與喜天満神社
本殿
所在地奈良県桜井市初瀬14
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度32分05.9秒 東経135度54分41.6秒 / 北緯34.534972度 東経135.911556度 / 34.534972; 135.911556 (與喜天満神社)
與喜天満神社(よきてんまんじんじゃ)は、奈良県桜井市初瀬にある神社。旧社格は郷社。 神社の所在地にある初瀬は、道真の先祖にあたる野見宿禰の出身地とされており、次いで土師氏となり、菅原氏にとってゆかりある土地であったとされている[1]。『長谷寺験記
祭神
主祭神
菅原道真(すがわら の みちざね)
配祀神
天照大神(あまてらすおおかみ)
大倉姫神(おおくらひめのかみ)
歴史
摂末社
瀧蔵権現社 (祭神:速玉命、伊弉諾尊、伊弉冉尊)
白太夫社(祭神:度会春彦)
櫻葉社 (祭神:伊予親王)
八王子社 (祭神:天照大神、素戔鳴尊)
文化財
重要文化財
木造天神坐像
衣冠束帯姿に「怒り天神」とも呼ばれる引き締めたような表情をした寄木造の坐像であり、像内に「正元元年」(1259年)の銘があることから、現存する国内最古の天神像の彫刻とされている[2]。像の頭部内に十一面観音鏡像(鏡面に十一面観音像を刻んだ銅鏡)を納めており、天神の本地が十一面観音であることを示している[3]。かつては本殿にて人目に触れぬよう祀られていたが、現在は奈良国立博物館に寄託されている[2]。
その他(参考画像)白糸威鎧(長谷寺所蔵、東京国立博物館にて展示)。当初は與喜天満神社に伝来した。
長谷寺が所蔵する重要文化財の甲冑5点(白糸威鎧(大袖付)・赤糸威鎧(大袖付)・鷹羽威鎧(大袖付)・三目札鎧・藍韋威肩赤大袖)は、かつては同寺の鎮守社であった與喜天満神社に伝来しており、1560年(永禄3年)に北畠教謙が廊坊宗賢へ、松永久秀との合戦における戦功を賞して自分の鎧を与えたものを1592年(天正20年)に同社へ奉納したとされる[4][5][6][7][8]。
現地情報
交通アクセス
最寄駅:近鉄大阪線長谷寺駅下車後、徒歩約25分
脚注
出典[脚注の使い方]^ a b 與喜天満神社(桜井市 初瀬) - 一般社団法人 桜井市観光協会2019年4月23日 閲覧
^ a b 重文、新たに2件 - 弥勒仏坐像(弥勒寺)、天神坐像(與喜天満) - 奈良新聞2019年4月23日 閲覧
^ 文化庁文化財部「新指定の文化財」『月刊文化財』585号、p.17、第一法規、2012
^ 白糸威鎧〈大袖付/〉 - 国指定文化財等データベース(文化庁)、2019年12月1日閲覧。
^ 赤糸威鎧〈大袖付/〉 - 国指定文化財等データベース(文化庁)、2019年12月1日閲覧。
^ 鷹羽威鎧〈大袖付/〉 - 国指定文化財等データベース(文化庁)、2019年12月1日閲覧。
^ 三目札鎧 - 国指定文化財等データベース(文化庁)、2019年12月1日閲覧。