 - 宇野祥平(実写映画版) / 声 - 浅沼晋太郎あけぼの製紙の営業部員。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:192 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef